私の投稿が、今回目出度く100回目となりました。
拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございます。
そして記念すべき100回目は、先週予告の通り山のお話。
先週木曜日の午後から休暇を取り山形鶴岡の朝日村へ行ってきました。
山の師匠Sさんご夫妻とは久々の山行。
前回に比して、山グッズも充実してきたので、気合の入れようも違います。
前日には、行動食となるソイジョイと疲労の基となる乳酸を溜めないようにアミノ酸も購入
そして前夜のパッキング
当日14時にご夫妻をお迎えにあがり、一路朝日村へ
東北自動車道・山形自動車道を通り、大鳥登山口に位置する今夜の宿「旅館朝日屋」へ
道路も空いていたせいか、2時間半で到着
Sさんご夫妻は、こちらの旅館も常連で、まるで友人の家を訪ねたかの様。
しばらくご主人とお話し、登山道の状況なんかもお聞きした後、
山小屋の管理人が近くにお住まいということで、散歩がてら訪ねてみると
残念ながらお留守だったため、ホントに近所をお散歩
宿の近くには巨大魚たきたろうの資料館のようなたきたろう村が
前面の池には岩魚が放流されており、これが釣り堀なんだそうだ
近くの渓流も水が澄んでいて、とてもきれいだ
で、宿の前で奥様と記念写真
初めて訪ねた土地だが、森の深緑がとてもきれいで、
連なる山々の姿が神々しい感じまでする。
晩ご飯まで、少しお昼寝。
そして遂に晩ご飯!
見てください、この品数!
写真におさまらなかったカツオのたたきに申し訳ないが、海のもの山のものがふんだんである。
そのうち、宿のご主人・奥さん・従業員も加わり大宴会へ
みんなフレンドリーで、新参者の私も温かく迎え入れてくれた!
料理を食べつくすことができなかったが、とても美味しくいただきました。
御開きの後部屋に戻り、ちょっと横になったのだが、
日本酒を調子よく飲んだせいか、見事に爆睡!
そして当日、雲が一面に広がっているが雨は降っていない。
何とかもってくれればいいなと登山口へ。
が、何ということでしょう。東京や仙台が雨だというのに
陽が差してきたではないですか!
普段なら登山口まで車で行けるのだが、台風や大雪のせいなのか
道路が崩れていたため登山口の手前で車をおり、いざスタート!
あちこちに雪渓が、例年だとこの時期に残雪が見られるのは
とても珍しいのだとか。
そして、遂に登山口に到着
ワクワク感が、どんどん高まって行く
登山道に覆いかぶさる雪。
斜面の下は渓流なので、滑落は怖いので、軽アイゼンを装着しているご主人
渓流の上にも雪渓が、まるでドームのように覆いかぶさっている
今年の雪が、ホント凄かったことがわかる。
いくつかの雪渓などもこなしていたのだが、道路が陥落している箇所にぶつかる。
先鋒として先に進んでみた。
土の足元は意外にしっかりしているので、歩いて行く分には大丈夫そうだ。
しかし道幅は20センチ程度、斜面なので滑落したら渓流へ...
ここで残念ながらご夫妻はリタイア
私一人が先に進むことになった。
初めてのソロトレッキング。ドキドキ感とワクワク感が入り乱れたが
足取りはしっかりしている。歩くこと約20分
とんでもない障害にぶつかってしまった。
雪が登山道を覆っていて高さ3mほどの壁を作っている。
写真右側の雪がない部分は
斜面なので、草木に捕まって渡って行くには渓流までの高さを考えるととても危険だ
じゃあ反対側で雪の壁を登ろうと木の枝に捕まって、雪の頂上に足をかけるとこまでは
いったが、その先がどうなっているか、わからないので、うっかり登っったら雪に滑って
渓流に滑落することもあるかもしれない...
仮に滑らなくても、戻ってきた時にここを降りられるだろうか、などといろいろ悩んだが
ソロでもあるため、危険というリスクを冒すことはできない。
残念ながら私もここでリタイアすることに決めた。
で、セルフタイマーでリタイアの記念写真
軽アイゼンも練習の為に装着したり
しばらく下山し、道で休憩していたご夫妻と合流。無事に登山口まで戻ってきました。
するとマイクロバスで15名ほどの登山客が到着
ガイドを同行してのパーティーで結構年配者ばかり...
これでは、私がリタイアした箇所は通れないだろうなと思っていた。
聞くと上の山小屋泊だとか。バスも帰してしまったので、もし戻ってくるように
なったらどうするのだろうとSさんご夫妻と話していた。
そして、旅館で作ってもらったお昼を食べるためにたきたろう村へ
そこで、乾いた喉を潤すべく、まずはビール
宿で作ってもらったおにぎりに加え、ざるそばをオーダー
まったりと山談義にふけった後、宿に戻りしばしの休憩
そして、本日の夕飯
今夜もすごいでしょ!
でも今夜は鶴岡の市議会議員の方が宴会・宿泊とのことだったので
昨夜のような宴会には突入はしかったのだが、昨日から同宿している釣り人が
釣ってきた岩魚での岩魚酒を振舞ってくれ、ついつい飲んじゃい、いい気分に
そうしているうちに例の15名が山小屋に15時頃到着したというニュースが!
Sさんご夫妻といったいどうやって行ったんだろうと「不思議だ」を連呼しながら
宴会は終了。しかし、どうやっていったんだろう?
朝朝食の際に宿のご主人から聞いたと奥様が教えてくれたのでは、
ご夫妻がリタイアした、もっと手前から沢におり迂回する感じで
抜けていったんだろうということだった。さすがプロ!そんな迂回コースも熟知していたのか・・・
ちょっと悔しかったが、あそこでリタイアした自分の判断は正解だったと思っている。
事故や怪我をしたのでは、また山に登ることができないから。
などと思いながら、山菜が美味しい朝食をいただきました
今回の山行は残念ながら朝日連峰の美しい稜線などをアップできませんでしたが、
次回の山行では、是非ご期待を!