







ジュール・ヴェルヌの古典名作と言われる原作を、信じられないような実写&アニメーションの融合映像で描いた大傑作。
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今、神奈川県立近代美術館(葉山館)で、「東欧アニメをめぐる旅 ポーランド・チェコ・クロアチア」と題した展覧会を開催していて、先日、はるばる行ったのだけれど(感想は後述)、その前に、有名な本作を見ておこうかな、という程度で見てみた次第です。
・・・が!! これが、まあ、すごいのなんの。のけぞってしまいました、ハイ。
モノクロなのですが、素晴らしい美しさ! 背景に版画のような、線が基調の細か~い描写の絵があり、そこに、人間が実写で配されています。なんだか、人間がアニメの一部に見えてくるのです。あの人たち、絵じゃない? みたいな。でも、普通に動いているんです。
先日見た『天才スピヴェット』が“飛び出す絵本”なら、こちらは、“動く絵本”といったところ。
とにかく、そのアニメーション技術に目を見張ります。どうやって撮ったのだろう・・・。と思って、ネットを検索したら、ちらほらありましたけれど、まあ、折角だから色々詳しく知りたいなぁと思い、こりゃ、展覧会が楽しみだ! と期待値がいやがうえにも高まってしまった訳です。
でも、展覧会でのゼマンのコーナーはほんのちょっとで、肝心の撮影技術に関する展示はほぼゼロ。がーん、、、。
おまけに、チェコといえば、シュワンクマイエルだと勝手に思っていた私は(展覧会概要でも紹介されていたんだもん)、彼のアニメの原画でも見られるかと思っていたら、それもなく・・・。え゛~~、、、。
というわけで、まあ、展覧会にはいささか失望したのですが、しかし、本作は本当に素晴らしいです。ストーリーも、60年近く前という制作時代を思うと、考えさせられる部分もありますが、それよりなにより、やっぱり映像の美しさ、緻密さ、素晴らしさ、これに尽きるでしょう、本作は。
ツタヤでレンタルできますので、アニメ好きの方も、そうでない方も、是非ご覧ください。見て損はありません。
絵本が動いている、そんな感じ。
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