27年後に実食

25年間保存可能と言う触れ込みの非常食、1995年1月17日の阪神淡路大震災の後にあわてて購入しました。25年をさらに2年過ぎましたので食べてみました。

内容はチリマック、チキンシチュー、それにクラッカー、いずれも小さい方の缶です。

チリマックはマカロニと牛肉をチリソースで煮込んだもの。米国の家庭ではありふれた料理のようですが、今までに食べた事はありませんでした。比較的味がはっきりしていて美味しいと思います。

マックはマカロニの略称。牛肉は薄切り肉を刻んだもののようです。チリはチリパウダーに由来しますが、このチリマックは辛くはありません。なお、チリマックはその後の狂牛病騒ぎで非常食のメニューから消えてしまいました。

チキンシチューは鶏肉、じゃが芋、人参、グリーンピースを煮込んだもの。じゃが芋はグリーンピースの直径の2倍くらいの縦横高さのほぼ立方体、煮崩れていないのはなかなかです。鶏肉、人参はもう少し小さめ。適度な塩分であっさりしています。

なお、チリマックもチキンシチューも缶から出して水を加えて煮て食べます。

クラッカーは直径7ｃｍ弱、これと言って特徴の無い味ですが、食べにくさはありません。かつての日本の非常食の定番であった乾パンよりはるかにマシです。パンの缶詰とは比較した事がありませんが、カロリー的にはクラッカーに分があると思います。


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