来年のNHK大河ドラマ「平清盛」に,松田聖子さんが清盛の実父である白河法皇の寵愛を受ける祇園女御役で出演し、その後は、乙前(おとまえ)と名を変え歌舞音曲の名手になって、そのうわさを聞きつけた後白河天皇の強い誘いで、今様(※当時の流行歌)の師として京に戻り、清盛とも再会。清盛や後白河天皇の良き相談相手となるとの報道がありました。
ちょっと楽しみです(*^_^*)
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清盛は、はじめて武士として太政大臣に登りつめた平安時代末期の人物ですが、今日の午前は、大阪大学のK准教授による、平安時代中期に成立した源氏物語の勉強会でした。
毎回1帖を基本に、今回は「野分(のわき)巻」です。野分(今の台風)が襲来し、光源氏の長男の夕霧が、六条院という源氏の邸を見舞った際に、紫上をかいま見し、光源氏と玉鬘(たまかずら)の寄り添う姿を見たり、明石の姫君を見るなどの、垣間見が行われます。
知ったかぶりで説明しますと、平安貴族の姫君の住まいは几帳(きちょう)や御簾(みす)で厳重に間仕切りや目隠しがされていたため、姫君の容姿を見たり声を聴くことは、邸を訪れる公達たちには機会がないのが通常で、たまたま、野分で御簾が風で開いていたなどの偶然で、かいま見することができたとの設定です。
源氏物語の時代は、この垣間見が男女の恋愛のきっかけになっているようで、「若紫巻」では光源氏が紫上を、「若菜(上)巻」では柏木が女三の宮を、「橋姫巻」では薫が大君、中君をそれぞれ垣間見して恋愛が始まっています。
でも、野分の夕霧の垣間見では恋は生まれなかったようで、15歳の夕霧には垣間見たことへの恐ろしさがあったようです。
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現代では、垣間見というのはどこへやらで、むしろ恋人の前では愛らしく、可愛く、優しく、頼りがいあるらしく振る舞い、かいま見では全然違った一面におどろくことがあるという、逆転が起こっているのかもしれません。
デートの最中にさりげなく化粧を直したりは良いものですが、デートに出向く車中で一心不乱にアイラインを引いたりのメーキャップにいそしむというのは、周りの乗客は路傍の石なんでしょうか。
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ちょっと楽しみです(*^_^*)
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清盛は、はじめて武士として太政大臣に登りつめた平安時代末期の人物ですが、今日の午前は、大阪大学のK准教授による、平安時代中期に成立した源氏物語の勉強会でした。
毎回1帖を基本に、今回は「野分(のわき)巻」です。野分(今の台風)が襲来し、光源氏の長男の夕霧が、六条院という源氏の邸を見舞った際に、紫上をかいま見し、光源氏と玉鬘(たまかずら)の寄り添う姿を見たり、明石の姫君を見るなどの、垣間見が行われます。
知ったかぶりで説明しますと、平安貴族の姫君の住まいは几帳(きちょう)や御簾(みす)で厳重に間仕切りや目隠しがされていたため、姫君の容姿を見たり声を聴くことは、邸を訪れる公達たちには機会がないのが通常で、たまたま、野分で御簾が風で開いていたなどの偶然で、かいま見することができたとの設定です。
源氏物語の時代は、この垣間見が男女の恋愛のきっかけになっているようで、「若紫巻」では光源氏が紫上を、「若菜(上)巻」では柏木が女三の宮を、「橋姫巻」では薫が大君、中君をそれぞれ垣間見して恋愛が始まっています。
でも、野分の夕霧の垣間見では恋は生まれなかったようで、15歳の夕霧には垣間見たことへの恐ろしさがあったようです。
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現代では、垣間見というのはどこへやらで、むしろ恋人の前では愛らしく、可愛く、優しく、頼りがいあるらしく振る舞い、かいま見では全然違った一面におどろくことがあるという、逆転が起こっているのかもしれません。
デートの最中にさりげなく化粧を直したりは良いものですが、デートに出向く車中で一心不乱にアイラインを引いたりのメーキャップにいそしむというのは、周りの乗客は路傍の石なんでしょうか。
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