片岡義男 著 朝になったら、タッチミー
数十年ぶりに、片岡義男の「朝になったら、タッチミー」を読み返しました。
なぜ彼のこの作品かというと、数十年経ってもストリーをそこそこ覚えていたから。
若い頃買った文庫本、ボビーに首ったけの中の1篇として入っているものです。
北海道は苫小牧のフェリーターミナルから、知床半島までのオートバイでの道程。
PCをひらきつつGoogle Mapでその道程を追いながら、読み耽っちゃった。
文章がコンパクトで、道程は極めてリアリティがあり、激面白かった。
表現に無駄がないというかストイックで、改めて作品はカッコ良かったぁ。
<今回の疑問>
オートバイの道程は、作品から教わりつつGoogle Mapをたどるほどリアリティがあった。
唯一ラストシーンの場所が、解らなかった。
作品記載の「羅臼から半島の突端の岬までのほぼ中間をすぎている」、という場所。
この道にはGoogle Mapでどう探しても、「絶壁のふちから空間に踊り出」れる所が見当たらなく。