ちりめん山椒が好きだけど、市販のものでなかなか好みのものがない。
「もう少し香りがあればな~」
「香りは合格だけど、ヒーーッ辛~い 」等など・・・
そしてけっこうな価格だ。
理想の山椒の香りは遥か子供時代に味わった京都の「山椒牛蒡」
叔母がまだ大阪に住んでいた頃、送られてきたものだ。
叔母が送ってくれる塩昆布が大好きで、初めて味わった山椒入りの
佃煮は鼻から抜ける山椒の香りにカルチャーショックを受けた。
あの子供の頃に味わった山椒の香りをちりめん山椒にも求めているわけよ・・・
6月は山椒の実が旬らしく店先に並んでいたので購入し、ちりめん山椒&昆布・椎茸の山椒佃煮を
作ろうと思った。
しかし、山椒の下ごしらえ・・・あの小さな山椒の実に付いている軸をチマチマとる作業が
嫌になるほど面倒
ただ、この作業が終わればほぼ出来たも同然
綺麗にした山椒の実を沸騰したお湯に入れ、2分ほど煮て、お水にとります。
数度、お水を変えて一昼夜。
好みの辛さになるまでお水に入れておきます。
あまり辛さがなくなると香りが無くなるので、そこそこに。
まとめて作って、下ごしらえした山椒の実を小分けにして冷凍しました。
一度目はやや不満な仕上がり。少々硬かった
これはちりめんの生臭さを抜くために乾煎りして、調味料を加えるタイプの作り方だった。
地味~な作業なのでキッチンドリンカーになって作業をしました
茨木のネストビールって美味しいんだね~
2度目は調味料を全て入れて、そこにちりめんじゃこを加えるタイプ。
これは、簡単で上手くいった~
ちりめんじゃこ200g
日本酒2カップ半
みりん半カップ
濃い口しょうゆ大さじ1
薄口しょうゆ大さじ3 (濃い口、薄口共に私は甘口を使用)
作り方。
1.おじゃこは一度お水でざーっと洗います。(臭いと塩分を抜くため)
2.お鍋に調味料を全て入れ煮立ったらおじゃこを入れる。
3.煮汁が半分くらいになる程度煮る(15分くらい)
4.煮汁が半分になったら下ごしらえした山椒の実を好みに合わせて入れる。
5.煮汁を蒸発させるようにして、ほとんど水分が飛べば出来上がり
おじゃこは少々乾燥したもので上等な物を使ってくださいね。
山椒の実だけは、面倒だけれどこんなに簡単に美味しいちりめん山椒が出来るんだね
この佃煮と梅干しを混ぜたおにぎりが美味しい
出来上がったちりめん山椒も小分けにして冷凍しています。
そして美味しい鮎の佃煮。
本来、私はお魚の甘露煮系はあまり好きではない
でも滋賀県彦根「きむら」の佃煮・甘露煮系は甘さがくどくなく、鮎の風味が感じられて美味しい。
夏の必需品、あご出汁のかわりに干し鮎でお出汁をとっておそうめんを作ってみようと思います