日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

 登場人物紹介

2009年02月16日 | Weblog
         登場人物紹介

ハチ公  昭和1ケタ生まれ。戦争に巻き込まれたが、命あって今日まで元気で熱弁をふるうが、おつむの方は抜けていることも多く、弱いみたい。

クマさん  ハチ公と同年代。大の親友。苦労人、二人は性格は違うし、おつむの方はこちらさんのほうが、発達している。斜めからみると、世にたけているともいえる。

先生 大学卒 3人の中では顧問役を演じる。机上の勉強はよくしているが世事に疎く、理屈を通す。頑固で妙な正義感にあふれ、世間では通用しない理屈をこねる。ハチ公、やクマさんからは表向き教養があるとして尊敬されているが、いわゆる評論家的存在である。正論も吐くが焦点がずれていることも多い。

一心同体

2009年02月16日 | Weblog
一心同体
口で言うのは,簡単だが,百人百様という個人が2にして1になるということは至難のことである。 男と女の場合,お互いに引き合うものを持っていても,最終的には 1と1であって,二人で1とは滅多にならない。体をつなぐことはまだやさしいが,心をつなぐということは,非常に難しい。瞬間的にと言うならばともかくも,長い間というのは,不可能に近い。なぜが?
心はころころ変わるからだ。なぜ変わるのか?状況の変化に対応して,細胞の働きまでが,変わるからだ。やはり人間は究極においては一人で生まれてきて,一人でこの世を去っていく定めを背負っているのだ。それはひとり人間だけでなく,命のあるのもはすべてそうなんだ。
先生は時々哲学者気分になっている。


冬の高野山は

2009年02月16日 | Weblog
冬の高野山は
心の芯まで凍らせる。いっぱいの熱いお茶がどんなにご馳走か
落葉樹は黄茶色をして山の斜面をまだら模様に変えて行く
枯葉の寂しさは冬のオーケストラ、チラチラ降る雪は冬のトレモロ
里に立つ煙はみえず、軒先のつるし柿はどんどん甘くなる
荒野の冬空は空気澄み、落ち忘れた枯葉が一つポツン
赤白黄色の寒椿、今が盛りと声出して道行く人に呼びかける
去り行くもの、散り行くものよりも、生まれてくるもの、芽吹くものの方が頼もしい
去りゆくものや散り行くものに誘われて、涙を流す。日頃ノータリンを演じているハチ公もクマさんも時々詩人になる。