日々雑感

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TPP

2011年11月12日 | Weblog
TPP  11/11/12

参加するか否か、大きく分かれている。当然のことだろう。
反対は、おもに第1次産業。たとえば、米。700%以上の関税で、自国のコメの生産農家を守っているという。
参加するというならば、農業の経営方法を抜本的に変えて,経営体の組織を再編しない限り、関税障壁を高くしておかないと,守りきれないと言う主張は,その立場に立てばいたいほど理解できる。

しかし大局的立場になって展望すると、こうして保護政策をとっている限り、農業の衰退を招くだけでなく、将来に向かって展望が開けない。
こんな体質をいつまでも温存するのは,将来に向かって、問題を先送りするだけだ。

TPP協定では、関税を撤廃しようということが原則であり、そうなると、関税制度がある限り、工業製品の輸出入が不利になる。貿易国の先行きは、どうなるのか不安である。

3チャン農業をこのままにして所得保証で、いつまでも農業がなりたつのだろうか
農業の人口構成比をみると、高齢化によって農地の原野化ははますます進むだろう。

食糧というと、扱うに、わけもなく恐ろしい気がするが、将来の食糧確保のためにも、産業として成立する農業を作らなければ、現状のままで、税金で所得不足分を補てんしている限り、おそらく未来はないだろう。

知識も、経験もない僕の言うことだから、どこまで当を得ているのか、分からないが、どうも、経団連の主張する参加の方が得策みたいである。