劇場で見た映画はなるべく「ちゃんと感想を書こう!」と思うのですが、DVDや配信で見ると何故かす~っと右から左に流れて行ってしまうことが最近多いです。前は、DVD鑑賞の感想も割と書いていたのになぁ、、、。
今回も、DVDと配信で見たのですが、1本の記事に書く気にはならないものの、別の意味で感想を書いておきたい、というのもあり、2本まとめて書くことにいたしました。サブタイトルからお察しのとおり、ちょっと悪口になっておりますので、お好きな方はスルーしていただけるとありがたいです。
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◆レジェンド&バタフライ(2023年)
作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv77916/
《あらすじ》 尾張の織田信長のもとに美濃の濃姫が嫁いでくる。威圧的な態度の信長とそれに怯まず抵抗する濃姫。敵対する隣国同士の政略結婚であった2人は、互いを出し抜き寝首をかこうと一触即発の状態だった。そんなある日、攻め入ってきた今川義元の大敵との圧倒的な戦力差に絶望する信長は、濃姫の言葉により励まされ奇跡的な勝利を収めることに成功する。この日を機に2人は固い絆で結ばれ、天下統一を目指し歩きだしていく。
~上記リンクよりコピペ~
amazonの見放題に上がって来ていて、何となくクリックして見始めたのだけど、、、見終わるまでに数か月(!)かかった、、、。というか、途中で何度か長期間放置していたうえ、かなり細切れで見たからなのだけど。そこまでして完走する意味ある?と自己ツッコミしながらも、乗り掛かった舟(違う?)みたいな感じで、どうにかエンドマークに辿り着いた次第。
これ、3時間近くあるんだけど、2時間で十分収められるんじゃないのかしらん??と思った。信長と濃姫の(すみません)めっちゃ幼稚なやりとりの描写、全部いらんやろ、、、と。現代のジェンダーを意識した関係性にしているけど、どうにもこうにも学芸会みたいで、見ていてシンドイ、、、うぅ。もうちょっと演出何とかならんかったんか、、、。
見終わってから、脚本が古沢良太と知って、ちょっと納得。あの信長と濃姫の、男と女のやりとりの稚拙さは、一昨年の大河でも感じたものだったが、彼は大人の恋愛描写がイマイチ。ラブコメとかは巧いんだろうけど、アラフィフのキムタクにラブコメ演らせるのは酷ってもんでしょ。
でも、それ以外(が少ないのだが)の部分では、比叡山の焼き討ちとかはなかなか良かったんではない? 本能寺は、キムタクの立ち回りがあんましカッコよく見えなかったのが残念(これは殺陣がイマイチってことか?)だったけど、でもまあ迫力はそれなりにあったし。
予想はしていたけど、やっぱしキムタクはキムタクやった。まあ、彼はそれを期待されているわけだから、バカボンじゃないけど、これでいいのだ。あの喋り方はどうしても好きになれないが。大将としての知性や品性を感じられないのもイタい。綾瀬はるかは頑張っていたのではないか。彼女の方がデカかったような気がしたが。
しかし、邦画、、、20億かけてこれかよ、、、というのはちょっと愚痴りたくなるよね、映画好きとしては。
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◆ジョー・ブラックをよろしく(1998年)
作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv30355/
《あらすじ》 大富豪パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)のもとに突如客がやって来た。ジョー・ブラック(ブラッド・ピット)と名乗る彼、実はパリッシュを迎えに来た死神で、ついでにパリッシュを案内人にして人間の世界を見に来たのだった。娘のスーザン(クレア・フォラーニ)は彼の姿を一目見るなり驚く。ジョーは街で意気投合した青年にそっくりだったからだ。それもそのはずジョーは死んだその青年の肉体を借りてこの世界に降りてきたのだ。その後二人は徐々に愛を深めていく。人間の恋愛を知ったジョーは彼女をあの世に連れて行きたいと葛藤する。苦悩の末ジョーはパリッシュとこの世を後にする。そして彼らと入れ替わりにスーザンと意気投合した青年が彼女の前に姿を現すのだった。
~上記リンクよりコピペ~
TwitterのTLに、本作の序盤のシーン(ブラピとクレアが互いにタイミングを外して何度も振り返るシーン)が流れて来て、何か見たことあるなぁ、、、と思って、何の映画だったっけ?と調べたら本作だった。
この映画、大昔に戸籍上の元夫との新婚旅行(オエッ、、、)の機内上映で見たのだけど、まるで内容を覚えていなくて、ウン十年ぶりに見てみる気になったのでした。
これも3時間超の映画なんだけれど、よくこのネタで3時間にできたな、、、と。ただ、不思議なことに見ている間は長さをあまり感じなかった(途中休憩したけど)。
終わってみれば、めちゃくちゃ内容が薄くて、アンソニー・ホプキンスがよく出演したな、、、と逆に感心したくらい。これも2時間で十分だったんじゃないの?
と思ったけど、これはブラピ鑑賞映画なんだと思えば納得でもある。前記の「レジェンド~」もキムタク鑑賞映画みたいなもんだしね。それにしちゃぁ、脇が豪華すぎるわけだが、脇があまりに貧弱だと、主役の値打ちも下がるってことですかね?
ここまでブラピの顔をマジマジと見たのも初めてなので、却ってブラピをカッコイイとかステキとか思えなかった。クレア演ずるスーザンとのラブシーンはキレイだが、ホント、ただキレイなだけで官能はまるでなく、、、。「レジェンド~」のキムタクと綾瀬はるかのそれはキレイでもなかったから、まだマシだけど。
見どころは、意外にもアンソニー・ホプキンス。死神に取り付かれて苦悩する様をさすがの演技で見せてくれて、アイドル映画でも手を抜かないプロ魂に感服。終盤、死神のジョーと2人で並んで消える所では、不覚にも涙が、、、。
でも、前述の、序盤の交互振り返りシーンで、2人の振り返ったタイミングが一度でも合えば、2人はすぐに恋仲になり、ブラピがあの後車に撥ねられることもなかったわけよね、、、。
ちなみに、当時の機内上映は、まだ機内のスクリーンに映写していて、あんまし集中して見られなかったのでした。集中して見られなかった理由はそれだけじゃないけど(隣にウザいのがいたから)。ツアーの他のお客さんも、ヘンな新婚だな、、、と噂していたことでしょう。旅自体もめちゃくちゃストレスフルで、どこに行ったかもあんまし記憶にない。ラブラブのカップルでも「成田離婚」なんて言葉があるくらい旅行はリスキーなイベントなのだが、私らにはそんなことさえ関係なかったな。この映画は、そういうネガティブな記憶と共にあるのだけど、それと映画の評価とはもちろん関係ありません。
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