3日熱海市で大規模な土石流が起きて多数の死者行方不明者があるようだ。住民の方が土石流の流れ下る様子をカメラに収め発信されている。10年前の東日本大震災とそれによる大津波は多数の住民の方々が克明にビデオに記録されそれが世界中に発信され被害の進行模様が詳らかにされているが、これまではこれらの災害はその結果が報道されその結果に至る様までは分からなかったが土石流の流れ下る様子に建物や道路などを飲み込んでゆく姿をほんの一瞬ではあるが捉えられているのは土石流がどんなものかを知る手立てになるのではないか。東日本大震災で起きた大津波は海岸から押し寄せる津波が家屋や鉄道道路を飲み込んでゆく姿を克明に捉えていて見る人に津波の恐ろしさを理解させてくれた。
今のテレビは毎日どこの局も似たようなバラエテイ番組ばかりで俳優や人気歌手などがこう言っては失礼かもしれないがつまらない日常の生活の話題などの番組ばかりではないか。事件事故が起きるとその結果の報道には走り出すが結果はあまり重要ではない。その結果に至る経過を知りたいのが本当の報道ではないだろうか。過去に有ったあの連合赤軍のあさま山荘事件や大阪三菱銀行立てこもり危険など事件の生々しい経過こそが真のナマ番組として多くの視聴者の気を引く。今度の熱海市で起きた大規模土石流の姿や東日本の三陸海岸を襲った大津波などネットによる市民放送局の映像がより大切な危機管理に役立つ時代になっているようで、これまでのような放送してやっているという概念を捨てていつどこでも事件事故を即刻捉えるような体制が必要ではないかと思う。特にNHKなど国民からの税金で成り立っている報道機関こそ改革せねばならないのではないか。その為に全国に局を設けて報道しているのではないか。