伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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ジャコシカ169

2020-12-12 17:59:14 | ジャコシカ・・・小説

 ロビーの一画を占める、淡いベージュを基調にした喫茶店で、あやは公園の緑に向かって席を取

 

った。

 

 約束の時間までには、まだ間があった。

 

 ほどなく運ばれた白磁のカップから立ち昇る、強いコーヒーの香りが、あやを強引に東京での暮

 

らしえと引き戻した。

 

 思えばあそこが第三の扉を開けた世界だった。

 

 ならば今いるここはあれから後の、第四の扉の先の領域だろうか。

 

 そし、その扉はあの入江の家に戻った時に、気付かぬ内に開かれていたのか。

 

 振り返れば何もかもが、ふわふわと浮遊していて、確かな現実感がない。

 

 不真面目に浮かれてやってきたとは思わない。むしろその逆と言ってよいはずだ。

 

 それなのに少こしも手応えがない。

 

 これはただ単に成果を上げられなかったからなのか、そんな風には考えたくない。でもやはり、

 

多分そんなところかも知れない。

 

 自分にも人にも、不満ばかりが積もっている。

 

 

 

「待たせたかしら、ごめんなさい」

 

 背後から聞き慣れた声がした。

 

 あやの前に立った優美は直ぐには座らずに、上からあやを見下ろして笑っている。

 

 淡い萌黄色のタイトなスーツに、絹の白地に銀色のストライブの入ったブラウスが映える。

 

 ショートにカットした髪が、いやでもきびきびとしたキャリアな活動派を印象付ける。

 

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クリスマスグッズで気分新たに

2020-12-12 15:32:17 | 伊達・暮らし

今年はクリスマスグッズ

めんどうなので出すのをやめようかな・・・とも

思っていたが

暗いニュースが続いているので

気分転換に飾ってみた。

和室の窓

玄関

少しは華やかになったかしら・・・

トトちゃんにモデルをお願いしたが

役目を果たしてくれなかった。

 

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