大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

鷹ノ巣山耐寒訓練

2011年12月26日 | 奥多摩

安達太良山で知り合った山岳(やまたけ)氏と一緒にやった。

さすがに3連休の最終日だから山屋もそんなには乗っていない。
奥多摩駅には40名程度の登山客が降りた。
東日原では一桁の登山客が降りただけで静かな山だ。

稲村岩までのへつり道も道幅が思ったよりあり、アイゼンも
必要無かった。
我々二人の他には日帰り支度の中年女性と途中で追い越された
青年の4人だけで、下山者は3人Pと2人Pと単独1の6人。
ピストンのさっきの中年女性を入れて合計7人。
さすがに下山ではアイゼンが必要な所が多かった。
我々登りでは無くても何とかなった。

  

稲村岩が迫力ある 登る山岳氏 ヒルメシクイノタワ


2人Pが峰谷からというので水場の様子を聞いたら、しっかり
出ていたとの事で二人とも安心。
各自1.5Lしか持ってきていなかったから。

小屋に着いてすぐに水を汲みに行った。
それ程太い流れでは無かったが、充分使える量は流れていた。

   

水場 山頂標識 富士は雲の中 大岳山と御前山


さて問題の寒さだが、夜中の12時に外はマイナス8度で
朝の6時も同様だった。
山岳氏によると室温がマイナス3度だったらしいから、小屋の
中は5度高かったわけだ。
さすがに小屋はテントと違って随分と暖かいなあ。

お互いにあのNASA材料のシートをシュラフの上から掛けて
寝たが、俺は頭まで被った為結露したので途中で除けた。
山岳氏も外したが夜中に寒くなり再度掛けたら効果あったらしい。
シュラフカバーの上から掛ければ充分役に立つのが解った。

翌朝は残念ながら南アルプスは雲で全く見えなかったが、近場の
富士やら丹沢やら大菩薩などの他綺麗に見えた。
見えないと思っていたスカイツリーも木々の間からクッキリ
見えたが、これも葉が落ちている間だけだろう。

    

富士二題 大菩薩方面 奥に丹沢

富士は左下に見える新興宗教のだと思われる白い塔を入れたくないので
こんな構図になってしまった。


気持ちの良い長い石尾根を降りて、旅館の風呂で汗を流して
電車に乗った。

 

気持ちの良い道 どでかい霜柱(北面の巻き道)

2010年10月秋山の記事はここをクリック。

山岳氏の丁寧な記録はここをクリック。

 

コメント (2)
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寒気緩んだ?

2011年12月24日 | 奥多摩
今日は昨日と違って暖かい。
明日から奥多摩の鷹ノ巣避難小屋だから、少しでも暖かい方がいい。

少々暖かくても朝一番で見るから、南アルプスは大丈夫だろう。
今話題のスカイツリーはちょっと無理かな?

少なくとも鷹ノ巣頂上では無理だろう。
確か大岳山までしか見えなかったから、もっと左サイドの筈だから多分見えない。
石尾根でも方向的には可能性低いだろう。

意外と陣馬山辺りがいいかも知れない。
丹沢の大山なら確実だろう。

明日の登りは稲村岩尾根に乗るまでの沢沿いのへつり道だなあ。
アイゼンは万全を期して持参するしか無かろうなあ。
少しでも軽くしたいが凍結してる可能性があるから仕様がない。

昨日鍋割で使ったユニクロの裏がフリースのズボンは
汗を逃がさないから良くない。
冬用のズボン下に山ズボンにしてどうしても寒かったら
雨具の下を穿けば凌げるだろう。
歩く分にはそんなに寒さは感じないだろうが止まったら寒いかも。

夜は早めに寝るとしてシュラフの中にNASA材料のシートを入れて
直接体に巻いて寝てみよう。
これに湯たんぽで凌げると思うがなあ。
恐らく室内でも零下3度にはなりそうだから水もシュラフに入れた方が
良いかも知れない。

食事は朝晩カレーでOK。昼はラーメンで充分だ。

これが終わると丹沢表尾根で今年を締める事にしよう。
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ドラム缶橋から三頭山避難小屋 詳報

2011年12月13日 | 奥多摩
8:46と思っていたバスが8:40でトイレに行って
乗り損ねるという何か厭な感じで始まった。

ドラム缶橋とは言わず「浮橋」というのが正しいらしい。
写真で分る通りドラム缶は使っていないから。

 
浮橋

周遊道路を歩いていたらサルの群れが横切った。
写真のはメスなのだろうか、お腹が大きいみたいだ。


何か食べているメス(?)猿

「ヌカザス山直前に危険箇所あり」との注意書きがあったが、その前に道にあった固定ロープに
ザックが引っかかってものの見事に引っくり返った。
全くそんなに危険でもない所にロープなんか邪魔なだけだ。

危険箇所とは少し岩っぽい急登の場所でどこにでもある道。
しかし今日は路面が凍結していたから危ない場所だった。
登りだったから平気だったが下りならビビッたろう。

この急登の後すぐに「ヌカザス山」だった。
その少し先に三頭橋へのムロクボ尾根が降りていたが、
急な上にすこぶる細い尾根でとんでもなく、当然ながら誰も歩いていなかった。

その先のオツネの泣き坂(だと思う)の途中で昨日書いたオジンと出くわした。
何もニュースが無いから無事に降りたんだろう、案外と見かけよりは易しい
事もあるからなあ。

さあこの先での俺の道迷いだよなあ。

これは雪道を最初に歩いた奴が間違えて、皆その通りに歩いた為だ。
途中で道が無くなったから戻ったが、雪の上にクッキリ踏み跡があるから
間違ってないのかと又引き返したが、やっぱり踏み跡が無い!
これは直上するしかないと5-6歩登ったが潅木が無くて諦め降りた。
少し元に戻ったらか細いが上に向かう道らしきものがあり、それで解決だった。

途中トラバースになったがそこでルートを外れたんだろう。
戻った道は広くて歩き易い道だったが大失敗だった。
最初の時点で誰かが間違ったルートを作ったと判断できないと駄目だよなあ。

御堂峠からは東も西もピークを踏む必要も無いからさっさと小屋を目指した。
大昔に歩いた記憶は一かけらも残っておらず、やたらと降りるので明日の
ルートは都民の森か西原峠方面と決定。

着いた小屋には誰もおらず、小屋独占が決定。
ちょうど夕日が落ちる頃だったから富士の写真を撮った。
残念ながら南アルプスは黒岳などが隠して見えなかった。

   
夕焼けと朝の富士

さっさと湯を沸かしてゆで卵入りのラーメンとレトルトのカレーで終了。
寒さは予想通りで羽毛の3シーズンと夏用、それにシュラフカバーの
三枚重ねと湯たんぽ。
衣類はというとあの超薄手のシャツと山ボーイシャツもどきと冬山用の下着と
フリースのセーター、その上に山シャツとフリ-スのカーデガン風と何と6枚。
おまけに寝る時は雨具の上も着込んでニット帽で寝る始末だった。
しかしさすがに寒さは感じず案外と寝られた。

窓は二重だったし、扉も二つあって防寒対策は万全だったがさすがに寒い。
トイレは紙は持ち帰らず、ケースに入れるようになっていたが溢れていた。
ペーパーを刺した棒があって、その台になってる板で押さえるだけなのに
何でやらないのかなあ。

翌朝は牛丼で済ませてさっさと出発したが、7時の気温が1度だったから
外は零下だったろう。
北側斜面はパリパリに凍結していて、すぐに滑って手を突く始末だった。
まあしかし登りでどうって事も無かったが、これが下りだとそうはいかないからなあ。
冬場の山はなるべく北側は下りに使わないようなルート取りをしないとまずい。

道は南面はふかふかの落ち葉道で気持ち良かったし、鳥の声は聞こえてくるし
すこぶる楽しい歩きだった。
しかし右の膝横が痛み、山歩き不足が歴然。
今からは定期的に歩かないとマズイ。

郷原への分岐を西原峠へ少し登って、この先の植林の道と膝の痛みを考えて
分岐に戻り、郷原へ降りた。
里に降り着いたら柿の木に熟した実がたわわに残っていたり、茶畑やら竹林やら
これぞ日本の田舎の風景といった感じでなかなか良かった。

 
これぞ日本の田舎

大きい道路に出たら「花の里」とかいう蕎麦屋があって、なかなか旨そうな
感じだったが先を急いだんだがこれが幸いだったんだ。


旨そうだった蕎麦屋

何とバス停に着いて時刻表を見て呆然自失。
バスが16:28まで無いじゃないか!
土曜日だったら11時台に一本あったんだが平日は無し。
20分程歩いたところで手を挙げたら一発で停まってくれたが残念ながら
すぐ先までしか行かないらしい。

その次に手を挙げたら老婦人が運転していたがすぐに後ろに乗れという有り難いお言葉。
地獄に仏とはこの事だったが、平日の山遊びは足をちゃんと調べておかないと
とんでもない事になる。
いつもはもっと早く出るのだが今日は遅くなったとのこと。
あの蕎麦屋に寄っていたらこの女性の車には出会わなかったんだ。

都民の森から数馬までのバスも冬場は無いから槇寄山まで歩かないといけない。

冬場の避難小屋泊まりは夜の寒さ対策さえちゃんとやれば素晴らしい眺望や
陽だまりの歩きが楽しめて面白いんだがなあ。

昨日「ドラム缶橋から三頭山」と書いたが正確には今日のが正しい。
ピークは踏んでいないから。

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ドラム缶橋から三頭山

2011年12月12日 | 奥多摩
いやあ、寒い!

雪が残っていて危うく迷うところだった。
鷹ノ巣の予行演習にやってみたがちと厳しいかな?

ヌカザス山手前の急登は雪が着いて厭らしかったが
登りだったから良かった。

ところがオツネの泣き坂途中でオヤジが降りてきた。
ヌカザス山から降りるのは危ないと教えたがそのまま降りて行った。

その後俺が道を失って慌てたんだ。
他人の心配どころじゃないぜ。

途中からトラバースになったが踏み跡が消えた。
少し戻ったら直上していた。

どうにか道に戻り、小屋に四時半前に着いた。
南から北へ抜けるのは相当ヤバい。

南アルプスは見えなかったが富士はズドーンだった。

小屋は当然貸し切り。
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さあ山モード突入

2011年12月11日 | 奥多摩
昨日山仲間との忘年会が終了したから
山モードに切り替えないとまずい。

この時期の避難小屋の泊まりは超久し振りなんで、
明日三頭山に登って寝てみる事にした。

8:46奥多摩発鴨沢西行きに乗って、小河内神社で降りてドラム缶橋から。

昔御岳山から縦走して寝た事があるが、春だったからなあ。
寒さ対策の秘密兵器のNASA開発の防寒シートは頼んだがまだなので
現状の装備でそこそこ凌げれば大丈夫だろう。

下山は月夜見山から御前山を抜けて奥多摩駅まで歩くか
西原峠から日原峠まで歩いて降りるか、一番楽チンの都民の森への下山か
体調と気分で決めればいいから気楽なもんだ。

奥多摩駅までが金がかからないが、見晴らしのいいのは西原峠方面だろう。
しかしバスで上野原に出るのがちと嫌だなあ。

寝る時はシュラフ二枚とシュラフカバーの三層なら何とかなるだろう。
これに湯たんぽで凌げると思うんだがなあ。

これで駄目だったら標高の高い鷹ノ巣は無理。
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鷹ノ巣山でお泊まり

2011年12月07日 | 奥多摩
あの安達太良山のくろがね小屋で知り合った
山岳さんと一緒に行く事になった。

天皇誕生日前後だから相当に冷え込みそうだ。
いくら避難小屋でテントよりは温かいといってもなあ。

標高1700位はありそうだから、
10度は低いだろうから確実に氷点下はいくぜ。

下着は冬用のは当然として、フリース、厚手の靴下、
シュラフも3シーズン用と夏用の二枚、マットも長いのにしよう。
勿論湯たんぽ用に広口ボトルは必携。

夕食は温かいおでんとうどんかラーメン、
ウィスキーのお湯割りで体の中から温まらないと凌げなさそう。

泊まり客が多ければ少しは温かいんだが、まあ俺達だけだろうなあ。

しかし、頂上からの南アルプス(多分見える)と富士の眺望と
石尾根の気持ち良い歩きが楽しみ。

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レンゲショウマが見頃らしい

2011年08月22日 | 奥多摩
ちょうど見頃らしい。

去年御岳山のが嫌で御前山に行ってみたらほとんどなかった。
純粋に花だけを見たいのなら、片意地を張らずにおとなしく
御岳山の花畑に行っ方が無難。

まあ一輪でも姿が良くて旬だったら満足してたんだが皆いまいちだった。

その点だいぶ前に甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根を歩いた時に出てきた
レンゲショウマは綺麗だったなあ。

時期的にもう遅かったし、まったく期待してなかったから感激したんだ。

確か笹平手前の気持ちいい笹の原っぱの先で、涸れた沢に降りる手前だった。

何事もあまり期待するとガッカリさせられる事が多いから。
何も考えないでひたすら歩いた方がいい。

御岳山は大昔に大岳山から三頭山へ縦走した時にケーブルカーで登っただけだ。
ロックガーデンなんか面白そうなんだが。

今となってはいつ行けるか分からんなあ。
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トイレの紙は持ち帰り

2011年06月16日 | 奥多摩
奥多摩の小屋は紙持ち帰りが原則らしいが、鷹ノ巣の小屋のは
紙捨てまくりだった。

一応用意していたから、飛行機のゴミ袋とビニール袋を併用して
持ち帰った。

しかし持ち帰りを書いた張り紙は便器正面上にあり、ドアを
締めると暗くて読めやしない。
おまけにぐだぐだといろんな事を書いてありすぐには分らない。

これじゃあ使うに決まっているだろう。
入り口のドアに大きく「紙持ち帰り」と書けばよかろう。
皆切羽詰っているんだから短刀直入じゃないと駄目だろう。

張り紙はしてるんだから俺たちの責任じゃないもんねと
というスタンスだとまったく改善されないぞ。

本当に紙の投げ入れで困っているならちゃんと告知しないと
駄目だし、一発でわかるようにすべし。

浸透式と書いていたがせめて微生物で分解するトイレくらい
金満東京なら軽いものだろうになあ。
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雨とガスの鷹ノ巣

2011年06月15日 | 奥多摩

初日は雨、二日目はガスでうんざりして連泊せず下山した。

初日はのんびりと出発して12:15に峰谷のバス停を歩き出した。
奥の集落まで結構あって、浅間神社の登り口まで約1時間もかかってしまった。
なんだか素朴な神社を過ぎると大嫌いな植林帯。
途中で昼にして歩き出して暫くすると鈴の音が聞こえてきた。
まいったなあ、小屋を独占できないのかとガックリしたが、見えた女性の姿は日帰り支度じゃないか。
聞いたところでは小屋の先にある「白いスミレ」を見に来たらしいが、結局途中で引き返してきた。
降り出した雨も半端じゃないが、樹林帯なのでそんなに濡れない。
なんとか4時に小屋に着いたが、途中に出て来た水場で汲んだ。
どういうわけか小屋の前に水場があるとばかり思っていたので一瞬面食らったが、なんでそう思い込んでいたのか不思議だ。

翌日は予定通りにのんびりと千本ツツジまで散歩に行った。
稜線通しだから結構アップダウンがあったが、空身なのでどうってこともない。
歩く途中はマルバダケブキとワラビが幅を効かせていたが、鹿が食べないからという理由なんだからちょっとなあ。
千本ツツジへの途中で満開のズミが一本出て来たが、恥ずかしながら
初めての出会いだった。
なにせ雨の日に山歩きをほとんどしなかったんだから当然か。
小粒の白い花が枝一杯にひしめき合っている。
木全体が真っ白の塊と行った感じだ。
梅雨時に咲くんだが、たまには雨を覚悟で見に来ることにしよう。

千本ツツジはミツバツツジは終わったが、ヤマツツジは5日から1週間後位が見頃かな。
それでも結構咲いていたからそこそこ楽しめた。
帰りの巻き道を歩きながらガスは晴れぬし、明日も晴れそうも無いので
下山することにした。
石尾根は止めて峰谷から降りることにしたが、最終バスまで時間があるが仕様が無い。
途中で出発前に小屋前で話した中年女性の2人パーティーに追いつき、
車なら乗せてくれないかといったらOKが出た。
神社の登り口に停めていたから随分と楽させてもらった。
なんでも女性ばかりの山の会に入っているらしいが、高齢になって退会する人が多くて10人程度になってしまったらしい。

4時40分位の電車に乗ったがこれがドツボだった。
平日の帰宅ラッシュを忘れており、北八王子では超満員。
平日の帰りは早めに下山しないと地獄を見る。

ズミの満開に出会えてまあまあの歩きだった。
(デジカメを忘れて写真無し。)


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来週は鷹ノ巣で遊ぼう

2011年06月09日 | 奥多摩
14-16が晴れマークだ。
ノンビリ避難小屋に連泊なんて良さげでないか。

鷹ノ巣の小屋にはまだ寝たことが無いからやってみるか。
どうせ時間がタップリとあるし、交通費くらいで済むから。

峰谷から登って石尾根から奥多摩駅まで歩こう。
真ん中の日は「日陰名栗峰」「高丸山」「七ツ石山」と
稜線通しに歩いて、帰りはトラバ-スの一般道で帰る。
歩くだけなら3時間程度だからどこかで昼寝でもしよう。

本なら読みかけの「第三阿房列車」と必死で探して見つけた
「阿房列車」があるから大丈夫だ。
しかしこの内田百の文章は最高だ!
どうやら山口瞳の紀行文はこれを真似たんじゃないか。
お供とあちこち廻って文章を書くというスタイルのことだが。

文章自体は百オジサン(ジイサン?)の方が数段格調高い。
なにせあの文豪「夏目漱石」の弟子なんだからさもありなんだ。
呆けた頭ではちょっと理解できないところもあるが、味があって
シャレた文章だぜ。

早く右膝が完全回復しないとまずいが、今月末までには
いくらなんでも治るだろう。

今日は健康保険の切り替えで御茶ノ水まで出かけたが、
代々木上原の駅近くにイスラムのモスクがあったがいつ
できたんだろうか。
派手な色使いでないのはいいんだが、あの尖塔がメチャ目立つ。
しかし建物全体で見ればなかなかいいよなあ。
御茶ノ水のニコライ堂もいいが、このニコライ神父が
高田屋嘉兵衛を慕って日本に来たというんだから昔はスケールの
でかい日本人がいたんだ。

こんな大事な時期に政争に明け暮れている度し難い政治屋どもとは
えらい違いだぜ。
二世・三世の政治家が幅を効かせているんだから話にならんわなあ。
志があって政治に携わっているんじゃなくて”家業”として
やってるんだからまともな政治ができるわけがない。

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酉谷山避難小屋から東日原

2011年05月23日 | 奥多摩
松戸の彼は4時過ぎにタワ尾根めがけてさっさと出発。
我々はちょっと遅れて4:50に小屋を後にした。
静かな小屋で、少しは寝たような感じだった。
爆睡状態のM氏と違って残る2人は結構ちょこちょこと
目が覚めていた。

縦走路はあの奥秩父の道と同じように、稜線の下をトラバース
しているんだが、落葉樹が多いので明るい雰囲気がある。
歩きそのものは単調だし、花が出てこないからイマイチ。
足元のスミレとキジムシロくらいで、お目当てのシロヤシオや
ミツバツツジは全く出てこない。

さすがに日が上がりきるまではヒンヤリして長袖を着て歩いた。
7時を過ぎると暑くてTシャツで歩くが虫が寄ってきた。
東北辺りのブヨではなくて小バエなのが救いだ。

途中のハナド岩に寄ってみたら大展望が待っていた。



ウトウの頭(緑の濃いところ) 切り刻まれた天祖山 雲取方面



篶坂ノ丸 奥左端は鷹ノ巣山

鷹ノ巣山と右側の日陰名栗峰の間に見えるピークは大菩薩南嶺の黒岳。
大菩薩嶺は七ツ石山が隠している。



最奥に大岳山と御前山 手前の尾根はハンギョウ尾根 中央はヨコスズ尾根

その後も単調な歩きを続け、やっとシロヤシオとミツバツツジが
出てきたがすぐに一杯水の小屋だった。
要するに小屋の前後10分程度に集中的に咲いていて、その他には
咲いてなかった。
この二つが目当てならヨコスズ尾根をピストンすれば良い。



小屋の手前のツツジ

この尾根の下部の上がミズナラの純林、下が杉の植林の道が
フワフワで気持ちよかった。
おまけにこのミズナラの新緑が最高の瑞々しさだったので写真を
載せておく。



よくよく考えたら道がなぜか稜線をはずして付けられているから稜線通しに歩けば良かった。
次回はこの手で歩いてみよう。
さてやっと民家の屋根が見えてホットしたが、これが大甘でそれからの下りが長くて
辛かったんだ。

バス停に着いたらあの松戸の人がいて仰天。
なんという速さなんだ。
タワ尾根を3時間程度で降りちまったんだから呆れた。

参考にタイムレコードを書いておく。

初日 一石山神社発9:30 ウトウの頭14:40 縦走路16:00 小屋17:10(歩行時間:5時間40分)

二日目 小屋4:50発 ハナド岩6:15 一杯水避難小屋6:55 バス停8:45(歩行時間:3時間35分)
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新緑のタワ尾根から酉谷山避難小屋

2011年05月22日 | 奥多摩
昨秋の紅葉の時にM氏と人形山先まで歩いて引き返したが、
次は新緑の時に全部歩き通そうと決めた。
一昨日の金曜日で勤めは終了して心置きなく楽しんだ。
予想と違っていたところもあったが、トータルでは
充分に満足できた山歩きだった。

去年は結構な人出だったが今回は至って静かな道で
初日に行き会ったのは11人だけだったが、金袋山の先までで
その後は全く人に会わなかった。



新緑のミズナラの巨樹

新緑は少し緑が濃くなってると感じたが瑞々しさは残っていて
充分楽しめた。
ウトウの頭手前のダケカンバはまだ芽吹きが始まったばかり。



ウトウの頭手前のダケカンバ

さてそのウトウの頭だが登り着いたらマスコット3点がお出迎え。







登り着いたらニセピ-クでもうちょっと歩いて、大岩を左からまいて辿り着いた。
案外と狭い頂上だった。樹林の中で眺望は無かった。

地形図ではさらっと書いてあるが岩っぽくて結構難しい。
まず急下降した後は下図の通りの所に出た。



ここは左に降りてから次のピークに登って行く。
この岩稜部分を通過したら全く無粋なモノレールの軌道が
突然現れる。
この横を延々と歩いて終わった後少しで長沢背稜の縦走路に
合流した。
しかし1,780Mもの長さだったが、一体何のためなんだろうか。



無粋なモノレールの軌道

縦走路から1時間10分もかかって小屋に辿り着いたが先客は一人で
静かな夜が約束された。
この人は松戸からの54歳の現役だったがあちこちのバリエーションを
楽しんでいる由で、鳥屋戸尾根から蕎麦粒山に登り4時前に着いて
一人宴会を楽しんでいた。

折角独占と思っていたのに申し訳ないが我々も早速夕飯にして、M氏が
担ぎ上げたチリのワインと懐かしい「髭のブラックニッカ」をお湯割で
飲んだが、後味が結構良い。
それにしてもM氏は両方ともビンごと持って来るんだから恐れ入る。
俺だったら当然ペットボトルに入れ替えて持参するがなあ。

小屋の土台は立派に補修というか新しく作り直されていた。
さすがに超金満自治体の東京都だけのことはある。
三人で山の話やら原発やらで時間を潰して8時頃には寝てしまった。

水場は結構出ていてワインも冷せたし、ビールも冷やせる。
土日を避ければほぼ独占だろうからノンビリ過ごすのにはもってこいだ。


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タワ尾根から酉谷避難小屋

2011年05月19日 | 奥多摩
明後日から一泊二日でやる事に決定。
奥多摩8:28着の電車、8:35東日原行きのバスと
昨秋と同じだ。

新緑の盛りに奥多摩を歩くのは初めてだ。
日曜日の天気がイマイチだが、次の土日はK氏宅訪問と
同行するあのM氏の蝶ケ岳行きがあるのでダメだから
今度にするしかない。

さてこの山行のポイントは「ウトウの頭」先のコルへの
降りらしい。
大岩を左から絡めて降るのがポイントらしいから、しっかり
頭に入れて歩こう。

久し振りの小屋泊まりの山だが、日も長くなったし、
18:00までに辿り着ければOKだから気楽だ。
それが泊りの最大の利点だが、朝の景色が期待持てない
天気予報がちと残念だなあ。

下山は小川谷沿いの道も検討したが、安全な稜線沿いを歩いて
一杯水の小屋から降りることにしよう。
上手く行けばシロヤシオに出会えるかもしれない。
すぐ後で「檜洞丸」のシロヤシオを見に行くから空振りでも
どうってこともないが。

水場も昨日の雨で充分出ているだろうし、補修した小屋が
どんなになってるかちと楽しみではある。
東京都はさすがに金満自治体だけあるなあ。
普通の自治体なら補修などせずに自然倒壊だろうに。

本格の山は昨年秋の「荒沢岳から兎岳」以来になる。
体が悲鳴をあげるかも知れないが、それこそ毎日が日曜日の
状態が明後日から始まるからどうって事も無い。
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タワ尾根は一般ルートだった 2010年11月13日

2010年11月13日 | 奥多摩

いやーまいったぜ。
あの「タワ尾根」が一般ルート同然の人の波だったんだ。
前回(3年前?)はたった一組しか会わなかったのに、今日は数えられないくらいの人の数だった。(ちとオーバーだが40人程度はいただろう)

入山は前回どおりの「一石山神社」からにした。
交番から一緒に歩いた中年女性2人組も後から続いたが、片方の女性がブログをやっておりお互いに教えあった。
先方は「そらいろのパレット」となんとも格好良い名前。
それにひきかえ俺のは自分でも口に出すのが恥ずかしい。

この登りだしが急登なんだよなあ。
見晴台に出てちょっと一息なんだがそれからまたひと頑張り。
やっとタワ尾根末端に飛び出した。
それからはやっとのんびり歩きの始まりだ。

前回は直登したところに巨樹周遊ルートの小さな看板があった。
当然矢印のとおりに右のトラバース道を進み、久し振りの巨樹との再会。
同行のM氏も驚いた風だったがデジカメがなくて携帯で撮っていた。
木の周りを木のサークルで囲んでを保護していた。
ここで昼食にしたがなんと俺達のほかに13人もいた。

食事の後は金袋山までで引き返して、一石山標識先から左に降りた。
ここは45度はあろうかという急斜面にジグザグを切っていた。
降りついて時間があったので鍾乳洞に入ってみたがつまらなかった。
M氏と来年の5月にでも全部歩いて酉谷避難小屋に寝ることにした。


川乗橋前


川乗橋後


稲村岩と紅葉


鍾乳洞手前の紅葉


巨樹とM氏


気持ちの良い道

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稲村岩コースは普通の道だった

2010年10月12日 | 奥多摩
奥多摩きっての急登との事だったがまったく普通だった。
あれが急登ならほとんどが急登の山になってしまう。

9:10-10:20稲村岩分岐10:50-(食事20分)-13:05ヒルメシクイノタワ-
13:40山頂(昼食30分)14:10-15:20六つ石分岐-17:25奥多摩駅

強いてあげれば、出だしの稲村岩分岐までがちょっと急かなというくらいで、
尾根に乗ってしまったら傾斜も緩く、どうってことなかった。
その証拠に分岐のちょい上で軽く食べている時に、MTBを担いだオニイが
登っていった。
後から登ってきたオジンに物好きだよなあと言ったが、何のことは無いMTB向きの
いい道だったんだ。

このコースのポイントは稲村岩分岐までの道だ。
沢に落ち込む崖に付けられた道だから尾根道と違って滑落の危険が高い。
雨の後とか雪が積もっていたりした時は充分注意が必要だ。

それとここを意識的にゆっくり歩けば後でバテる事はないだろう。
それからいくら「ヒルメシクイノタワ」とかいっても、ここで食事は無いだろう。
あと30分も歩けば展望のいい頂上なんだから。
4,5人が食べていたが、皆頂上で中休止になっていた。
多分、皆初めてだったので頂上までまだ結構かかると思ったんだろう。

それと頂上まであとどれ位かかるか知りたい時があるよなあ。
こんな時にどうすればいいだろうか。

よく遭遇するのが「あとどれくらいで頂上ですかねえ」と聞くやつだが、これは駄目。
聞かれた方も困るよなあ、聞く奴がどれだけの能力か分らないんだから。
大体こんな質問にはほとんどトンチンカンな答えが返ってくると思ったがいい。

一番いい方法は「頂上から何分で降りてきましたか?」と聞くことだ。
答えを聞いた後でどれ位の速さで降りるか確認してから登る時間を推測すればいい。
普通のスピードで降りていれば2割り増し程度の時間だろうし、メチャ速い
奴だったら倍の時間と見ておけばよかろう。

最後に稲村岩の事を書いておこう。

ホールドがしっかりしているから別に難しくはない。
普通に岩場を歩くことができるんだったらほとんど問題ないだろう。
しかし展望自体は当然だが大したことは無い。
川苔山も稜線近くしか見えないし、手前に採石場が見えて興を削がれる。
岩場歩きが好きなら、まあやってみたらといったところだなあ。

コメント
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