リュウキュウルリモントンボ(Coeliccia ryukyuensis ryukyuensis)
ここは、山原の中でも比較的背の低い木が茂る明るい森。
森に着くと早速、「ピリリリッ」と鳴いてリュウキュウサンショウクイが出迎えてくれた。この後何度かこの森に立ち寄ったけれど毎回リュウキュウサンショウクイが見られたから、結構な生息密度なのだろう。
何本も沢をまたぐアップダウンの激しい林道を歩いていると、胸部と複眼が綺麗なスカイブルーをしたリュウキュウルリモントンボの雄が木漏れ日差す葉の上で静かに休んでいた。
またしばらく歩くと沢の奥からホントウアカヒゲの囀りがかすかに聞こえた。そこで私達はこの沢の近くに座り込んで少し待ってみたのだけれど、結局ホントウアカヒゲは姿を現さなかった。
待っている時に、沢沿いに咲くアオノクマタケランには白い麩の入った翅が見事なナガサキアゲハやシロオビアゲハ、それからジャコウアゲハなど、何種類もの蝶が吸蜜に来ていた。
オキナワウズグモ(Octonoba okinawensis)
オキナワハンミョウに道案内されながら林道を出ると、開けた道には目の覚めるような青色の後翅をしたアオタテハモドキの雄がとまっていた。
【2011/06/23/沖縄本島 Okinawa Island,Japan/Jun.2011】