かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

998 聴取結果書

2014-09-17 | 2014立秋~
 先日、福島原発事故当時の所長だった故吉田氏の調書、いわゆる吉田調書や、同意が得られた管元首相を含む関係者へのヒアリングした調書も公表されました。付随して、朝日新聞の誤報も問題になっています。

 ちょうど、1年前の7月の第一回吉田調書で、ヒアリングの冒頭、聴取者は次のように発言しています。

「・・・大きな目的は、私から見ると、いけない発言かもしれませんが、起こしたくて起こした事故ではないけれども、非常に高い授業料を払った事故を起こしたんだったら、それから得られる知識はしゃぶり尽くさないと非常にもったいないという視点で物事を考えています。・・・」

ほんの少し読んだだけですが、極限に立った吉田氏が、全身全霊で力の限り与えられた環境の中で事故に立ち向かっておられたことが、行間ににじみ出ているように感じます。

 誰でもが、場面はそれぞれですが、一度や二度は人生の岐路に立つようなことに遭遇すると思いますが、この聴取結果書は、ダウンロードしてじっくり読ましてもらうようなものに感じています。

 今日の大阪は、好天です。






997 Miss Saigon

2014-09-16 | 2014立秋~
こんにちは。
先週から今週にかけて、大阪フェステイバルホールで上演のミュージカル「ミス・サイゴン」を観劇。
このホールは、私の青春時代には越路吹雪さんや、ニニロッソのトランペットで、建て替わった今はミュージカルで楽しんでいます。

 1975年ごろの、ベトナム戦争末期、陥落直前のサイゴン(今のホーチミン市)でであったキムとアメリカ兵クリスを軸に当時のベトナム混乱の中の物語です。
 1970年代と言えば、東西冷戦の中でアメリカンドリームの時代、日本でも高度成長の真っただ中だったように記憶しています。
 
パンフレットには「レ・ミゼラブル」の作家コンビが贈る心震わせる「究極の愛」とありましたが、やはり戦争は良くないと感じる、ちょっと重たいテーマです。
物語の舞台回しをするフランス系ベトナム人の「エンジニア」のダブルキャストの一人は、病気で休養の市村正親さんでしたが、早く良くなられるように願います。
 
 私が、初めて以前の職場に勤めた頃、機関銃や、大砲の薬きょうが、ブラス・スクラップ(真鍮のスクラップ)の品名でベトナムから大量に輸入されていたことを記憶していますし、そのころに通ったフランス語学校の先生は、奥様がフランス人のベトナム人、今はベトナムから働きに来ている若い男女を身近に見る機会があり、なんとなくベトナムは気になる国です。





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 朝夕はずいぶん過ごしやすくタオルケットだけだと寒く感じるよう、寒暖差での風邪に注意ですね(^_^)





996 「人間の往生」(大井 玄著)

2014-09-01 | 2014立秋~
 こんにちは、朝夕や雲には秋を感じますが、今週の大阪には暑さが帰ってくるようです。

 かねてから通っている某大学の長が定期的に寄せられているエッセイで、一読を薦められていたのが「人間の往生」(大井 玄著)新潮新書でした。

 人間が歳の行くことを頭で理解できても自分の加齢を想像できない若い人には不向きでしょうが、少しは実感できる年代や、医療に携わっている方には手にとってご覧になるのは良いかもしれません。

とはいえ、私もまだ1/3ぐらいしか読んでないのですが、はっとするようフレーズが幾つも出てきます。私たちの避けることのできない生老病死のフィナーレをどう心に受け止めていくのか、それぞれの立場で考える機会になりそうです。
図書館で借りるか、アマゾンの中古本なら格安で手に入ります。

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 先週で、学校を出てからずっとの、いずこかの組織に属する立場を離れました。

 直近の職場は5年間の勤めでした。同じ机での仕事は、それまでは最長4年間で、1年か2年で転勤する生活がずっと続きましたので感慨もひとしおです。幸い、良き周囲の人々に恵まれた5年は最後良ければすべてよしを実感できる日々で、写真のような花束を頂いて終りました。感謝、感謝です。


 9月8日の仲秋の名月まで、秋空の月が冴えわたっていくのでしょうか







995 ノスタルジー&ファンタジー in 国立国際美術館

2014-08-17 | 2014立秋~
 休みの一日、大阪・中之島にある国立国際美術館に行ってきました。

 何年か前に、ポップアートの旗手、アンデイ・ウオーホルの作品を見に行って以来ですが、企画展 「Nostalgia and Fantasy-現代美術の想像力とその源泉-」を開催していました。

 現代美術の世界は、印象派のような絵画とは趣が異なってう~んと言うことが多いのですが、人も少なくゆっくり楽しめました。時間がたっぷり使えるようになったら、関西の美術館や博物館の企画展や講座を、ランチ付きで巡るプチ散歩も良さそうの気分です。
 こちらには、欧米の人もちらほらで、現代アートの広がりを感じました。

下のポスターの絵は、橋爪 彩さんの作品で油彩なんですがまるで写真のようです。横尾忠則さんの作品は何となく親しみがありました。


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京都府福知山では、大雨で全市に避難勧告が出されたよう、大阪の夕暮れは下の写真のように穏やかです。明日も暑くなるのかな?


 今年の淀川の花火は台風の影響で取りやめ、各地の花火も随分取りやめになったりで、各地ではここ数年なかったような雨続きの荒れ模様ですね。
 まだまだ、残暑厳しき、むしむしの日々、栄養、休養、水分補給で乗り切りましょう。