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脱原発

2011年07月17日 05時28分07秒 | その他
 原発に依存しない社会を目指すと言う、今までのエネルギー政策の転換が打ち出されたと思ったら、首相の単なる個人的な願望である旨が付け足されました。つまりは無視してよいということになります。

 原発は、順調に運転されるなら、クリーンで運転コストも安く素晴らしいと思いますが、一旦事故が起きると収束が難しい上、放射性物質が飛散した場合には、広い地域に長期間の影響が及ぶと言う大きな欠点があることは否定できません。従って、将来的に脱原発を目指すこと自体は、わざわざ言うほどの事ではありません。

 むしろ、脱原発を目指すために、どうやって到達するのかが大きな課題と言えましょう。代替エネルギーの検討は以前から行なわれていて、既に色々なものが挙がっていますけれど、決定的なものは見当たらず、しかもコストアップが避けられないと言われています。電力料金の値上がりがあれば、製造業の生産コストを確実に圧迫します。

 現状、土日の生産などにより、電力使用量の曜日によるバラツキを少なくしていると聞きます。けれども、この方法では、休日出勤の際の人件費アップが生じますから、これが常態化すると、やはり生産コスト増を招きます。

 無策のままで脱原発を目指すと、国内産業の空洞化が進み、一般国民の収入の低下を招きます。行きつく先が安心安全でも貧しい社会と言われては、素直に賛成できません。

 首相は、当面の電力不足は産業界や一般国民の節電への協力で乗り切れるとの楽観的な判断に立っていますけれど、努力と我慢の結果であることに気付いていないのかも。

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