作品情報⇒https://movie.walkerplus.com/mv56430/
以下、amazonよりあらすじのコピペです。
=====ここから。
内気で要領が悪く、存在感の薄い男サイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)。会社の上司にも同僚にもバカにされ、サエない毎日を送っている。コピー係のハナ(ミア・ワシコウスカ)に恋をしているが、まともに話しかけることもできない。
そんなある日、期待の新人ジェームズが入社してくる。驚くべきことに彼は、サイモンと全く同じ容姿を持つ男だった。何一つサエないサイモンに対し、要領がよくモテ男のジェームズ。容姿は同じでも性格は反対の2人。
サイモンは次第に、ずるズル賢いジェームズのペースに翻弄され、やがて思いもよらぬ事態へと飲み込まれていく・・・。
=====ここまで。
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公開時に、ほんのちょっとだけ気になってはいたけれど、すっかり意識の圏外に、、、。いつのまにかレンタルリストに入れていたらしく、このほど送られてきたので見た次第。
先に白状すると、雰囲気は嫌いじゃないけど、もうドッペルゲンガーものとしては、あまりにも想定内のオハナシで白けてしまった。こういう不条理劇ってのは、見ていてギリギリ来る感じがないとね。本作には決定的にソレがないのだよ。なぜかって、このジャンルではもう手垢がつきまくったストーリーが展開されているから。それに尽きる。wikiには「サイコスリラー」と書いてあるけど、コーヒー飲みながらボケーッと見られる映画の、どこがサイコスリラーなんだよ、って話。
自分に見た目はそっくり、中身は対照的、っていう時点でアレだけど、序盤でサイモンが向かいの建物から男が自殺するのを目撃するところで、本作の結末は想像がつこうというもの。そして、そのとおりになるんだから、ガックシである。
何でこんな、私でも想像がついてしまう展開にしちゃうのか。さんざん繰り返し描かれてきたテーマではないか。なぜ、この期に及んでコレなの?
見せ方も、格別、素晴らしいとは思えなかった。とにかく全編、夜か地下みたいな暗い建物の中のシーンばっかりで、映像自体は凝っているとは思うけど、別段面白味もない。BGMに70年代の日本のGSとかを使用してアンバランスな感じを出しているけど、それも好みが分かれるところ。私はイマイチそういうのを楽しめないクチなんでピンとこない。
多分、好きな人は好きなんだろうけど。先が読めても、面白い映画はいっぱいあるしね。最初にも書いたとおり、私も本作の雰囲気は嫌いじゃないし。でも、映画全体で見たとき、劇場でお金払って見たい映画ではないね、ってこと。
……と、こき下ろしてしまったけど、主演のジェシー・アイゼンバーグは、イイ味出していた。どっちかっていうと、彼の雰囲気はジェームズの方が合っている気がしたけど、、、『ソーシャル・ネットワーク』の影響かもね。ジェームズが早口でセリフをまくし立てているシーンなんかは、もろにザッカーバーグかよ、って感じだった。
サイモンが好意を寄せているハナを演ずるミア・ワシコウスカは、作品によって結構顔が違って見える気がする、、、。『ジェーン・エア』のときとはゼンゼン別人に見えたんだけど、きっと良い女優さんの証だろう。特別美人というわけじゃないし、ちょっと印象の薄い顔立ちだよなぁ。似顔絵に描きにくい顔というか、、、。彼女の『ボヴァリー夫人』はちょっと見てみたいかも。DVDレンタル出来るみたいなので、借りてみようかな。
自分と見た目がソックリな人間が目の前に現れたら、どうします……??
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