【桜あちこち】
故郷沼津に帰り墓参りを済ませ、妹と美味しいウナギを食べてから、沼津御用邸
に寄り邸内を見物し、お茶を飲みながらゆったりとした時間を過ごした。
夕食用にと、回転寿司屋でマグロをたっぷり入れた寿司をテイクアウトして、
泊まり先の伊豆高原に向かった。翌朝霧雨が降り一寸心配したが雨にはならず、
桜咲く伊豆の山間を下って、伊東の大室山の麓で満開の桜を見てきた。
お椀を被せたような大室山は、まだ冬の色だった。
ここは伊豆半島の桜の名所で早くから、大勢の家族連れや二人連れが山裾の
公園内を元気よく、楽しそうに見歩いていた。
公園内の桜の主役である「紅枝垂れ桜」が入口正面にどかーっと立っていた。
全天球カメラ撮ったもの、今一迫力がない写真だ。
沼津御用邸のソメイヨシノが満開で迎えてくれた。
今の上皇が幼少のころ、御用邸の近くにある学習院遊泳場でよく泳がれていた。
また、船に乗り狩野川を上り進み、沼津の夏祭りの花火大会を見物されていた。
船上から手を振って居られたお姿が今でも記憶に残っている。
邸内には花桃が紅白に咲き競っていた、この辺りは桃郷(とうごう)と呼ばれた
地域で、昔は桃の里だったんだろう、今では桃の姿は見当たらない。