ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ヴァイオリンの価格は不思議

2012年05月12日 16時09分08秒 | ヴァイオリン
 ヴァイオリンの買い物はとても難しいと感じます。外観上は同じように見えても、値段の幅が広く、数万円から数百万円、あるいはそれ以上のものさえあります。自動車や家電製品なら、せいぜい数倍の範囲に収まりますから、特別とも言えます。

 価格と品質の関係についてはいろいろと言われています。私が体験を通じて把握した幾つかの点を挙げて見ます。

 20万円~60万円(だったと思います。)の楽器の場合、同一メーカーのものなら値段に比例して品質がごくわずかずつ良くなると思います。メーカーが異なると逆転現象も起こります。

 60万円~100万円の作家のハンドメイド、実際にはドイツ、韓国、日本のものを比較しましたが、原産地の影響はともかく、楽器毎にかなり音色が異なりました。

 200万円台から500万円台の楽器を比較させて貰ったときは、いずれも良い楽器であり、一部を除けば音色の違いもあまり無く、あっても好みの問題という気がしました。

 ご覧のように、あまり網羅的ではなく、一部を垣間見ただけに過ぎませんが、これらの体験からは、値段と品質はおおよそ比例するものの、明瞭な関係は見い出せないと思っています。

 このため、予算を決めて楽器を探すのが現実的なやり方と思います。ただ、ハンドメイドと量産品の間には違いがあるように感じますので、この辺に一つの区切りがあるのかなと思います。そうは言っても、量産品の上位の楽器は作家物に限りなく近いとも聞きます。

 
 いっそ、ヴァイオリンの等級を示す表示やミシュランガイドのような星でも付いていれば、選ぶのに自信の無い私のような者は助かりますね。

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4 コメント

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先入観が入ってしまいます (スローテンポ)
2012-05-12 21:28:36
楽器を買ったときは,予算を伝えた後,値を知らされずにいくつか試奏して決めました。値で先入観が入るといけない,弾いてみて決めてほしいというのが楽器店の意図でした。予算オーバーのものもあれば,予算を大きく下回るものもありました。最終的に2つに絞って,選ばなかった方は最も高いものでした。伝えた予算を超えていましたが買えないこともなかったので,「こちらの方がやはり良いのだろうか」と値を聞いて先入観が入ってしまって迷いました。値に惑わされてしまいました。でも,結局は,好みで選んだ方にしました。
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私の先入観 (ヴァイオリンとフルートのRio)
2012-05-13 10:34:51
 私の場合は楽器を探して歩き回るのが面倒なので、予めホームページで目星を付けてからお店に行きましたから、値段は頭に入っていました。
 お目当ての楽器は比較的よく知られた作家のものでしたが、他の楽器とくらべて際立って良いと言うことはなく、事前のチェックでは除外していた無名の作家のものの方が私の求める音と思い、それに決めました。
 予算を決める段階で、これくらい支出しなければと言う感覚はありましたから、先入観があったと言うべきでしょうね。
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ない袖は振れない (ちさこ)
2012-05-13 16:02:43
ドイツ、韓国、日本だけならいいんですけど、これにイタリア、中国が入ると、完全に価格破壊(安くも、高くも)
さらに、弓選びはもっと難しいような気がします。
高い楽器、弓を手に入れれば、うまくなれるという大いなる錯覚が、身を滅ぼします。
それが証拠に、私のドイツ製量産品であっても、先生が弾くと、モラッシー、ビゾロッティーレベルに聞こえます。
所詮、「ない袖は振れない」
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私の腕前では (ヴァイオリンとフルートのRio)
2012-05-13 21:47:40
ちさこさん
 私の先生が鈴木の№300を弾くと素晴らしい音が出ましたから、楽器よりも腕が決め手であるのはご指摘の通りと思います。ただ、その一方で、私が多少高めの楽器で弾くと、先生が良い音だと褒めて下さいましたから、私のようなレベルでは道具も大切だと思っています。幼少時から、いつかヴァイオリンを弾きたいと思っていましたので、多少無理しても良い楽器を欲しいと思っています。もう一つご指摘された弓選びは確かにもっと難物ですね。
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