サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

中学生の障がい者サッカー体験で手話通訳(もどき)

2017年09月19日 | 手話・聴覚障害

先週、柏市内の中学校全校生徒による障がい者サッカー体験会へ手話通訳(もどき)で行って来た。
中学生たちが学年毎にブラインドサッカー、ロービジョンフットサル、デフサッカーを体験。それぞれ指導するのは、ブラインドサッカー日本代表落合選手、ロービジョンフットサル日本代表岩田選手、デフ女子サッカー日本代表久住呂監督。
発起人である“ちょんまげ隊長”ツンさんがお願いした手話通訳者の方の都合がつかず「手話通訳お願いできませんか?」と頼まれたものの、私の手話力は通訳者レベルではない。しかも最近は手話をほとんど勉強しておらず手話力が落ちている。(来年4月からはきちんと勉強するつもり)。しかし内容がサッカーだし久住呂監督も知っている。手話通訳以外の部分でもお手伝いできそうなこともあり、何とかなるかということで引き受けることにした。

デフサッカーの体験会では、見ることに重要性に力点を置いた手でのパス回しや、音声言語に頼らずコミュニケーションしたり、手話を教えたり。その空間で声を出していいのは読み取り通訳(手話を読み取り音声日本語に変換)をしている私だけというルール。子供たちは声で人を呼べない代わりに手を叩いて呼んだりする。もちろん視界の範囲内で手を叩いて呼ぶのは良いが、手を叩く音で呼ぶのは無しだ。体験会の時間は通訳業務以外にもそういった注意などもする余裕があったが、全校生徒が集まった講師達のトークショーではぼろぼろに。
通訳業務としては聞き取り通訳(声を聞いて手話で表出)と読み取り通訳をノンストップでやらねばならない。しかし脳細胞がショートしたのか生徒の質問に対する講師の発言が終わり司会のツンさんがしゃべり始めると、手話表出することを失念するていたらく。「俺、通訳やってねえ」と気付いて慌ててやり始めた。
後で久住呂さんからは、やさしく突っ込まれました。
その他の部分も少々あやしい通訳、あやしい日本語もあってごめんなさい。良い経験にはなりました。来年度は改めて手話を学び直します。

体験会そのものは各講師とも生徒数が多くて苦労したようだが、学校全体が一つの障害ではなく学年毎に違う障害を学んだことも意義はあっただろう。



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