以前、企業で女性活躍をテーマとした講演をさせてもらったことがありました。
その際に、私の経験談を身近に感じて下さった方がいらして、その方も先輩からのパワハラにあったことを、部署や立場が変わった今でも忘れることができないとのことで、
「どうしたら許せるのか、忘れられるのか、小川さんはどうしたんですか?」
という質問をいただき、私は
「今も、許してません。言われたことが消えることは今後もないでしょう。逆にその思いを、絶対に見返してやるという力に変換しました。」
と、いかにも私らしい答えだったと思いますが、今も友人になら同じ返答かもしれません。
でもカウンセラーとしてだったら、相手とのラポール(信頼関係)構築のために違う返答をしたはずです。
さて、私の経験談とは...
当時、日頃は親しくしていた先輩の男性議員から、面と向かって「俺は、男尊女卑だから」と会話の中で数回言われたことが今でも許せない言葉として残っています。あからさまなモラハラですよね。
許せなかった点は、ご本人にも娘さんがいて娘さんにも同じことを言うのかということ、議会人事の時には自分が役職を取るための協力を依頼してきて、私の時は、「小川は女だし、議長なんてできないよ」と周囲に話していたこと。
※この時に、応援してくれたのは仲間の男性議員。大切なのは人となりです
最近では、同期の補欠選挙でウグイスさんを紹介し、そのウグイスさんたちに対し、現職議員2名がウグイスさんを突然に車から下ろしたり、本人たちの身に覚えのないことで暴言を吐き、周囲で見た人もドン引き状態で、その会社の社長が対象議員を訴えるかどうかまでいってしまったことがありました。
そのウグイスさんの一人は、心に病気を持った経験がある方で、私も申し訳ない気持ちになり、支部の役員に訴えましたが流されてしまいました。
この件については、人に対してのパワハラをきちんと対応できなった自分への後悔が今もあります。
現在、ハラスメント対策には、厚労省も力を入れていて、防止対策の強化、多くの啓発事業を行っています。
そして企業では、人事を始め相談機能が充実しており、コンプライアンス研修等も行っています。
しかしながら、政治の世界は、企業のように社長が存在する組織とは異なり、先輩、後輩、時の役職はあっても、一人ひとりが支援者の方に支えられ、自分で資金を用意し、選挙を経て議員になっており、ある意味同等公平の立場にあります。
従って、ハラスメントはあるのにハラスメントの窓口はなく、そういった意味では世間から遅れている状態にあると言っても過言ではありません。
現在、自民党には女性活躍、女性議員を増やすという観点からも、党内にハラスメントの窓口ができました。
これは、女性局の講座に通った際に、茂木幹事長からご報告いただき、一歩前進を感じております。
これからは、政治と並行して辛いと感じている方たちのためにカウンセラーとしても活動したいと考えているので、自分自身が毅然とした態度を取るべきであると決意しています。
一人でも多くの笑顔のために
その際に、私の経験談を身近に感じて下さった方がいらして、その方も先輩からのパワハラにあったことを、部署や立場が変わった今でも忘れることができないとのことで、
「どうしたら許せるのか、忘れられるのか、小川さんはどうしたんですか?」
という質問をいただき、私は
「今も、許してません。言われたことが消えることは今後もないでしょう。逆にその思いを、絶対に見返してやるという力に変換しました。」
と、いかにも私らしい答えだったと思いますが、今も友人になら同じ返答かもしれません。
でもカウンセラーとしてだったら、相手とのラポール(信頼関係)構築のために違う返答をしたはずです。
さて、私の経験談とは...
当時、日頃は親しくしていた先輩の男性議員から、面と向かって「俺は、男尊女卑だから」と会話の中で数回言われたことが今でも許せない言葉として残っています。あからさまなモラハラですよね。
許せなかった点は、ご本人にも娘さんがいて娘さんにも同じことを言うのかということ、議会人事の時には自分が役職を取るための協力を依頼してきて、私の時は、「小川は女だし、議長なんてできないよ」と周囲に話していたこと。
※この時に、応援してくれたのは仲間の男性議員。大切なのは人となりです
最近では、同期の補欠選挙でウグイスさんを紹介し、そのウグイスさんたちに対し、現職議員2名がウグイスさんを突然に車から下ろしたり、本人たちの身に覚えのないことで暴言を吐き、周囲で見た人もドン引き状態で、その会社の社長が対象議員を訴えるかどうかまでいってしまったことがありました。
そのウグイスさんの一人は、心に病気を持った経験がある方で、私も申し訳ない気持ちになり、支部の役員に訴えましたが流されてしまいました。
この件については、人に対してのパワハラをきちんと対応できなった自分への後悔が今もあります。
現在、ハラスメント対策には、厚労省も力を入れていて、防止対策の強化、多くの啓発事業を行っています。
そして企業では、人事を始め相談機能が充実しており、コンプライアンス研修等も行っています。
しかしながら、政治の世界は、企業のように社長が存在する組織とは異なり、先輩、後輩、時の役職はあっても、一人ひとりが支援者の方に支えられ、自分で資金を用意し、選挙を経て議員になっており、ある意味同等公平の立場にあります。
従って、ハラスメントはあるのにハラスメントの窓口はなく、そういった意味では世間から遅れている状態にあると言っても過言ではありません。
現在、自民党には女性活躍、女性議員を増やすという観点からも、党内にハラスメントの窓口ができました。
これは、女性局の講座に通った際に、茂木幹事長からご報告いただき、一歩前進を感じております。
これからは、政治と並行して辛いと感じている方たちのためにカウンセラーとしても活動したいと考えているので、自分自身が毅然とした態度を取るべきであると決意しています。
一人でも多くの笑顔のために