かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

1003 ⅠmarⅠ―伊万里

2014-10-05 | 2014立秋~
 今夜の大阪は、外出できないような暴風雨になるとの予報で、家ごもりになりそうです。皆さんの地方でも気を付けてください。近頃は、日本は自然の営みと共存して生活する国を実感することが多いようです。以下、少し長くなりましたが・・・。

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 用事があって大阪・中之島公会堂に出かけましたが、少し早くに退席して大阪市立東洋陶磁美術館の特別展「ⅠmarⅠ 伊万里」を見てきました。



この写真は、ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿の「磁器の間」の間で、ヨーロッパ貴族の東洋陶磁熱はすごかったんですね(@_@;)。
 この美術館は、名前のとおり中国と韓国の陶磁が中心で内容は日本随一。
1977年10月に伊藤忠に吸収されて消滅した総合商社安宅産業と安宅家が収集したものが、住友グループが所有権を継承して大阪市に寄贈された、いわゆる「安宅コレクション」を基本に、その後の個人などの寄贈品がおもな収蔵品になっているようです。

 常設展では、コレクションなどの名品の一部が展示されていて、重要文化財のタグが付いたものが幾つも出されていて、なんでも鑑定団だとどんな値段がつくのかな?と、凡人の想像を掻き立ててくれます(苦笑)。かずさんは、青磁の壺の優美さにはいいな~なんて思いました。重文の木葉天目茶碗は展示でしたが国宝の油滴天目茶碗はだされなかったようです。

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さて、「ⅠmarⅠ 伊万里」ですが、17~18世紀に佐賀県・有田で焼かれ伊万里港から輸出されて、ヨーロッパの宮殿を飾った壺、皿、人形などの染付、色絵、金襴手(きんらんで)などの大きなものが中心です。



受け売りをすると、陶器は世界中で早くから作られましたが、より高温で焼く磁器は、中国の景徳鎮が初めで、次いで有田(伊万里)だったようです。景徳鎮が国内事情で衰退した時に伊万里からの輸出が盛んに行われたとのこと。ドイツのマイセンで磁器が焼かれるのは18世紀になってからでした。

京都や各地の古美術商では、私のような庶民でも手にできそうな蕎麦猪口や、小皿、小遣いで買えそうもない呉須で描かれた芙蓉手の皿などの古伊万里が必ず置いてありますが、その歴史の一端をじっくり楽しみました。
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 大阪の女性やおばさんは、東京人からは豹柄やド派手な色使いのファッション、自転車に取り付けた日傘などを冷やかされ(すみません!本当は、ざっくばらんで気のいい愛すべき女性であることは知っています(^_^;))、京都のような着物姿はめったにお目にかかりませんが、こちらの美術館では、渋いよく似合う和服の女性がちらほら、同じ中之島にある国際美術館とは、客層が違うと感じます。

閉館まで楽しんで、帰りは近松門左衛門の心中もので有名な蜆川(しじみがわ)由来の、灯りがつきだした北新地を歩いて帰り、目の保養を兼ねた往復一万歩の散歩でした。

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(ベランダの花・木の2)ジニア(百日草)


 春にホームセンターで100円/苗ぐらいでしたが、真夏の太陽に耐えて元気の出る黄色い花を咲かせています。ハダニでちょっぴり苦労しましたが、もうしばらく楽しませてくれそうです。この後の冬~春に楽しむには何を植えようか思案中です。お薦めを教えて頂けるとありがたく!




1002 ある男から4歳の息子へのメッセージ

2014-10-03 | 2014立秋~
 御嶽山でたくさんの方が亡くなりました。その中には、子の親だった男性や女性もおられることと思いますが、さぞ無念だったと思います。1985年の日本航空の御巣鷹山の事故では、乗客の男性が機内で妻や子供にあてたメッセージを手帳に残しておられて涙を誘いました。

 60年以上昔に、死期を悟った明治生まれのある男が残した毛筆の一人息子へのメッセージがあります。

 「世の為、人の為になるよう、りっぱな人となっても 人をあわれむ心がなければ ほんとうのりっぱな人でない 自分の昔をふりかえり見て 世間から可愛がってもらふ様に 心がけよ」

この遺言を残した男の年から、昨2日で20年も長生きしましたが、はて、自分は子供たちにどんな言葉を残せるのか自問自答の自戒!
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 周りから可愛がられるよう心掛けて、実社会では一応の位置を得てこの夏にリタイアしましたが、娘たち、息子を見ると、一生懸命なのはわかるけれど、こんなごつごつした態度や天動説の姿勢で、私の年になるまで無事に世間を渡ってやっていけるのかな と心配になります。
 でも、だれもが若い時はそうなんでしょうね、たぶん私も例外じゃなく・・。
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 犬や猫の飼育より土いじりが性に合ってるようで、この数か月で、ベランダの植物が倍増しました。
 これからは、ときどき、それぞれへの思いを雑記して行きたいと思います。

「シュウメイギク 秋明菊」
 名前の優美さと、手をかけずに毎年咲くとのトークに惹かれて、大阪地下街の出店で衝動買い。
水が大好きみたいで、先日の旅行の際は水補給がうまく行かず、帰宅時には枝や葉が最敬礼のお辞儀状態でしたが蘇生して、今は花を付けています。来年の今頃には、もう少し成長した花が見たいなと思って、鉢を大きくしてあげましたが、冬・夏を超えてくれるか・・・?



週末は運動会の季節、台風の影響が心配ですね




1001 生きものと別れる哀しみ

2014-09-29 | 2014立秋~
 ときどき、愛犬が亡くなっての哀しみを伺うことがありましたが、飼ったことがないので、そんなものかなぐらいの気持ちでいました。

 4年ほど前に、マンションのエレベーターで偶然出会った一戸建てを取得されて出ていかれる方から、高さ1.8mぐらいの立派なツピダンサスを頂きました。以来、わが家のリビングの主木として、元気に毎年新しい枝を伸ばしてくれていました。

今春ぐらいから、新しく芽吹いた葉が縮れた状態で長く続き、水不足なのかなと水補給に気を付けてきましたが、最近になって古い枝が葉の重さに耐えかねる状態になって、枝が茶色っぽくなって異変に気づきました。観葉植物をダメにする根腐れで、幹を持って持ち上げると80cmはある立派な陶器の鉢から抜けてくる状態でした。

 鉢からはずすと、細根は全然ない状態、植え替えで再生をと作業しているうちに、不注意で鉢を倒して真っ二つに割ってしまって最悪の状況。

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 この半年ぐらい、ブログでも時々書いていますが、ベランダ園芸に目覚めて鉢を増やしていますが、その花・木の特性に合わせた世話より、私がこれが良いだろうと思う水遣りや肥料、日光浴の仕方だったようです。

 人間と自然とは、それぞれが快適な環境を尊重しながら共生していくという節理をないがしろに、いささか傲慢になっていたようで頭を打ちました。

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あんな元気だったリビングのツピダンサスは、処分の状態。愛犬を亡くした方の気持ちが、ちょっぴり判ったような気持ちになっています。

ぽっかり穴の開いた空間に欲しいと、探し回って見つけた新しい主木候補のオーガスタが癒してくれれば嬉しいのですが・・・。

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 磐梯山の予期せぬ噴火では、たくさんの犠牲と言うか、多くの方が亡くなったり、心肺停止の状態とか、
人間の営みが、自然の中ではほんのちっぽけな存在であることを、再認識です。





1000 博多と佐賀のグルメツアー(2)

2014-09-25 | 2014立秋~
 呼子の近くに、「七つ釜」という7つのカマドを並べたような海蝕洞窟と、「象の鼻」という波の浸食でできた奇岩がありますので、立寄りました。





また、ちょうど夕暮れになったので、夕日の名所「波戸岬」へ、台風の影響で雲がかかってときどき覗く夕日を楽しみました。



夕食は、博多の予約が取れた京風もつ処「越後屋」さんへ。もつ鍋は、大体が醤油味か、塩味ですがこちらは、味噌仕立てで、もつの臭みは全くなく、とても美味しいです。博多に行かれるときは、早めに予約されての往訪がお勧めです。残念なことに、こちらは関西や関東への出店はしていないようです。



ツアーの最後は、ヤフオクドームのソフトバンクスVS楽天戦、めったに行きませんが、この三年ぐらい観戦した時のソフトバンクはいつも負けています、たまには、勝利の白の風船を飛ばしたいものです(>_<)。







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 ベランダのミニガーデニングは、旅行中の水やりが心配で、全ての鉢を日陰に移動させて、あれこれ給水グッズを駆使してのお世話をして出かけました。
 帰宅して早速チェックすると、給水グッズがうまく働かなかったシュウメイギク、マリーゴールドは瀕死の状態。心配でしたが一晩で生き返りました。良かった良かった!!)^o^(

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 私のブログは、途中1年のお休みをはさんで丸八年で1000号になりました。
 つたない文や、ひとりよがりの内容に、お付合いを頂いている読者の方には心から感謝です。
 できれば、これからも時々は覗いて下さると嬉しいです。またときどきは、コメントをくださればとても嬉しいです。






999 博多と佐賀のグルメツアー(1)

2014-09-24 | 2014立秋~
 13年ほど前に北九州市で働いていた時に、芋焼酎とあちらの美味いものにはまって、ときどき誘われて訪れます。
 今回は、博多と佐賀県呼子でした。

 先ずは、焼きとりの「八兵衛」、上人通り店に席が取れました。東京では六本木ヒルズと六本木に店があるようで、台湾の台北にも出店しているようです。残念ながら写真は撮りませんでしたが、なかなかの味です。こちらの店はこじゃれでデートに良さそうです。

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翌日は、お目当ての佐賀県呼子の剣先いかの生きつくり、都会で頂くイカの生きつくりはやはり弱ってるんでしょうか、包丁での切り口がしっかりしていませんが、こちらはさすがのぷりぷり感です。
 呼子まで行くと、いやでも何軒もの専門料理店の看板が出ていますよ(^_^)









 初めての九州勤務で、ちょっとした居酒屋でもアジの活け造りが安価で食べれて、呼子まで行けばかずさん好物のとびきりのイカの活け造りが頂けることに感激したのを覚えています。 

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 近くに、420年ほど前に豊臣秀吉が朝鮮出兵のため、全国の大名を集めて出陣した際の拠点になった、名護屋城があります。城や屋敷はすべて取り壊されて礎石しか残っていませんが、近くに佐賀県立の記念館があります。城跡は散策路になっていて、小高い天守閣跡からは、秀吉の権勢に徳川家康や伊達正宗など著名な大名も従っていたのだなと実感されます。話題の黒田官兵衛さんが縄張りをしたとのことです。







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ではまた、明日は続きです(^_^)/~