おじいちゃんの小さな疑問集(旧:おもりぽ)

「おじいちゃんがふと抱いた小さな疑問」を、載せさせていただきます。答えや共感や異論があればぜひコメントを!

面白リポート.その333【W650.ツーリングリポート 北海道】

2018年09月25日 | Weblog

W650.ツーリングリポート北海道 その②

仙台港で太平洋フェリーに乗車し、まずしたのは風呂に入ること。その後ビールを飲みつつ、レストランで1500円バイキングの食事。それにしてもビールの廻りが速い。「長距離を走って疲れたから?」と思いつつ、ひとまず演奏会場でピアノ演奏など聴いた後、B寝台(カプセルホテルの2段ベッドと一緒)で床につきます。 

夜中最初に目覚めて思ったのは、やたらと扁桃腺が痛く、咳と痰が出る。おそらくは高熱が出ている? ということです。実は出発前の木曜ぐらいから扁桃腺が痛く、金曜には仕事中の日中から痛みを感じていました。トイレに立つと、船の揺れもあって足元がふらつきます。夜中こんな調子で何度か目覚め、トイレに行っては嘔吐したりしていました。 

翌9月16日(日)の朝、体調悪いながらももう一度入浴。「進む船の上で太平洋眺めながら大浴場で入浴なんて、贅沢だなぁ」と考えながら一方で、「熱を測って熱があるのを知ってもどうしょうもないし、今日は旭川で医者をやってる中学の同級生に遊ぼうと約束しているので、是が非でも旭川にたどり着きたいし…」何て考えていました。

「ん?医者、そうだ同級生に症状をラインして、夕刻会うときに薬を持ってきてもらおう!」と思いつき、早速ロビーでスマホを充電しつつライン。「町医者じゃないから思うようにはいかないが、感冒薬を持っていくよ」との返事をもらえていました。 

苫小牧港には予定時刻11時少し前に到着し、港からW650で走り始めたのが11時ちょうどぐらい。カーナビアプリで苫小牧から、追分町、夕張、占冠、富良野、美瑛を経由する一般道のルートを指定してセットし、ナビに従って走ります。 

苫小牧市内を出るともうそこは、異次元の世界。信号もほとんどなく、遠くまで見通せる道のりが美しい景色です。最初の休憩は、12時頃に安平町のセイコーマートで。北海道のコンビニといえばセイコーマート。しかしドリップコーヒがなく缶コーヒのホットでガマン。それにしてもGパンの下にタイツ、長袖のアンダーシャツを着込んでおいてよかった。昼間で発熱はだいぶ感じなかったけれど、走ると湿度が低いせいか寒く感じる。 

 

その後夕張は走り抜け、占冠の道の駅で昼食休憩。ここには、数年前に車で美瑛から札幌に帰るときに寄ったことがあるのを思い出した。何か見たことがある風景だなと考えて。 

 

本当はらーめんを食べたかったが、店がなく、ここで親子丼を食べた。麩や、なるとも乗せて鶏肉の量が少ないのをカバーしている、しょっぱい親子丼でした。味噌汁も。 

 

それにしても道内の道は、圧倒的に遠くまで見渡せる。信号で止まったりが数時間必要ない場合が多い。風が爽快この上ない。前にも、後ろにも他の車両の気配がない時間が多い。首都圏等の近郊とは圧倒的に違う、バイクで走ると強烈に理解できる感動もののライディングができます。すれ違うライダーの7割は、手を挙げて挨拶をします。それが義理ではなく、「お互いに無事に」の感情がごく自然に湧く結果そうするのだと、初めて知りました。バイクの上でそう知った瞬間、ぼくの大学で1学年上のバイク事故で亡くなった大好きだった先輩は、なぜ学生時代毎年北海道を走っていたか、初めて実感として知れた想いだった。

富良野を走っている途中、昔広告屋時代に、麦畑をバックに撮影したのと極めて近い風景をみつけ、思わず写真を撮りました。

 

美瑛では、ケンとメリーの木に寄り、その後旭川の予約したホテルに到着したのが16時半ぐらいです。部屋に着いてすぐ中学の同級生に電話し、ぼくがホテルの大浴場に入り終えて5時半に、開催されている旭川食べマルシェに行くべく、旭川駅北口の待ち合わせを決めました。

食べマルシェでは焼きそばまんじゅうとビール。医師の友人は炎症を抑える抗生剤を含めた感冒薬を2日分持ってきてくれ、ビールで初回服用分を流し込みました。その後はしっかりすべての薬を定期的に服用し、扁桃腺の痛みも、熱の感じもなくなった次第。さすが総合病院で先端医療を施している医師だねと、中学時代悪さを一緒にやったことは置いておき、感心した次第で感謝です。 

食べマルシェはそこそこに、寿司屋、あげくの果てにはカラオケで咽喉の痛みも感じず歌い、医者の癖にカラオケ旨いなぁと褒めつつ、すっかりご馳走になってしまいました。 

<今回の上昇>

風邪で船内体調不良から、苫小牧上陸後の走行でそれを忘れ先輩を想い、中学同級生とカラオケ等で盛り上がり、もらった薬で回復という、不調から短時間で脱出した日でした。 

この日の走行距離:苫小牧~占冠~富良野~旭川 おおよそ230km 

主に聞いていた曲:秦基博のアルバム evergreen


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2 コメント

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北の国から (とらいち)
2018-09-26 07:35:21
その②は体調不良から始まりましたね。
一時はどうなることかと心配しました。
でも大自然の中の疾走で回復のきっかけを掴む。まさに病は気からを地で行った気がします。北海道のツーリンググは一度体験してみたいと改めて思いました。
でも実際に行った事の無い自分の場合はこの風景を見るとやはり北の国からのテーマソングが頭のなかで聞こえてきますね。
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行けるうちに (mizuki)
2018-09-26 08:05:59
とらいちさん、コメントありがとうございます。ぜひ、行けるうちに!実際走ると価値観が変わります。
北の国からもさることながら、もっとドンズバの曲をその4か、5当たりで紹介することになると思います、乞うご期待!
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