年金制度について思うこと。
今日本は不景気が20年以上も続いている。世界経済にリンクした日本経済はリーマンショック、や欧州の経済不安などで、また東日本大震災の影響で、経済指標がどれも良くない。
国内を見れば、若者の就職率がふるわず、年収200万円の層が1000万人に上るという。こういう状況の中で、年金支給開始が段階的に引き上げられようとしている。
だが考えて見ると若者は、新しい知識を身につけたり、好奇心が旺盛であるが経験不足のために、知識の組み合わせや、活用の仕方が判らない。
それに比べて実壮年は新しい知識を中々吸収できないし、なじむことも難しい。一方経験が豊富で知識の活用の仕方を知っている。知識と経験をうまく組み合わせれば、より大きな成果を生み出す事は可能だと思う。
60歳定年が実施されている。政府は60から年金支給開始の5年間の雇用を義務化して65歳定年制を義務付けているが、実態は60歳定年制をとる会社が多い。
そこで考えるのだが、定年から年金を貰える年齢までを再雇用する方法をもっと真剣に考えてみる必要がある。
その賃金は実質生活費から割り出したもので、最低生活費を月20万円ときめてそれを確保するために週2,3日はたらく事を義務化する再雇用なら、若者に支払う賃金で退職者という熟練工の経験を生かすことが出来るし,若者の雇用拡大に繋げることが出来る。こういうことでも制度として、至急に実施しないと若年者も退職者も困ることになり、ひいては年金制度も実施が出来なくなる
企業に願うことは元の役職が何であれ、賃金は2,30万円で雇用の仕方を工夫して、最低生活保障が出来る様にしてほしい。
何かを大きく変えないと、今の日本経済は停滞が続くように思われる。