サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

難聴

2010年08月02日 | 手話・聴覚障害
前出の「彼女達は難聴である」という言葉は、
厳密にいうと間違いではないとも言えるのだ。
聴覚障害には、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴と呼ばれるものがある。
伝音性難聴は外耳から中耳にかけての機能低下が見られ、感音性難聴とは、内耳・神経系にかけて機能低下が生じている。混合したものが混合性難聴。
身体障害者手帳を有している方は、ほとんどが感音性難聴か混合性難聴である。
そういった医学的な観点には、聾(ろう)という言葉は入り込む余地がない。

ただ実際には前出したように、聾(ろう)と難聴を使い分けているわけで、医学的・文化的・社会的等、それぞれの面から見ると言葉のもつ意味も流動的である。
なんだか、えらそうに書いているが、不勉強故の間違いもあるかもしれないので、そういった場合、指摘してくれると助かります、ハイ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿