●頭音法則(その6)人名,地名の場合
「頭音法則適用漢字」が人名に使われているときは「姓+名」と考えて,名前の最初の字には頭音法則を適用してもいいということになっている。たとえば「金龍植」さんの場合,김룡식でも김용식でもいい。
「宣銅烈」「姜貞龍」さんのように「頭音法則適用漢字(この場合は烈・龍)」が名前の2番目の字に使われている場合,正書法の原則からすると선동령,강정룡が正しい表記だが,頭音法則を適用するかどうかは本人任せなので,선동렬/선동열,강정룡/강정용どちらでもいい。
ただし地名の場合には,勝手に表記を変えることはできない。「東萊溫泉」は,동내온천ではなく동래온천と書く。
「릉(陵)」は,独立して使用するときには능と表記するが,それ以外は,왕릉(王陵) ,동구릉(東九陵),정릉(貞陵)のようにそのままの形で表記する。「江陵」も강능ではなく강릉と表記する。
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