先日、以前から興味があった埼玉県小川町に視察を兼ねて行って来ました。
雑誌等に小川町の有機農業・有機野菜、そして若手農業家が良く取り上げられているので、なぜ小川町なのか?と気になっていたわけです。
また、練馬の都市農業への新たな視点のヒントがあればとも思いました。
当日は、朝いちで
『べじたべり』という若手農業家が集まって、自分たちが作った有機野菜を土曜日のみ販売している販売所に行きました。
「東京からわざわざありがとうございます。冬だから野菜の種類は少ないんですよ。」
と、感じよく対応してくれました。東京からと言っても、練馬の場合、関越に乗っちゃえば近いんですけどね
野菜の種類は少なくても、寒い中に頑張って育った野菜だから中味は濃いはず!と、そこにあった葱・ふきのとう・ごぼう・ホウレンソウ等々を、これまた木の温もりが優しい籠に入れて
「これいただきます!」
と、お会計してもらいました。
ご近所から若いお母さんがお子さん連れで買いに来ていましたが、最近は、作り手も買い手も
「食」にこだわりを持つ若い方が増えているのだと、あらためて実感しました。
「べじたべり」の次は、自分の「食」に車を走らせました。目的地は、
カフェと野菜『げんきの木』
という、マクロビオティックの考え方を取り入れたカフェに行きました。
もちろん地元野菜中心の優しいお食事!ランチには、ドリンク、デザートがつくのですが、私はオーガニックコーヒーを注文。ポットサービスでお豆腐デザートもついて大満足!
こんな食事を毎日できたら、心身共に健康になれるのに.....
店内は、12時を回ると満員状態で、人気店であることがわかりました。
お若い女性の店長さん、べじたべりの皆さん同様に明るく感じの良い方で、いろいろと教えて下さいました。
2軒まわって気がついたのですが、皆さん仲間意識や情報交換をされているらしく、自分のお店だけではなく、他のお店の情報についても
「○○○というお店が美味しいですよ。」とか「お店までの地図を書きますね」
等々、親切にして下さいました。
小川町が元気な理由はここにもあるのかと思いました。自分だけではなくお互い様の気持ちを持って商売と生活をしているのだと。
「げんきの木」で元気をもらい、店長さんが「美味しいハムやソーセージを扱っているお店がありますよ。普通のお肉屋さんですが、本当に美味しいんです!」と教えてくれた
『デリカテッセンアーチャン』
に行きました。
有機野菜とは、離れますが「美味しい」と聞いて、素通りするなんて出来ない私.....
「昔ながら」という言葉がピッタリな店構え。そう広くはない店内には、私のように他地域から来た方、そして地元の方とお客様が溢れていびっくり!!
ガラスケースには、たくさんの種類のソーセージやハムやハンバーグが並んでいました。私は、コンビーフを購入しましたが、はい美味しかったです。
また、入って左側のケースには、コロッケ・メンチ・鳥唐揚げ・アジフライ・カキフライ・ポテトフライなどなど、揚げる前の揚げ物がこれまたたくさん並んでおり、注文を受けてからその場で揚げてくれるというシステムで、こちらも人気のようでした。
この日の最終は、やはり美味しいとご紹介いただいた、小川町近くのときがわ町にある
『とうふ工房 わたなべ』
に行きました。
こちらは、地元の大豆にこだわったお店。あまりの人気で数年前に店舗を大きくしたそうです。
確かに、豆腐も油揚げも納豆も美味しかったです。やはりこちらのお店にも、店先には地元野菜が売られていました。
と、最後は買い物ブログのようになってしまいしまたが、練馬へのヒントもたくさんいただいたので、農業・産業に活かしていきたいと思います。
小川町に、「小川町さんは、有機農業や若い農業家が多いように感じますが、町として助成制度があるのでしょうか?」と、確認したところ、特にないそうですが、有機農業のリーダー的存在の方がいらっしゃるので、農業家を目指す若い方が集まって来るという傾向はあるかもしれないとのこと。
やはり
「人」何をやるにもそー人なんですよやっぱり!!
練馬区は人材確保にも、さらに力をいれなくてはなりません。