かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

789 「そんなことないよ。僕は大丈夫」

2011-08-29 | 2011立秋~
 夏休み最後の日曜日の昨日は、快晴で外に出るとじりじりする気温でした。こういうときは、どうやら余力がありそうな電力を使って快適なリビングでソファーに横になってテレビと好きな本三昧としていたら、ショッキングな映像に出会いました。

 韓国での世界陸上の男子100m決勝で、ジャマイカのボルト選手がフライングの失格、一瞬何が起こったか分かりませんでしたが、本人が一番良く分かっていたんでしょう、ジャージーをまくり上げて顔を隠し、ぼうぜん自失でトラックを出て行きました。

 読売新聞の報道では、記者に「涙が出そうか」と聞かれたボルトは、「そんなことないよ。僕は大丈夫」と少し笑みを浮かべて気丈に振る舞ったとされていました。


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カナダ女子オープンで、昨日まで首位タイだった宮里藍さんが最終日に崩れて16位で終ったとのニュースがありました。
藍ちゃんにしても、遼君にしても、一日が終った後のコメントは、いつもポジテイブで明日へつなげる言葉です、見習わなくっちゃ(^。^)





788 自分の死を創(つく)る時代

2011-08-23 | 2011立秋~
2週間ほど前から読み始めた柳田邦男氏の「「死の医学」への日記」を読了しました。

平成八年に新潮社から出されたもので、カバーには「末期に臨んで、人は自らの人生を完成させるべく、どのような死を作るべきなのか?また、死にゆく人を医療はどう支援すべきなのか?・・・感動的なドキュメント」と紹介されています。

偶然、書店で目に留まった一冊ですが、日本人の死因第1位であるガンの闘病者の終末期医療のあり方、当事者方々の最後の生き方など、これまで真剣に考えたことのなかったことへ目を開かせてくれる一冊です。



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 この1週間ぐらいの間に、ペースメーカーを入れる手術をされていた、若いときから大阪や東京の職場でご一緒した67歳の同僚が亡くなり、神戸の職場で一緒していた方の奥様が54歳でがんで亡くなりました。今年始めには、中学の同級生だった女性ががんで亡くなったとの知らせを受けました。

 現代は、30万人以上の日本人ががんで亡くなる時代。
ある日突然、進行性がんの末期であることを告知やそれとなくで知ったときに、自分はどのような治療やケアを求めるのか、し残したことや、完成させたいと思うような分野があって、エネルギーを注いできたような生き様をしているのか、自問自答を促されました。

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蛇足ですが、柳田邦男氏は、毎日新聞に連載中にさし絵を担当された絵本作家の伊勢英子さんと、英子さん52歳、柳田さん65歳のときに、それぞれが再婚でご一緒になられたとのことです。お二人で充実した人生を!

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蛇足の蛇足ですが、日本人の死因の第一位はがんが30%、ついで心疾患16%、脳血管12%、肺炎10%の順と言うことです。と言うことは、寝ている間に、突然ぽっくりなんてのはかなり確率は低くって、多くの人には闘病生活や死の宣告の受容という困難な問題に直面すると言うことですね。生老病死という万人に共通する問題にどう臨むんでしょう?

 昔は、みんな自宅で最期を迎えていましたが、今は病院でが一般的になって、子供のときから、身近な人の最期に立ちあう経験が少なくなっているようですね。
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 このような重たいテーマを取り上げると、どこか悪いんですか?と心配されるかもしれませんが、いえいえ心が元気だから取り上げることができるんですよ。




787 道頓堀クルーズ

2011-08-22 | 2011立秋~
 先の土曜日、大阪の川や堀を結んで巡る「落語家と行くなにわ探検クルーズ 」に行ってきました。

横堀川や道頓堀を通るんだからネオンサインの頃がいいだろうと、湊町リバープレイスの発着場を19時に出発するコースで、この日は、桂米朝師匠の孫弟子の三代目桂歌之助さんが案内役でした。



 船は定員が60人ぐらいで、通路を挟んで3人と2人がけの席が並んでいて、90分コースの間に頼めばお弁当を食べてアルコールも頂ける、ちょっとした宴会船にもなります。この日は大阪在住の人が多かったですが、愛知、千葉、香川、神戸などからの観光客も一緒で、歌之助さんの軽妙な案内で、お酒も入って船内は和やかモード。

 道頓堀川水門では、海の潮位変化から道頓堀川の水位変動を切り離すための調節を見たり、水都 大阪を再発見です。淀屋橋から大阪城までの水上バスは何度か乗りましたが、大阪中心部の堀を巡るものは初めてでした。

 圧巻は、道頓堀の戎橋界隈です。定番のグリコの看板は健在で、ここの辺りでは船の屋根も窓も全開で、大阪見物してる~を実感のコースです。


 
90分、乗船料金2500円は、大阪観光のアクセントとしてお勧めですし、21時前に元のリバープレイスに着けば、近くに堀江「燈花」のお店やバーもあって、気の利いた接待の大阪案内やデートにも使えそうなコースです。




786 なぜ、意図せざる不正が起こるのか?・・九電やらせメール・・

2011-08-19 | 2011立秋~
 九州電力の「やらせメール」の報道に接したときは、当事者の電力会社が、多くの社員や関係者を動員して一定の方向に誘導するような動員やメール送信するような行為を、大会社で組織を動かす立場になっている立派な方がおかしく思わなかったのか?との疑問を感じた方が多かったのではないでしょうか?
 
長らくコンプライアンスと言う名称が付いた組織の方と協働することが多く、報道されるコンプライアンスがらみの問題には関心を持っているところですが、組織の外からは「おかしい」と思うことが、なぜ組織の中にいると「平然」と行われてしまうのか、組織のおごり、教育不足などと片付けることは簡単なものの、本当はどういうことなんだろうと感じることがあります。

 一方、九電の人にとって見れば、国の方針で進めているものに、賛成派の動員をしてなぜ悪い?と言うことかもしれませんので、マスコミの報道や国民の批判には、当初はえ!なぜ?と言うことだったのかも知れません。
そういうことから、動員や、やらせメールは意図しない不正と言うことになったのかな?と思われます。

本日付けのnikkeiBPnetで、河合薫さんは、このような、問題があっても問題とは考えることなく意思決定を行う心の動きには「認知バイアス」が関係しているとされています。

 同氏は、認知バイアスとは、無意識に事実を歪め、「問題があること」を「問題があるとは全く思わない」ようになる心の動きで、組織という集団では認知バイアスが伝染し、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という不正の容認が、メンバー間で起こることがあり、特に、利益追求がやたらと求められる組織や、リーダーが絶対的な権力を持っている組織では、集団の認知バイアスが生じやすいと、説かれています。 表面的な責任者探しじゃない、こういうご意見を拝見してなるほど~と感じました。

 ただし、やらせメールのようなことは、企業倫理の面からも厳しく追求されるべきものと考えますが、声が大きい人の意見が通っていくというもおかしいな~~(~_~)
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九電の件は、名城大学の郷原信郎教授(弁護士)を委員長にした第三者委員会で検証され、9月に中間報告が出るとのことですので、原因などについてどのような分析がされるか期待しています。 なお、郷原氏は、2007年の『「法令遵守」が日本を滅ぼす』の著者です。
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京都では、立秋後、残暑が和らいで西から吹く心地よいすず風を「極楽のあまりかぜ」と呼ぶそうです。都人は季節の風に耳を済ませていたのでしょうか。





785 歯科治療の進歩ってすごい(^_^)v

2011-08-18 | 2011立秋~
 下側の、前から4本目の食べ物を噛む歯の治療を6月から受けていてこのほど一段落しました。

 亡くなった母から、妊娠中に小魚をしっかり食べたから丈夫な歯が授かっているはずと言われていたものの、子供のときから虫歯をいっぱい作り、歯医者さんには何度も通って、今も、28本のうち10本ぐらいはかぶせがあったり、詰めてあったりのていたらくです。

 今回の治療は、詰め物が取れた古い虫歯ですが、かなり傷んでいるので神経をとって土台を作ってかぶせるほうがいいでしょうとの診断を受けました。

 実は、同様の治療の経験は10年以上前にもありますが、削る前の麻酔注射が痛く、神経を殺して取る前が長時間痛く、とった後はまた痛くという記憶があって、子供のときからの歯科のがりがりは大の苦手と言うトラウマがありました。

 ただ、今回は、ネットで探して、診てもらおうと思って通った先生の優れた技術・経験に加えて、注射針や治療機器の進歩や、医院の内装なども含めリラックスして痛くない治療のための配慮がされていることに驚きました。麻酔注射はぜんぜん痛くないし、直ぐに神経を取ってもらって、その後は、さすがにしばらく鈍痛がありましたが、困るほどではなく済みました。
 
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かなり前から虫歯より歯周病の年代に入って、10年ほど前から超音波の歯ブラシを使っていますが、 近頃、ややいい加減気味になっているので、今回の治療を契機にブラッシングを励行しなければを痛感。

 虫歯になったり、歯茎がはれてからの通院じゃなく、そうならないように予防したり定期健診が大切と教えてもらい、歯の健康は本人の努力で維持できると言うことを再認識です。

 内臓の病気は定期健診での早期発見が大切といいますが、歯はもっと前段階の「予防する」という感覚ですね、一つ賢くなりました(^。^)。確かに、子供にフッ素を塗ると言うのは予防のための処置と思いますが、がんにならないためのワクチンなんて未だないですね。