おじいちゃんの小さな疑問集(旧:おもりぽ)

「おじいちゃんがふと抱いた小さな疑問」を、載せさせていただきます。答えや共感や異論があればぜひコメントを!

面白リポート 426.W650ツーリングリポート

2019年09月26日 | バイクツーリング

W650北海道ツーリングリポート2019年③知床~摩周湖~釧路~帯広

9月14日(土)は6時から入浴可の朝の露天風呂につかり、部屋に戻って身支度をして7:00にはホテルをチェックアウト。一度羅臼の街まで戻ってガソリンを補給しようかどうか一瞬考えたのですが、トリップメーターは200kmを越えてなかったので、もどるロスを避け、知床峠を越えて斜里方向に走ることにしました。峠を登りますが、すれ違う車やバイクはほとんどない。コーナーを快適に走り、峠を越えるにあたっては、海、羅臼岳をはじめとした岳の景色がさまざまな角度で観える。高原植物、高原の空気を肌で感じられる。寒いながらも、景色も風感も、想像を絶するような爽快な走りができます。

ところが峠を越え、下りをしばらく走っていると、アクセルの開きに対する反応が遅い感触が…。何と、本タンクのガソリンが切れたぁ。慌ててバイクを側道に止め、リザーブタンクへの切り替へをしようとします。新潟の苦い経験もありこの際非常にアワテ、サイドスタンドを十分に立ててなかったよう。で、W650を立ちゴケさせてしまったぁ。渾身の力でバイクを起こし、サイドスタンドを今度は確実に立てました。そしてリザーブタンクへセットし、セルを廻すとすんなりエンジンはかかった。バイクの、特に左側面を慌ててチェック。幸い傷というものは生じず、汚れを落とすことできれいになることを確認。にしても下りが続くので、エンブレを使わなくても安全そうなスピードで、エンジンを切ったり、ニュートラで走る比率を多くした次第、汗。

ほどなくして、ウトロに到着。信号待ちで追いついた軽パトカーの後を走って、交番までついていき、ウトロで目にした閉鎖中のGSが何時オープンか聞きました。「ウトロにはGSが2件あるが、両方とも9時まで開かないよ」とのこと。「斜里町までは何キロですか? リザーブで大丈夫かな?」と聞くと、「48km。リザーブで走るのはリスクあるからやめなよ。その辺のコンビニか、道の駅でおとなしくGS空くのを待つのがいい」とのアドバイス。時計を見ると7:40で「1時間以上かけて朝飯かぁ」と、交番向かいのセブンでコーヒーとシュークリームを買い、甘味で冷静さを取り戻す作戦に。スマホでウトロのGS営業時間を見ると、セブン向かいのGSは8時となっていた。食べ終えてほどなくしてGSにおじさんとおばさんが現れ、営業時間10分前にOpen。「おまわりさんに9時と嘘つかれました」と言いつつ、ガソリンを満タンで給油した。にしても今回はガス欠トラブルを2回も続けてしまった…反省。

 

ウトロから斜里までは、海沿いの平らな道を満タンで軽快に走ります。斜里からは内陸に方向を変え、JR釧網本線に沿った道を清里を抜け、摩周湖方向へ向かう。そう、朝の目的地は摩周湖にしました。川湯温泉を摩周湖側に入り、摩周第三展望台まで。細めの道ですが、コーナーを軽快に走ります。第三展望台の駐車場でバイクを止め、屈斜路湖を背景に写真撮り。

摩周湖を眺めるには階段を上るので、摩周湖を背景に写真は撮れません。駐車場で会話した高級そうなカメラを持った4輪男性の話しによると、「ぼくは有料の第一展望台よりも、ここから観る摩周湖の方が好き」と。

展望台から見える摩周湖は、まさに神秘の湖ですね。「霧の摩周湖」といわれるぐらい、霧に包まれ見えない比率の高いと有名ですが、この日はしっかり湖面全容が観えましたぁ。カメラの方はそう言っていたけど、第一の方はどうだろう?と、興味深々で駐車料金を払い第一展望台にも寄りました。

高い位置でもあり、相当寒くてゆっくり休みたいのもあり。確かに風景はこちらの方が負けてる印象。そう思いつつも、トイレに行き、食堂で弟子屈らーめんは12時近くならないと提供できないと言われつつ、代わりに今回の北海道で始めてトウモロコシをいただくことにし、展望台内を歩き楽しんだ次第。しかし第二展望台って一体どこにあるのだろう???

摩周湖を後にして次に目標としたのは、たんちょう釧路空港近くの丹頂鶴自然公園です。そこに向かうにあたり、弟子屈を走り、標津茶に出て右に折れ274号を鶴居村まで走り、53号を釧路に向けて走り続けた。昼を越え、腹がへったと思い始めた頃は盛んに釧路湿原の表記が目につきます。釧路市湿原展望台の駐車場に入り、休憩することに。

公園として徒歩で楽しみ、湿原を眺める広い敷地のようでしたが時間的な余裕もなく、そんな観光が目的でもないので、ここで昼食として何か食べられないか確認しました。建物内にレストランがあることを知り、昼食を採ることに。メニュー表には鹿肉スープカレーというのもあり迷いましたが、結局塩らーめんを注文。あっさりオーソドックスな麺とスープで、とても旨かった72点かな?(らーりぽ要素も、入りましたが)

駐車場で出発の際に、学生に見える若いライダーと会話。彼は北海道を2週間かけて廻るのだそう。大阪から来て、道内は函館をスタートに走り始め、1週間経過したところ。これから道東を、さらに1週間かけて巡る計画とか。釧路に近づき、だいぶ暖かく感じるようになったぼくは、ここで皮ジャン下のダウンを脱ぎ、ネックウオーマーを止めることに。「知床の方は相当寒いから、そちらに向かう折にはしっかり寒さ対策もね」と、彼にアドバイスし、お互いの安全を祈って別れた次第。

丹頂鶴自然公園に着いたのは、14時ぐらい。ぼくは大学生の頃、旭川の友人と冬に道内を4輪で走ったことがあった。その際、雪原で観た丹頂鶴の美しさに衝撃を覚え、ずっと記憶していました。そこで今回道東を走るにあたり、年中丹頂鶴を身近で観れるこの公園を知り、ぜひ寄ろうと計画しました。人口飼育とはいえ、雪原ではないけれど、近くで観れた丹頂鶴は、期待にたがわず美しかった。鳥の写真を撮るのが趣味の東京の先輩にLineで写真を送ると、「すいぶんそばに居るね」との返信が届きました。

自然公園後は、4輪で来る高校の同級生と合流を目指し、西帯広駅近くのホテルを目指します。どうも9月14日からの3連休は帯広で何らかのイベントがあるらしく、数カ月前に探したのに空いてるホテルがなかなか見つからなかった。男2人で同部屋は気持ち悪いと思いつつ、1部屋2ベッドでNet検索してようやく予約できたのが、西帯広駅近くのこのホテルでした。 

何だか、2階建て安アパートのようですよね。1部屋を2人で使い、こんな田舎で7,000円/人ですよっ。羅臼の温泉でさへ5,000円代だったのに、プン! 余程込んでいる日なんですね、帯広。16時頃に友人より先に着き、チェックインしたぼくは部屋のバスに湯をためて浸かり、その後シャワーでさっぱりとした。ちょうどシャワーを終えた頃、同級生が到着しました。

<今回のこれから>

西帯広なんて田舎に、友人と行く居酒屋なんてあるのか? 翌9月15日以降の目的地は? まだまだツーリングは続きます。 

この日の走行距離:330km 

主に聴いていた曲:Elic Clapton 「LIFE TIME BEST」


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