【佐原の大祭】東日本大震災後の春祭り
最近の祭りの写真は古いものばかりだ!とお叱りを受けました。
コロナ禍で今年は各地の祭りが中止になっております。
また自粛生活を余儀なくされており何処にも出かけられません。
そんな折今まで見た祭りの写真を整理してアルバムに編集しようと
思い立ちました。同時に折角だから、ブログにUPして見ようと
「祭りアルバム」として更新を続けております。
コロナ禍が収束した後、元気を取り戻した祭りを見たいと思っている
のは皆一緒です、暫く御辛抱ください。
東日本大震災は、千葉県東部に位置する佐原にも甚大な
被害をもたらしました。古い町並みには青いシートが覆われ
修復を待っておりました。
ユネスコ無形文化遺産に登録されている、全国33の「山・鉾・
屋台行事」の内、国の重要伝統的建造物保存地区の古い街並みの
中で繰り広げられる祭りは「佐原の山車行事」と埼玉県の「川越
氷川祭の山車行事」だけである。
「佐原の大祭」は7月の本宿祇園祭と10月の新宿秋祭りの
総称である。市街地を流れる小野川を挟み東側を本宿(ほんじゅく)
西側を新宿(しんじゅく)と呼び、夏・秋それぞれ別々に祭りが
行われる。
八坂神社の祇園祭では、日本三大囃子「佐原囃子」の調べに乗って
総勢10台の山車が曳き回される。
山車の前では手古舞の流れをくむ手踊りが披露される。
哀愁ただよう「佐原囃子」
江戸優りのうたい文句そのままの音色を響かせ街中を進む。
町内で藁を用いて制作したユニークな、八日市場地区の「鯉」
山車には、江戸・明治期の人形師によって製作された日本最大級
の大人形と関東彫りの豪華な彫刻が飾り付けられている。
佐原の美人さん
楽しむ子供たち
佐原は近世以降、利根川舟運により川岸として発展してきた。
佐原に2年間仕事の関係で住んでいた。ご懇意にしていたお客さんや、
友人、知人、同僚も多く地震被害も心配だったが、大事なく安心した。
その年、夏祭りを見に来いと誘われ出掛けたのが9年前である。
街並みはかなり傷ついていたが、懸命に修復始まっていた。青いシートで
覆われている商店を見るのは一寸悲しかった。
翌年も祭りを見に出かけた、その後何度も足を運んだが年ごとに街並みが
整ってきた。今ではTVや雑誌などに多く取り上げられ人気のスポットに
なってきた。元気な佐原を見る機会が増え陰ながら嬉しく思っている。