ヴァイオリンとフルートのRio

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鳩菅合意内容

2011年06月03日 17時14分02秒 | その他
 鳩山さんと菅総理の間の約束事が文書化されていたそうで、テレビで流れました。

 一、民主党を壊さないこと
 二、自民党政権に逆戻りさせないこと
 三、大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つこと
  1、東日本大震災復興の基本方針及び組織に関する法律案(復興基本法案)の成立
  2、第二次補正予算の早期編成のめどをつけること

 菅総理が了承すれば、「以上について同意致します。菅直人」とでも書いて貰えれば、ベストだったようです。

 文章に主語がありませんが、経緯からして、鳩山さんが菅総理に約束して欲しい内容をまとめたものでしょう。平野博文元官房長官の作成と聞きます。日本語の間違いは無いようですが、普通の人が見ると、目新しくない、つまりは意味のない文書としか思えません。

 報道を見聞きする限りでは、最後の三が総理退陣に関するものらしく、三の1と2が退陣の条件らしいです。

 しかし、三の本文は政府としては当たり前のことで、言うまでもないことです。1と2の項目がそのうちで優先順位の高いものでしょう。何も目新しい事はありませんし、何よりも、三の文章には、これらを条件として退陣すると言うニュアンスはまるで書いてありません。むしろ、政権を投げ出さないで、続行すべきとの意味にも取れます。

 その後、退陣の時期を巡って、鳩山さんと菅総理の解釈が分かれていて、岡田幹事長の発言がウソだ、生まれて以来、ウソをついたことが無いなどの議論まで飛び出しました。

 合意内容を文書で残す場合には、そこに書いていないことを約束事とすることは出来ないのが常識ですが、民主党では、世間常識が通らないのか、それとも、鳩山さんの独特の解釈なのでしょう。菅総理の方が一枚上手のようです。

 鳩山さん、菅総理、平野さんは、いずれも理系出身で、契約の文言に疎いのではとも思います。重要な内容であれば、法律家も交えて議論した方がよかったのかも知れませんね。

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コメント
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