暮らす、生きる、繋がる、持続可能な未来

人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

エコ検定2019ブログ講座No.2

2019-03-08 20:22:34 | ビジネス・教育学習
◇本年7月の「エコ検定」試験に向けて「学ぶ・覚える」必要性があるものを整理していきます。
◇公式テキストの範疇で、「みんなで学ぼうエコ検定」の考え方でいこうと思います。
◇今回は、環境問題に取り組んできた歴史を整理したいと思います。
◇過去の試験問題で、出題されている歴史の問題ですので、とにかく覚えましょう!
◇そして、国連の2030アジェンダが掲げる持続可能な開発目標「SDGs」を念頭に・・・。

◇1952年:ロンドンスモッグ事件
 ・過去に、試験での出題事例のある、世界が注目した事件の大気汚染問題です。
 ・石炭やディーゼル油の燃焼を起因とする、亜硫酸ガスと霧が合体したスモッグです。
 ・1万2千人の犠牲者がでた事件とのことです。

◇1962年:米国の生物学者レイチェル・カーソンが著書「沈黙の春」出版
 ・農薬等の化学物質による人間の健康や生態系への影響に警告を発した著書。
 ・国連人間環境会議開催のきっかけになったとされている。

◇1972年:民間組織のローマクラブが「成長の限界」を発表
 ・人口増加や環境汚染が続けば、100年以内に地球の成長が限界に達すると警告した。
 ・同年の国連人間環境会議に向け、地球環境問題の重要性を広く知らせる啓発的な役割をした。

◇1972年6月:国連人間環境会議開催
 ・国連初の環境問題に関する国際会議で、スットクホルムで開催された。
 ・6月5日の国連「世界環境の日」は、日本がこの会議で提案した。
 ・人間環境宣言の採択。
 ・国連環境計画(UNEP)の設立を決定。

◇1984年:環境と開発に関する世界委員会(WCED)設立
 ・報告書「我ら共有の未来(Our Common Future)」を1987年に発表。
 ・「持続可能な開発(Sustainable Development)」という考え方を提唱。
 ・この考え方は、地球環境問題を克服して人間社会を営んでゆく上での指針とされた。

◇1988年:気候変動に関する政府間パネル(IPCC)設立
 ・世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)により設立された国連の組織。
 ・気候変動問題(地球温暖化)に関する科学的知見の整理と情報提供を目的とする。
 ・2014年に第5次評価報告書を公表。
 ・2018年10月に「1.5℃特別報告書」を公表。
 ・2022年までに第6次評価報告書を作成することになっている。

◇1992年:国連環境開発会議(UNCED)開催・・・別名地球サミット
 ・環境と開発に関する「リオ宣言」採択。
 ・「共通だが差異ある責任」、「予防原則」、「汚染者負担の原則」を盛り込む。
 ・リオ宣言実現の為に、行動計画アジェンダ21の採択。
 ・国連気候変動枠組条約と生物多様性条約の署名。

◇地球サミットのフォローアップ会議
 ・2002年:持続可能な開発に関する世界首脳会議(リオ+10)開催
 ・2012年:国連持続可能な開発会議(リオ+20)開催⇒グリーン経済を重要テーマと位置づける。

◇MDGsからSDGsへ!
 ・2000年:途上国の貧困と飢餓撲滅を掲げたミレニアム開発目標「MDGs」の策定。
 ・2015年:「2030アジェンダ」採択
 ・「2030アジェンダ」が掲げる持続可能な開発目標「SDGs」。
 ・「SDGs」は、17目標、169のターゲットで構成されている。
 ・MDGsの後継として、先進国を含めたすべてを対象としている。

◇ついでに今日の毎日新聞夕刊の記事から、チョットホットな「フェアトレード」情報を!
 ・発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える「公平貿易」の仕組みで
  す。
 ・フェアトレード商品には、フェアトレードマークがついてます!
 ・このマーク、チョコレートでよく見ます。

2019年3月8日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
コメント
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