【金魚の舞】
金魚の舞を見に来たのは二度目だ。
日本橋に生命の美しさをテーマにした「アートアクアリウム美術館」が誕生した。
世界各国で展示され誕生以来14年、1000万人以上の人が見たそうだ。
美術館に入ると、壁面にしつらえられた水槽に金魚が優雅に泳いで迎えてくれた。
耀きの中で舞う金魚たち・・・眩しくないのだろか?
一日中舞いっぱなしで・・・お嬢さん方いつ寝るの?
生身の演者が目の前で舞う…疲れないのかな?
こんな狭いところで一日中舞っているお嬢さん方・・・休む間がないね!
光が青になったり、黄色になったり・・・おかしくならないの?
生命の宿る美術館が開館されたと新聞やニュースで聞き、興味を
そそられ出掛けてみた。コロナ禍で来場者はポツリポツリだった。
常設館となり多くの来場者を期待していたのだろうが、気の毒だ。
江戸時代から続く金魚文化、美しいがどこか儚い金魚たち、趣向を
凝らした演出に一所懸命に舞う姿が美意識を擽ってくれた。