私の広場~写真大好き

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目標はユネスコ無形遺産に登録された全国33件の
山車祭りを見歩くことです。

【御柱祭】上社山出し編

2016-04-10 12:18:01 | お祭り

【御柱祭】上社・山出し編

今年の御柱祭を見逃したら、7年後はどうなっているのか判らない。

何としても行こうと決意し行ってまいりました。

「御柱祭」は毎回100万人を超える人出と聞いていたけれど、同じ

半纏を着た団体客が町中を行き来していた。

「木落し」の有料観覧席は満杯!殆どが有料観覧席で旅行業者の

稼ぎ場だ!お金を払わない人は遠くからの見物となる。

木落しを正面から見るのは苦難の技と予想をしていたので、御柱

街道を進む氏子衆と一緒に歩いた。

各地区の氏子の皆さんは、朝5時くらいから雪残る八ヶ岳の麓にある

御柱曳きだしのところ「綱置場」まで10数㎞歩き、神事を済ませた後

木遣りの合図で曳き出しが始まる。疲れも知らずに重さ10トン以上も

ある御柱を、300mにおよぶ長さの引綱で、各地区の旗を先頭に威勢

よく進んで行く。

 

雪残る八ヶ岳を背に、各地区の旗が振られながら御柱街道を進んで行く。

上社の御柱には「めどでこ」というV字型の2本の柱が刺さっている。

この「めどでこ」に寄りつくのが若者の憧れだ!

「めどでこ」に跨った若衆が、赤と黄色の「おんべ」を振りながら、「めどでこ」

が左右に揺られ御柱は曳かれて行く。

甲高く澄みとおった”木遣り”の声が御柱の曳行に力を与えている、

この人の”木遣り”はほれぼれする程の、良い声だった。

子供たちの”木遣り”も大人に負けない元気な声を響かせていた。

喇叭隊の子供たち、訓練の成果が出ていたよ、威勢が良かったよ~

(奥山のモミの大木)御柱のこの太さは物凄い!ここから木落し坂を下り、

宮川の「川越し」のあと、山出しの終点である御柱屋敷に向かう。

いよいよ木落し坂の頂きに立った御柱、~サア~これから落ちてくぞ~

落ちる瞬間!「めどでこ」に必死にしがみつく若い衆!

マイクを持ったリーダーの合図で、ピンと張られていた引綱が切って落と

された!みんな必死の形相だ!!

 

御柱街道の彼方此方にある「振る舞い酒処」つまみも付いて美味しかったよ!

”祭りが楽しくって仕方ない”良い顔しているな~お父さんたち!

 

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3 コメント

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凄いでしょう! (久米さん)
2016-04-13 21:24:40
毎度毎度のコメント有難うございます。
あまりに有名になったため、観光客が多く、それを目当てに旅行業者がワンさと客を集めるため、見やすいところは
高額の有料観光客で占められ、貧乏人にはチョイとご迷惑なことです。
御柱は一休みして5月には”里曳き”が行われ、御柱が春宮と秋宮でそれぞれ”建御柱”が行われます。
5月にも行く予定でおります。お楽しみに!
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Unknown (久米)
2016-04-13 16:38:58
数年前に諏訪湖に旅行に行った時とても静かな
諏訪大社を訪れました。木落しの祭が7年毎に凄いエネルギーの塊と人々の様々な人生を造る同じ場所とは
想像ができません。まったく驚きです。このブログも。




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ド迫力のお祭り (元札幌の育爺)
2016-04-10 22:45:54
遂に御柱祭に行かれましたかぁ昔、長野出身の方に聴きましたが、凄い迫力だとか。写真から人々の熱気と気合が伝わってきますね(撮った方の腕前でしょう)山奥に入って御柱にする木を探すのも、昨今はとても苦労するとか。日本人の信仰に対する清らかな心が、いつまでも続くといいですね。
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