【桜いろいろ】
三春滝桜で無念の涙をのんだ、桜好きの私が無念を晴らすべく
今まで見てきた各地の美しい桜たちを、思い出しながらUPしてみた。
私が特に好きなのは、長い年月風雪に耐えぬいてきた孤高の一本桜たち
である。
社寺仏閣に毅然として立つ桜を見ていると、時の経つのを忘れさせる。
樹齢1800年とも2000年ともいわれる「山高神代桜」
「岐阜県根尾谷の淡墨桜」「福島県三春の滝桜」と並ぶ日本三大桜だ。
以前は切り株にトタンを被せ、屋根で覆って桜の古樹を守ってきた、
見るも哀れな老木だったが、大々的な補修作業により見事な姿を
再び見せてくれた。
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見ていると、力が湧き、励まされてくる名桜だ!
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「淡墨桜」気品ある姿が人を魅了する。
蕾の時はピンクに、満開時には白色に、散り際が淡い墨色に変わる事から
この名が付いている。「淡墨桜」と言うと、作家宇野千代が頭に浮かぶ。
伊勢湾台風で傷ついた桜の保護を呼びかけ、お蔭で現在見事に復活している。
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福井県若狭小浜の名刹「明通寺」
人里離れた山懐にある明通寺、山門を覆うように見事な桜が咲いていた。
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お水送りの寺「若狭神宮寺」
スタジイの大木の根元近くに、今もこんこんと湧く「閼伽井戸」がある。
この井戸から荒行を積んだ僧侶たちが加持祈祷して香水を汲み上げ、鵜の瀬まで
運び奈良東大寺へ香水を流す神事が「お水送り」だ。
神宮寺山門に通じる北参道は桜並木が迎えてくれる。
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奇岩遊仙境の岩肌、岩山が本尊である加賀の名刹「那谷寺」
苔に覆われた桜の古木が気候の激しさを伝えている。
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能登の名刹「妙成寺」加賀三代藩主前田利常の母寿福院の菩提寺だ。
この寺には10棟の国重要文化財がある。
その一つ「三光堂」脇に咲く桜が、すづやかだった。
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近江八幡日牟礼神社門前にあるお菓子の老舗「たねや」の前に咲く桜。
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山梨県韮崎市にある「王仁塚(わにつか)」の一本桜。
こんもりと盛り上がった塚の上に毅然とした姿を見せる、後方には残雪の八ヶ岳
連峰の雄姿が見える。
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彦根城内で、近くにいた地元のお母さんが ”桜の絨毯を見られるのは幸運だよ”
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高遠のサクラに多くの人が訪れるが、高遠の一寸先にある勝間に見事な枝垂れ桜
が咲いている。遠くに見えるピンクの帯が高遠のサクラだ。
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高遠の桜越しに、中央アルプスの白い屋根が鮮やかに見える。
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飛騨一宮の「臥龍桜」樹齢1100年
四本の支幹が東西20、南北29メートルに張り出す。特に南に伸びる幹は
龍が地を這い立ち上がる姿に似ていることから「臥龍」の名がついた。
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山梨塩山・慈雲寺の枝垂れ桜。
慈雲寺の前は桃畑が拡がる、桜と桃の花が重なる年もある。見事な花の競演を
見ることができる。
慈雲寺は樋口一葉の両親がこの地の人で、寺子屋に通っていた。
寺には樋口一葉の句碑があり、碑文を幸田露伴が書いている。
覆い被さるような枝垂れ桜は樹齢300年以上、見事な咲きっぷりだ。
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