私の広場~写真大好き

相変わらず好奇心は旺盛です。
目標はユネスコ無形遺産に登録された全国33件の
山車祭りを見歩くことです。

【佐原の大祭】秋祭り

2016-10-10 22:07:30 | お祭り

【佐原の大祭】秋祭り

佐原の大祭は、7月の夏祭りと10月の秋祭りの年2回行われる。

町の中心を流れる小野川を挟んで東側の本宿・八坂神社の夏祭り

西側の新宿・諏訪神社の秋祭りが祭礼として行われる。

江戸時代すでに、「見物の群衆、人の山をなし」と言われるほどの

賑わいを見せていた。佐原の大祭は華麗な山車と哀愁を帯びた

佐原囃子が特徴である。平成16年には「佐原の山車行事」が

「佐原囃子」とともに国の重要無形民俗文化財に指定された。

(佐原大祭のパンフレットから抜粋)

また、佐原の大祭を含めて全国32の「山・鉾・山車行事」がユネスコ

の世界文化遺産に登録申請中である。

祭の最終日に一緒に働いた旧友達との会に出席かたがた出掛けた

が、午後3時ころまで雨が降り続き些か心が折れそうになった、やっと

雨も上がり帰りの電車までの3時間の待ち時間を使い、せわしない

祭り見物をしてきた。

「重要伝統的建造物保存地区」に指定されている古い町並みも、

東日本大震災で多くの商家がダメージを受けた、ほぼ復旧されて

きているが、未だ震災の爪痕は残っている。

この商家は江戸時代のものだ、もとは本屋さんだったが今は菓子屋

さんに変身しており驚いた。

秋祭りに繰り出される山車は14台、山車の上に乗る大人形は江戸後期

から昭和初期に、江戸・東京で活躍した人形師たちによって制作され、

現在ではこのような大木偶人形を作れる職人はいないと言われ、貴重な

文化遺産である。

行き交う山車と人。

各山車の前で踊る「手踊り」は佐原祭りの名物だ、リズムにのって若い人

たちが楽しく軽快に踊る。

「のの字廻し」重さ3~4トン、高さ7mにも及ぶ山車を、左前の車輪を軸と

して、筆の「の」の字を書くように数回転させるもので、豪快な曲曳きだ。

勇壮な「のの字廻し」は、祭りのクライマックスシーンである。

夕暮れになると各町内の山車に明りが灯り、人形の姿が浮き立ってくる。

佐原囃子の囃し手たち(下座連)の笛の音が哀愁を帯びてきた。

光を浴びて「小野道風」の人形がせりあがってきた。

 

 

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1 コメント

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佐原は元気だぁ (元札幌の育爺)
2016-10-14 11:20:24
今年も佐原の祭りを載せて頂き感謝です。佐原に何の縁もないのですが、昨年写真を見て強く印象に残ってました。あの大震災の爪痕が未だ残っているとか…早く回復することを祈るのみです。山車人形といいお囃子の衣装といい、歴史と地元の意気込みを感じさせ、私には「心に残る祭」の一つです。メジャーな神田祭や山王祭りとはチョット違って、「日本人の心のふるさと」「安らぎ」を抱かせる「お祭り」ですね。
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