指揮者が弾ける楽器とは観点が異なりますが、複数の楽器を弾くという点に注目すれば、器楽奏者が楽器を持ち替える事はよくあります。例えばヴァイオリン奏者がヴィオラを弾く事はそれほど珍しい事ではありません。楽器・弓の形状はいわゆる相似形。同じ弦楽器でもチェロやコントラバスは弾き方がかなり違うようなので、ヴァイオリンやヴィオラをチェロやコントラバスに持ち替える話はあまり聞きません。ただし幼少時にヴァイオリンを弾いて居て、身体が大きくなってからチェロやコントラバスに転向した人なら、あるいは持ち替えが出来るかも知れません。
フルートとピッコロの持ち替えはオーケストラでときどき見かけます。私もフルートとピッコロの両方を持っていて、ピッコロは今まで習った事はありませんが、何とか吹けます。ピッコロは最低音が「レ」になっている以外、吹き方や運指はフルートと同じで、持ち替えしやすい楽器なのではと思います。フルートどうしの合奏ではアルトやバスのフルートも用いられますが、フルート奏者が持ち替えて弾きます。
他にもオーボエとイングリッシュホルン、クラリネットとバスクラリネット、ファゴットとコントラファゴットなどは持ち替えできる楽器と思います。金管ならピッコロトランペットとトランペットも持ち替え可能な楽器の部類と思います。サクソフォンには大きさの異なる何種類もの楽器がありますが、持ち替えが出来るものと思います。
ポピュラーの世界ではサクソフォン奏者がフルートを吹く事があります。発音の原理は異なるものの、トランペットなどの金管楽器から持ち替えるよりは、運指の点で類似性があるため、取り組みやすいのかも知れません。クラシックの世界では無さそうな持ち替えと思います。
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お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きたいと思います。
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