**カオスの首都** vol.3
その②につづき
ラール・キラー前の広場からバスに乗り、10分か15分くらいで着いたのが、フマユーン廟。
まずはチケット売り場へ行くが、この日は、社会科見学日和なのか、やたら子供たちが多い。しかも、みんな超フレンドリー。日本人のおばさん集団に、思いっきり笑顔で、ハローだのナマステーだの手を振ってきたり握手を求めてきたり。
スマホを向けると大喜びで手を振ってくれる
アラームさん曰く、この男の子たちは、割とイイとこの子たちだろう、とのこと。他の学校の生徒たちと思われる集団もいたし、とにかく大賑わいだった。
で、アラームさんがチケットならぬ、入場コインを渡してくれる。これを入り口の機械に入れるとゲートが開くという仕組み。このコインは出口で回収される。
使い込まれた入場コイン
ゲートを入ったところ。通路右端の物体は犬です
西門が見えてきた。やはり、いろんな宗教が混在している国。ダビデの星も
この西門をくぐる手前にトイレがあって、皆さん、トイレタイム。で、待っていると、どこからか幼稚園(?)の一団が現れ、トイレを待つために整列し始める。みんなお行儀が良くて可愛い。
引率の先生のファッションが素敵
皆さん揃ったところで、門をくぐると
フマユーン廟
ここで、自由行動となって、30分後くらいに西門外で集合と言われる。皆さん思い思いに行動。私は早速、正面の入り口からやや急な階段を上って、廟の上階部分へ上がる。で、見上げたところ。
このアーチ型開口部はイーワーンというそうな
このフマユーン廟は、タージ・マハルの原型になったものだそうで、1565年にフマユーン妃、ハージ・ベーガムによって造営されたムガル朝2代皇帝フマユーンの霊廟。アラームさんの事前レクチャーでフマユーン帝の壮絶人生を知ると、また見え方も違ってくる……ような気がする。
でも、私はそんな歴史の云々よりも、そのデカさに圧倒されてしまった。ドイツに行ったときも、建造物のデカさにギョッとなったけど、こちらも大きさでは引けを取らない。天皇の墓である古墳も、大きいものは相当の大きさだけど、あれは大きいっていうより、広いといった方が良いよね。建築物でこのデカさってのは、日本ではあんまり目にしない気がする。東大寺の大仏殿も大きいけど、なんかちょっと基準が違うというか、、、。やはり、木造と石造りの差なんだろうか。
などと思いながら、先ほどくぐってきた西門を見てみると、、、
人がいっぱい、、、
上階をぐるりと一周できるので歩いてみる。
とにかく、芸が細かい。日本の超絶技巧の工芸品も溜息ものだけど、この天井や床、棺など、イチイチ細かくて見入ってしまった。大理石がこんなに美しいものだったとは。
本物の棺は地下にある
またまた社会科見学(?)の子供たち。可愛い
フマユーン廟内のナイカ・グンバド(フマユーンの理髪師の墓)と廟外のニラ・グンバド(青いドーム)
帰ってきてから、ちょっとインド建築の本など読んでみたら、ムガル朝はモンゴル出身だから、このフマユーン廟も中央アジアの影響を色濃く受けているのだそうだ。世界史は苦手だったので大半のことは覚えていないけど、ムガル朝がモンゴル出身だったとは、覚えていないどころか初めて知った気がする。自分の無知を知る旅……。
生け垣からリス現る(リスはこの旅で頻繁に目撃した)
修復の様子が展示されている
集合時間になり、集合場所へ。お次は紅茶屋さんへ。
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バスで連れて行かれた紅茶屋さんは、「へ? ここがお店?」というような普通の建物(すみません、写真撮りそびれましたので、トリップアドバイザーのリンク貼っておきます)。お店は地下にあり、まあ、観光客向けの、ちょっとお高めの“Top Quali Tea”というダジャレみたいな名前のお店。
まずは一同座らされて、紅茶について簡単にレクチャーを聴かされる。紅茶で一番上等なのは、ダージリン、その次がアッサム。で、そのダージリンでも特に高級なのが、このGOLDってやつね! と英語と日本語とヒンディー語混じりの説明を熱心におじさんがしてくれる。GOLDというのは、ダージリンの茶葉の種類のようで、一級品らしい。そして、さらにイギリス統治下でイギリス人たちが好んで飲んだ(ホントか?)というWHITEという種類を紹介してくれるんだけど、このWHITEは、茶葉を発酵させていないというのが特徴だとか。
説明は、ちょっと話半分で聞いていたんだけど、試飲してみたら、これがどちらもメチャメチャ美味しいの!! 正直言って、こんなに美味しい紅茶をいただいたのは、生まれて初めてじゃないかと思うくらい。淹れ方とかにもよるとは思うが、茶葉の等級というのは侮れないと改めて思い知る。……考えてみりゃ、日本茶だってそうだもんな、、、と当たり前のことに思い至る。実際、WHITEは発酵させていないので、色も紅茶の色ではなく、薄い緑茶みたいな色で、味はまさに“玉露”。本当に上品で美味しい。これはぬるめのお湯でじっくり淹れると美味しそう。
……というわけで、カモネギ日本人観光客は、このGOLDとWHITEのセット(日本円で5,000円くらい)を迷わずお買い上げ。中身にも惚れたけど、箱がまた可愛いので、これは買うしかないでしょ。
箱がステキでしょ?
さらに、インスタントのチャイも試飲させてもらったところ、これまた、実に美味い! 甘さはほんのりで、スパイシー。こんなチャイ、日本の高級店でも飲んだことないかも。こちらも1箱ゲット。ううむ、もっと買ってくれば良かったかも、、、と思いネットで検索したら、通販サイトもあった!
1箱10袋入り。1袋につき130mlの少なめのお湯で。沸騰したお湯はNG
友人たちへのお土産は、GOLDの茶葉が70%入ったファーストフラッシュのティーバッグ10コ入り。こんな小さな箱なのに10コも入っている。5箱買うと1箱おまけというので、1箱は自分用に。帰国後、もうとっくに飲んじゃいましたが、、、。
というわけで、結構散財いたしました。
……で、そろそろお腹も空いた頃。お次は、ベジタリアンカレーを食べにgo!
その④につづく
待望の第3回目(^^♪今回も楽しく拝読!
社会見学のお子様たち、可愛いですね~。インドの子どもといえば、「スラムッドッグミリオネア」とか「ライオン」とかのイメージが強いので、こぎれいな彼らが何だか新鮮に見えます。
フマユーン廟の美しさ、広大さも圧巻ですね~。私、コーヒー党だけど、紅茶が飲みたくなってきました!紅茶の箱、素敵!箱だけでも欲しいわ。もし私もそのお店に行ったら、確実に買います。美味しいチャイも飲みたいな~。
次回のベジタリアンカレーのお話、楽しみでよだれが出ます😊美味しいカレーも食べたいわ~。週末あたり、頑張ってキーマカレーでも作ってみよっかな…(いつも有言不実行な私)
大理石とかは、日本ではあまり、なじみがないので余計見入ってしまいますよね。
美味しそうなお茶!!!
パッケージがお洒落!!
私も台湾に行ったとき、お茶にはまっていっぱい買い込みました。
お茶とかって、お土産として買って帰って家で飲むと、旅の匂いとかフラッシュバックしてよけい
美味しく感じるんだと思います。
京都にもインド系の紅茶専門店とかありますけど
東京はもっといろんなお茶の専門店がありそうですね。日本で買うとバカ高そうですが。笑
次はカレー!!!!ですね!!!
可愛いでしょ、お子様たち。ワーッて無邪気に寄ってきて握手求められ、さながらスターになった気分(?)でした。なぜにあんなにフレンドリーなんだろ。日本人のお子様たちは、あんな風じゃないような…。
お、たけ子さん、コーヒー党ですか! でもでも!この紅茶を飲めばきっと紅茶党になること請け合いです(^^) チャイもインスタントなのに美味しくて。たけ子さんに飲ませて差し上げたい!!
石造りの建物って、やっぱり重厚感というか、ズシ〜ンって感じがします。圧倒されました。
フキンさん、こんばんは!
タイトルがたけ子さんの受けて大喜利(?)ですね。上手いっ!!
フユマーン廟もタージマハルも、圧巻でした。しばし口あんぐりで見上げておりました(°_°)
そうなんです、ウチでチャイやら紅茶飲んで、あー、また行きたい〜、インド〜〜!!ってなってます。
このお店はお高めなので日本で買うよりちょっと安いかな、くらいですが、この箱に惚れちゃいました。もちろん紅茶も激ウマですが(^^♪
あ、迷宮グルメ見ました! 面白かったです。ヒロシ氏がゆる〜く、でも優秀なレポーターでビックリ。食べ物も美味しそう…。毎回録画予約しました!
私、ヒロシのこと全然興味なかったんですが
毎回見ているうちになんか興味湧いてきたんですよね。
あの人、おいしいもの食べてるときに微妙な顔して食べるんですよ。
まずそうに食べるんです!!!笑
もっと、おいしそうに食べろよっ!!って突っ込んで見ています!!
たけ子姉さんも、気が向いたら是非。笑
あ、「きっとうまく行く」観ちゃいましたよ~~!!!
そうそう、微妙な顔してました! 眉間にシワ寄せて、え…美味しくないの、、、?と不安になった途端「メチャメチャ美味い!」とか言うんですよね。あのギャップが笑える(^^)
片言英語とジェスチャーでどこでも切り抜ける根性がエラい! と感心してしまいました。電車の旅ってのも、個人的にツボです♪
「きっと、うまくいく」ご覧になったのですね! 感想聞きたい〜〜!!