**美しいエリアーヌの愛した仏領インドシナ** vol.3
関連映画:『インドシナ』(1992)
その②につづき
旅の2日目は、このツアーのメインメニューである“ハロン湾クルーズ”!!。天候次第では中止になると言われていたので、雨だけは降らないで~と思っていたら、素晴らしい晴天でありました。
出発は朝7:50。ハノイからは直線距離でせいぜい150㎞弱ってとこなのに、バスで片道4時間かかるという、、、。現地ガイドのタカさんによると、ベトナムには(ハノイ周辺だったかな。記憶が曖昧でスミマセン)まだ自動車専用高速道路がないのだとか。だからちょっと時間かかります、とおっしゃっていた。運転手さんは、かなり飛ばすし、運転も結構荒いし、これでも、やっぱり時間がかかるのか、と高速の有り難みを感じた次第。
ハノイ市街を振り返って撮った(ハノイに向かう道路は朝の渋滞中)
このツアーでは、ペットボトル以外の水は決して口にしないように! と結構言われ、移動のバスの中ではペットボトルの水(500ml)も販売してくれていました。私は、ホテルの部屋に置かれていたペットボトル(350mlだったかな)2本を持ってきていたのでそれで足りたけど、人によっては、何本も買っている人もいました。
長時間のバス乗車だけど、2席を1人で使えるので、あんまし苦にならない。タカさんはハロン湾の説明を一生懸命してくれるけど、別に寝ていたっていいし、音楽聴いてたっていいし、きままに過ごせるのはホントに有り難かった。
ただまあ、ツアーゆえに、強制的にお土産物屋でトイレ休憩となるのよね、、、。
その①でも書いたとおり、名産のスタールビーをここで買わされた私、、、。買うつもりなどさらさらなかったんだけど、一応、どんなものかと見てみようとショーケースを覗いたのがイケなかった! 可愛いお姉さんに捕まり、お姉さんは日本語がとっても上手で、おまけにマジで可愛い。何というか、スゴい美人とかキレイとかではないんだけど、愛くるしいのですよ。こっちも最初は「遠慮しとくわ」と言って通り過ぎようとしたけど、上目遣いに「これ、ホントにイイんですよ! 記念に是非是非!!」などとあからさまに言われると、「ま、いっか、、、」となってしまったんですよねぇ、、、。
これが、そのスタールビーのペンダントヘッド(チェーンはおまけで付けてくれた)
お値段はですね、、、。ゼンゼンお安くはないですよ、日本円にして大体35,000円。まあ、妥当な価格とは思えないけど、これも旅の記念代と思うことにしました、ハハ。ま、早速使っていますけどね。お姉さんの笑顔に負けたました、、、ごーん。
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かくして、やっとこさお昼前に着きました、ハロン湾の船着き場に!
入り口からターミナルの中にかけてはもの凄い人で写真を撮るどころではなかったんだけど、船着き場の方に出ると、なんとズラ~ッとクルーズ船が並んでいるのでありました。
一体何隻あるのやら、、、
これが私たちのツアーが乗ったクルーズ船(もちろん貸切り)
船内はこんな、、、(何故か“HAPPY NEW YEAR”と……)
まあ、皆さんでテキトーにテーブルに着きます。1テーブルに4人ずつ。ごくごく庶民的なクルーズ船で、エアコンも一応ついているけど、あんまし効いてなくて。私たちがテーブルに着いてから、乗員さんたち、あたふたとテーブルセッティングを始めていました。
で、いよいよ出発。
この辺りは、リゾート地として現在、絶賛開発中!!なんだそうです。なので、沿岸に並ぶ建物はほとんどがリゾートホテルかマンションか別荘だそうな。タカさん曰く「お金持ちの人しか買えません」!! 日本円で、ウン千万という価格だって。きっと、中国の富裕層とかが結構買ってるんじゃないのかなぁ、などと勝手に推測しておりました。
でも、美しい眺めでしょ~~! しかもこのお天気!!
……と、思っていたら、いきなり料理が運ばれてきます。メニューがないから、何の料理か詳細が分からないところがミソ。まずは、スープと茹でた海老。スープは、酸辣湯みたいの。サッパリしてて、味は薄めだけどまあまあ。
海老はお姉さんが手際よく剥いてくれ、スープの横に映っている塩だれをつけて食べる。たれは、ニョクマム入りオイルかな。唐辛子も入ってほんのちょっとピリ辛で、塩も効いていて、これは美味しかった! ゆで加減も絶妙でプリプリジューシー。いくつでも食べられそうな勢いでした。
で、ここでも、昨夜のディナーのお店と同様、コースのはずが、どんどん料理が運ばれてくる。
蟹の肉詰め!?揚げてあってボリューミィだった
揚げ春巻き
白身魚のフライ甘酢あんかけのせ&シーフード入り八宝菜?? 白いのはご飯
とにかく、矢継ぎ早に出されるので、ゆっくり味わうなんてもんじゃなく、ひたすら食べまくる。味はどれも美味しいけれど、もう少しゆったり食べたかったなぁ、、、。まあ、それもこれも、3時間のクルーズで食事も鍾乳洞探索も全て済ませないといけないから、ってことなんだろうけど。
そうして、慌ただしく食べ終わる頃、いよいよ、ハロン湾の見所とも言うべき、奇岩の点在する場所にやって来ました。
間近で見るとスゴい迫力
この後、あの『インドシナ』で見たハロン湾の美しい景色が現れます~!
その④につづく