小澤征爾氏死去

ブザンソン国際指揮者コンクールで1位を取ったのがこの人にとっての登竜門だったでしょうか。自著である「ボクの音楽武者修行」は当時有名になり、小澤が国内で広く知られるようになったきっかけの一つになったものと思います。
その後N響が招聘した際には団員との関係が不調で、後にはボイコットに発展して話題になり、小澤は日本での活動をやめて渡米したようです。その後、モントゥーやミュンシュが指揮した事が有るボストン交響楽団を指揮するようになり、名声を博したため、日本での評価も上がったように思います。
Ｎ響のボイコットの背景には歴史の古い芸大と新興の桐朋との関係（小澤は桐朋）やＮ響の伝統にそぐわなかった事などが取り沙汰されました。
比較的最近ではウィーンフィルのニューイヤーコンサートの指揮を務めるなど世界的な注目度も向上し、国内でも日本人最高峰の指揮者とみなされるようになったと思います。
ご冥福をお祈り致します。


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