トルコでの冬季デフリンピック、エルズルム滞在も6日目。
今日は女子フットサル順位決定トーナメント日本vsトルコ戦。
こちらの生活にもだいぶ慣れてきて路線バスでスムーズに移動できた。
この会場へのバス移動はタクシー代の5%程度で済む。
トルコは他グループで4位だったチーム。公式記録は1勝4敗 勝ち点3 得点9 失点25 得失点差-16。
しかし5位のケニアは大会に参加しなかったため、実質的な記録は 0勝4敗 勝ち点0 得点4 失点25 得失点差-21である。
試合前の練習を見ただけでも地力の差は明らかだった。
この試合には前日の激闘を制しベスト4進出を果たした男子選手たちも応援に駆け付けた。
日本の先発は過去2試合と同じく、ピヴォに中島梨栄、アラに酒井藍莉、桐生玲奈、フィクソに阿部菜摘、ゴレイロに國島佳純の布陣。
試合開始早々、酒井のトーキック気味のシュートが右ポストをかすめて日本が先制する。
ゴールラッシュかと思いきや、そうはうまくはいかない。
トルコは切り替えも遅く、日本3人対相手ゴレイロ1人という局面もあったが決めきれない。
一方ゴレイロの國島は落ち着いたプレーでトルコのシュートを防ぐ。
9分、岩渕亜依が自陣からのロングシュートを放つが、がっちりした体躯のトルコのゴレイロが後方にジャンプし弾き出される。
その後も日本はゴールを決めきれない。
宮田夏実の左CKに川畑奈菜が合わせるがポストに嫌われ、18分中井香那が川畑とのワンツーでゴール前に飛び込むも届かず、追加点は奪えず1-0でハーフタイムをむかえた。
トルコが頑張って守ったというより、日本がバタバタしていて、どこかちぐはぐで空回りしているように思えた。
トルコは第1ピリオド途中からゴレイロが上がる形のパワープレーをしかけてきていた。
第2ピリオド2分、國島がボールをキャッチすると、落ち着いて、間を持って、相手の無人ゴールに的確に蹴り込んだ。
日本がパワープレー返しで2-0と追加点をあげる。
3分、酒井の左サイドからの折り返しを中島が決めきれない。
9分、宮城実来のパワープレー返しで3-0とリードを広げる。
11分、酒井が相手ゴレイロと1対1となり、相手の動きをよく見てゴール左隅に決め4-0。
15分には中井がゴレイロとの1対1からゴールに流し込んで5-0。
その直後、トルコのゴレイロは交代。マイボールになると上がってパワープレーをしかけ、へとへとになっていたようだ。
そして終了間際、トルコのゴレイロがエリア外で手を使う反則で得た直接FKを、阿部が豪快に蹴り込み日本は6-0で勝利した。
スコアだけ見ると快勝のように思えるが、日本の力を出しきれていないモヤモヤした試合だったように感じた。あくまで私見だが。
次戦は最終戦5位決定戦、相手はポーランド。ポーランドはグループリーグでイギリスに4-6、ドイツに3-6、トルコ6-2、順位決定トーナメント第1戦でアイルランドを3-1で下している。
ポーランドとの試合は大会の最後という意味のみならず、現役最後の選手もいるであろう、大会後はサッカーに軸足を移す選手もいるだろう。山本監督が今後どうされるのかはわからないが、いろんな意味で大きな区切りとなる試合となる。
是非とも、これまで培ってきたものをすべてピッチで表してほしい。
トルコ戦は順位決定トーナメントの試合のみ別会場だったので中継がなかったが、5位決定戦は決勝と同じ会場なので中継はあるのではないか。
11日(月)12時30分(日本時間18時30)~
https://www.youtube.com/live/XoWioUpkkIM?feature=shared
トルコとの試合が終わり、別会場のスペイン-ドイツ戦へバス&タクシーで移動。
今大会未見のドイツを見たかったし、興味を持ったが日本戦には出場しなかったスペインのゴレイロ イエネバ・サグントも見たかったからだ。
試合は第1ピリオド途中から観戦、ドイツが試合開始早々のFKのトリックプレーから先制したようだが、最終的には8-4と、スペインが力の差を見せつけ決勝へ駒を進めた。
ちなみにスペインの4失点のうち2点は、リードしているスペインがパワープレー、パワープレー返しを食らったもの。
もう一つの準決勝はブラジルがイギリスを4-1で下して決勝進出。
決勝は、日本と同じグループだったスペインとブラジルの組み合わせとなった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます