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実効再生産数?

2020年05月16日 18時05分08秒 | その他
諸外国が緩和の根拠としているのが「実効再生産数」。計算法はとても難しいそうです。報道では4月10日の日本の実効再生算数は0.7との事。この日は7都府県に緊急事態宣言が出された直後で日本の感染者数はほぼピーク。諸外国は実効再生算数が1を割れば大丈夫と考えているようですが、1を割れば大丈夫って本当なのでしょうか。外国の基準は信じられません。

NHKのデータで見ると、4月10日の日本全国の新たな感染者は645人、感染は2週間前と言いますから、2週間前の3月27日の感染者累計値は1526人、単純に割り算をすれば0.423となります。
東京都の場合なら、4月10日の全国の新たな感染者は200人、2週間前の3月27日の感染者累計値は301人、割り算をすれば0.664。この東京都の数値を眺めれば0.7に近いです。

この割り算では、新たな感染者数も累計値も、潜在的な感染者を無視していますから、何を示しているかは疑問がありますし、扱う数値自体が十分大きいとは言えないので、誤差が大きいであろうと思いますが、既に居る感染者からどれくらいの割合で新たな感染者が生じるかの大まかな指標にはなると思います。

同様に計算すると、5月10日の全国に関しては0.005、東京都に関しては0.006となります。1,000人の感染者から新たに生じる感染者が5人とか6人と言う割合。ゼロでは無いので怖さは残りますがかなり少ない。これを見ると全国一律に緩和してもよいと考える人は居るでしょうね。

諸外国の危ない基準なら日本はとっくに緩和してよかったようですが、東京都や一部の県の医療の逼迫状況を考えれば、緊急事態宣言を維持して緩和しない・・・これが日本の政策のようです。興味深いのは、実際に安全かどうかはどこの国でも緩和の第一条件ではないと言う事。


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