【門間】
先日、取引先であるタゼンさんを訪れた際、「ありがとうの詩」をいただきました。
「ありがとうの詩」は河北新報社が、東日本大震災直後から、宮城県をはじめ、
東北地方に対し支援物資や義捐金や心温まるメッセージが多数寄せられたこと
に対する感謝の気持ちを言葉に込めた「ありがとうの詩」を募集し、
その中から、最優秀賞5選、優秀賞45選を掲載した詩集です。
この詩集の中から、私の心に残った一編を紹介します。
ありがとう
文房具ありがとう
えんぴつ、分度き、コンパス大切にします。
花のなえありがとう
お母さんとはちに植えました。
花が咲くのがたのしみです。
うちわありがとう
あつい時うちわであおいでいます。
くつをありがとう
サッカーの時とってもけりやすくて、
いっしょうけんめい走っています。
クッキーありがとう
家でおいしく食べました。
さんこう書ありがとう
勉強これからがんばります。
図書カードありがとう
本をたくさん買いました。
やきそば作ってくれてありがとう
おいしくいっぱい食べました。
教室にせん風機ありがとう
これで勉強はかどります。
応えんの言葉ありがとう
心が元気になりました。
最後に
おじいちゃん見つけてくれてありがとう
さよならすることができました。
この詩は、気仙沼市の 菊田 心 さん 11才が書いたものです。
帰って来ないおじいちゃんを、2ヶ月たったとき見つけてくれたのは、
遠くから応援に来てくれたけいさつの人でした。
涙がいっぱい出ましたが、きちんとお別れする事ができました。
この詩を書く事で、今は元気に通っていること、名前もわからないけど、
応援してくださった人達に伝えたい、たくさんの「ありがとう」を書きました。
との作者の作品エピソードです。
あまり詩の心がない私にも、「心からありがとう」の気持ちが伝わってきました。