ミチノクコザクラの時に歩きたいから
6月末から7月なら大丈夫だな。
せっかくだから登る事にする。
前回の早池峰山は「百名山をやるなら」と書いたが
やっぱり書いてても面白くない。
俺がやる予定の山だけ書く事にするが、
やりたいなら自分で調べるだろうし余計なお世話だもんなあ。
さてその岩木山の問題は雪渓の歩きだな。
元々あまり好きでないし、あの朝日連峰での滑落もあるしで
雪渓歩きはあまり好きではない。
むしろ避けたい位なんだがここは岩木山神社から登らないと
楽しくないだろう。
六本爪とストックでも何とかなりそうだし、
鳥海山と一緒にやってしまおう。
JRの4日間キップを使うから初日に何処まで入れるかが問題。
当日朝の出発だと登山口の岩木山神社に13:45着だ。
登り途中の焼止ヒュッテ(避難小屋)に寝て、翌朝一番に出て
山頂を踏んで岳温泉へ下山。
12:25のバスで弘前へ移動して14:12の電車で象潟へ。
その日は山岳さんに教えて貰った象潟の宿に寝て、
翌朝鉾立まで送って貰う。
バスが無いから宿に送り迎えして貰うかレンタカーになる。
レンタカーで一の滝コースから入ろうと思ったが、
美味い食事みたいだし宿に泊まる。
コースは鉾立から御浜小屋・七五三掛・千蛇谷雪渓から山頂。
下山は湯の台道で滝の小屋まで。
翌日の最終日は旅行村のバス停まで歩いて10時過ぎのバスで酒田へ。
酒田で昼食と散策の後新庄へ移動して新幹線で帰宅。
鳥海山は残雪と花を楽しめるのが良いが、ひょっとすると
大雪に次ぐ好みの山になる可能性大だな。
その山岳さんのブログの岩木山と鳥海山の記録を見れば
この二つの山の魅力が良く分るだろう。
パソコンがフリーズしてしまって鳥海山の記録に入れないから
最新の記録をリンクしておく。
そこから岩木山・鳥海山の記録に入って素晴らしい残雪風景と花々を
楽しめば絶対に登りたくなるぞ。
東北も広いから結構な数だ。
岩木山・八甲田山・八幡平・岩手山・早池峰山・
鳥海山・月山・朝日岳・蔵王山・飯豊山・吾妻山・
安達太良山・磐梯山・会津駒ヶ岳・那須岳
15座もあるが、北東北(青森・秋田・岩手)に6座
(鳥海山を入れた)と南東北(山形・宮城・福島)に9座。
北海道と違って新幹線と夜行バスがあるから交通手段の
選択肢が広がる分やり方は色々考えられる。
北東北の場合は65歳(女性・60歳)以上で入会できるJR東日本の
「大人の休日倶楽部」の4日間乗り放題キップが便利。
毎年6月末から7月に発行してるみたいで、新幹線も乗り放題で
15,000円は素晴らしい。
4日間でこの6座をやっつけられのか?
とても無理だが最短で何日でできるか調べてみよう。
ノンビリ歩く派の俺には考えられないが二回では完璧に
やっつけられるだろう。
順番は早池峰山・岩木山・八甲田山・八幡平・岩手山・鳥海山かな。
先ず早池峰山は朝一の新幹線とレンタカーだな。
6月第2日曜日から8月第一日曜日の土日祭は岳までしか車は
入れないから要注意。
4日間パスが土日からだと岳からシャトルバスだ。
とにかくレンタカーを使わないと日帰り出来まい。
やった後の移動時間が必要だからな。
新花巻への一番電車は東京6:04発のやまびこで新花巻9:07着。
この一番電車に間に合わないなら上野周辺の安宿に泊まる手だが、
外国人旅行者の急増でなかなか宿が無いらしい。
奥の手は前日に宇都宮駅周辺の宿に寝て6:54に乗り込む手だ。
レンタカーは前もってトレンタでJRに頼んでおくと安かったと思う。
小田越から河原の坊へのルートで歩くだろうが、6時間もあれば
周回できるだろう。
但し、新花巻と河原の坊間が1時間半かかるみたいでちと厄介。
土日祭だと岳からのシャトルバスで11時に乗り小田越え11:24、
下山は河原の坊から16:28乗車・岳16:45着だ。
これはちとタイトだが調べたら4日間パスは
今年は6月25日(木)-7月7日(火)。
どうやら河原の坊までレンタカーでOKだな。
その日の21時半までには弘前に到着できるだろう。
ーーーーーーーーー岩木山へ続く。
こんな可愛いのは初めて

一ヶ所だけ固まってた

ヒナザクラの群れ

チングルマとイワカガミ

コバイケイソウの花もよく見ると可愛い

高層湿原は何とも癒やされて好きなんだが、
この八幡沼も色々楽しませてくれる。
青森トドマツの遠景がなかなか面白い絵になっている。
いかにも東北の山と言った景色で素晴らしい。
ミズバショウが小さくて可愛く、
尾瀬の気持ち悪い巨大なのとは大違い。
木道が洗濯板と言っても俺ら以上の人間しか解らないだろうが、
滑り難い表面になっていて感心した。
初めて見る作りだったが、なかなかの優れ物で、
これがスタンダードになれば良いのになあ。
名前も格好良い

立派な薪ストーブだ

一階部分

二階部分

いやあ、想像以上の素晴らしさだった。
これでも13年前の竣工なんだから驚く。
昔の小屋も良かったが、今度のは個人の別荘と見紛うほどの綺麗さだ。
営業小屋なんか足下にも及ばない。
トイレも大小各2あるし、窓もあって明るいし、是非とも泊まって歩いてみたいもんだ。
シラネアオイ

サンカヨウ

ショウジョウバカマ

イワイチョウ

ヒナザクラ

キヌガサソウ

一年振りの花達との対面だったが結構咲いていた。
一番の収穫はシラネアオイの旬に出逢えた事だな。
それと東北地方にしかないヒナザクラも久し振りだった。
キヌガサソウが一輪だけあったのが珍しい。
風が強くてCになってるんだろうが、雨模様だけでも嫌なのに風もではなあ。
明後日の最終日が良さそうだったら、陵雲荘だけでも覗いてみよう。
今の時期は前線の動き次第だからなあ、予報も難しいだろうが、せめて翌日の予報くらいは外さないで欲しい。
八幡平から蒸けの湯へ下る道はしっかりあるらしいが滑りやすいらしい。
あのツルンツルンの道なんだろうが、明日も雨模様みたいだし、八幡沼の散歩だけで終わりだな。
今日出かけようと思ったが、念の為あの山天気サイトを覗いてみた。
すると明日の方が登山指数がAばかりだ。
即明日に変更だがどう歩くかが問題だ。
先ずは避難小屋の陵雲荘がどうなってるか見てみよう。
大昔に覗いた時には鏡まである、関東の小屋とは段違いの立派な作りだったのを、
大分前に建て替えたらしい。
何度も書いてるが、総じて東北地方の山小屋はトイレ付きで居住性が良い。
この陵雲荘はその中でも屈指の小屋だろうと思うが、どんなに変身したか楽しみ。
八幡沼を一周してふけの湯に降りて、露天風呂を楽しんで帰ろう。
明後日からは当分登山指数Cの連続で、歩きは明日だけで終わり。
陵雲荘に寝て秋田駒や岩手山などの縦走もやってみたかったが、
御嶽の後ではちょっと躊躇うし、休みが取れそうもないしやれないな。
酒田から鉾立までのバスまで無くなってしまったとはなあ。
まあマイカーだらけで客が殆どいないんでは仕方が無いか。
しかし象潟から鉾立の乗り合いタクシーの料金が片道一人3000円ではなあ。
仕方ないからレンタカーを使う事にしよう。
どのルートからでも入る事ができるから便利だ。
前から湯ノ台口から入り唐獅子平避難小屋に寝て、
翌朝新山に登り返して戻るのを考えてたが、いざやる段になるとやっぱり効率が悪い。
何せ高度差600mなんだから辛過ぎる。
それで他のルートを探してみたら、二ノ滝口からのルートが良さそう。
鳥海山の登山道で唯一の渓谷探勝ルートだそうで涼しげだし面白そう。
酒田までは夜行バスだから6時半には着くし、ノンビリ朝飯を食べてからレンタカー屋へ。
出発が8:30なら9:30には二ノ滝駐車場に着くだろう。
遅れて10時出発としても16時には千畳ガ原には着く。
それから月山森まで歩いてビバーグにしよう。
この千畳ガ原からは殆ど人がいなくて静かだし、広大な草地で別天地らしい。
月山森は灌木帯みたいだが、横になるスペース位はあるだろう。
翌朝早立ちして河原宿の公衆トイレで用を足して頂上へ。
別に頂上には拘らないし、あの神社の管理する山頂なんて有り難みもないから、
伏拝岳から七五三掛へ降りるか。
その方が俺らしい登り方かもだな。
御田ガ原から鳥海湖へ降りて、仙人平からは万助道を下山だ。
途中にある万助小舎を覗いてみよう。
本当はここに泊まりたかったが、レンタカーを二日で返すから上手く行かないんだよなあ。
酒田に戻る途中で汗を流したいが、無ければせめて銭湯だがそれこそ無いか。
下山して車で着替えて汗を拭いた方が良さそう。
酒田では肉も魚も食ってバスに乗り込もう。
関東の避難小屋と違って、トイレがあるのが気分的に楽。
好きな山で大キジを撃つのは気が引けるからなあ。
一番のお薦めは秋田駒ヶ岳だな。
八合目小屋か阿弥陀池小屋に寝て遊べば良い。
チングルマやコマクサなどの花を見るだけでも良いし、乳頭山へ縦走するのも楽しい。
まだチングルマの盛りの時に歩いていないから行く手もあるが、JRか夜行バスなのがなあ。
ジパング・クラブに入るべきかな?
後は早池峰山と安達太良山だろう。
前者はハヤチネウスユキソウやナンブイヌナズナなどの花の時期や薬師岳のオサバグサの時に歩けば楽しい。
小田越山荘に寝て遊べば良いが、バスが問題だから事前に調べておく事。
後者は紅葉時期の一択だ。
満艦飾の黄色のボリュームは一度は見ておくべし。
黒鉄小屋の温泉は素晴らしい。最上級の湯を堪能できるぞ。
他には南会津の会津駒ヶ岳・三ツ岩岳・青森の岩木山・北八甲田など色々ある。
避難小屋を使ってノンビリ歩きを楽しむべし。
赤岳鉱泉にテントを張ってあちこち歩くかと思ったが、
どうもイマイチ新鮮味というか、ワクワク感が無い!
で久しく北東北に行って無いから、岩手山に行く事にした。
バス便のあるコースは盛岡からだと、網張温泉からと御神坂駐車場からの二つ。
前者は稜線までは一時間短いが、それからの歩きが
三時間半も余分にかかり、登りが長くて辛いが後者に決定。
夜行バスで盛岡まで入り、路線バスで登山口までと素晴らしいアプローチだ。
当然寝られる訳がないのだが、登り着いて少し降りた所にある
八合目小屋に辿り着けば良いだけだから何とかなるだろう。
二日目は三ツ石山荘までだが、鬼ヶ城は歩かずにしっとりした下道から稜線に上がる。
三日目は大深岳から松川温泉へ下山して盛岡へ戻る。
それぞれ六時間程度のコースタイム(99年のエアリア)だから、ノンビリ歩けるだろう。
松川温泉で汗を流して帰るが、食事に一工夫してみるか。
カレーや牛丼にも飽きてしまった。
大昔に表の岩木山神社からではなく、バスで裏から少しだけ登った事がある。
喘息で調子が悪くて頂上など無理で、小屋近くから嶽温泉へ降りたのだった。
途中でキノコ採りの三人組に会ったから秋だったんだ。
6月中旬のミチノクコザクラの時の映像だったが、
さすがにカメラワークが素晴らしく、ドアップのピンクの花が可愛い。
六時間近くでやっと頂上と言っていたが本当か?
1700メートルもないのだから、幾ら何でもかかり過ぎ。
テレビクルーの機材の影響かもしれない。
普通は幾らかかっても四時間程度だろう。
その長い道は楽しみ満載で、大いに報われるから歩く甲斐はある。
振り返れば津軽平野と日本海、遥か遠くの八甲田や白神岳。
足下には可憐なピンクの花だよ!
ミチノクコザクラは花びらの切れ込みが深く、ちょっと大きく変異した固有種らしい。
やっぱり表玄関からじゃないと、登ったとは言えないよなあ。
途中の長さ一キロ・標高差400メートルの雪渓が問題だが、
六本爪とダブルストックで何とかなるだろう。
来年は5月の連休に祖母・傾と大崩で遊び、6月は東北の山にするか。
イカ釣りの最中だから、島からの遠征で祖母方面になるかな。
花を楽しむというのが一番面白そう。
ただし、グルリと周遊する道が無いからやり辛い。
頂上に向かって放射状に九本の道があるから気に入った
道を使って遊ぶと言う事になる。
今回は滝の小屋まで降りて一泊した後、月山森を越えて
千畳ガ原の二の滝分岐まで登り返す。
鳥海湖を廻る道や康新道を降りて七ツ釜避難小屋に寝て大雪路を
登り返す、唐獅子平避難小屋をピストンするとかが考えられる。
この山では河原宿周辺の花畑や鳥海湖周辺の花畑は外せない。
一番楽なのは鳥海高原ラインで滝の小屋下まで車で入り、
月山森を越えて御浜小屋で寝て、翌日頂上を踏んで湯ノ台道で
車に戻るというルートだろう。
実際今はこの湯ノ台道のピストンが多いらしい。
地元の人はいつでも違った道を使って遊べるが、俺たち遠征組は
一番効率の良い道を選ばなくちゃならないからなあ。
必然的にルートが限られてしまうのが困る。
本当は百宅口から登りたいが、矢島からタクシーを使わないと
入れないから断念した。矢島まで廻るのも時間がかかるし。
九人乗りのタクシーを利用できれば安くなるから団体なら
楽々入山できるんだが。
できればキジ射ちなどしたくないから酒田市役所に確認してみたら、
別に使用制限はしていないらしい。
しかし、実際に使ってみないと分からないからなあ。
別棟じゃなくて中にあるから臭いなどで自主的にそうしているのかもしれない。
別棟の方が今は主流だと思うが、新しく作るのも勿体無いからなあ。
それと小屋の事でいえば頂上と鳥海湖と河原宿にある「鳥海山大物忌神社」の小屋は
素泊まり(毛布付き)3500円二食付き6000円というのがなあ。
確かどこかで最悪の食事だったと聞いた事がある。
頂上の小屋に泊まった人の話だったが皆同じだろう。
河原宿小屋など殆ど窓が無いし、他の二つも暗そう。
あまり泊まりたくないから滝の小屋まで降りようか。
花畑の八丁坂を歩けるし、素泊まり(寝具付き)2500円と1000円安い上に部屋が明るい。
眺めは上の河原宿小屋と大差なさそうだが月山方面の雄大な景色を楽しめるらしい。
万助小屋からは庄内平野の夜景が随一らしいからそっちも楽しみ。
微妙な時で梅雨明け直前の大雨の可能性もある。
出発一週間前の天気予報を見て決めよう。
幸いに新幹線は払戻金300円で済むし、
バスは予約のやり直しでやろう。
一番安全なのは7月25日前後なんだが、
新幹線半額キップは捨てがたい。
そんな事を言っても最優先は天気。
雪渓歩きのある鳥海の場合は絶対だ。
念の為の軽アイゼンも入れておこう。
それにしても痛みは無くならないし、
痺れも取れないとは結構タフな手術だったなあ。
現役でなくて良かった。
念願の鳥海山へM氏と行く事にした。
腫れや痺れが残って二週間はケアした方が良いらしいので延ばした。
下手すると花を見ないで終わりそうだったから。
延期できたら大雪で遊ぶ必要も無いから鳥海山へ転進。
あの半額キップは往きは取れたが帰りは無理だった。
夜行バスででも帰ろう。
雨のリスクを小さくしたいから19日朝に出て21日夜のバス。
歩き方は山で二日は寝たいから万助道から登り、
万助小屋と河原宿小屋に寝て一の滝駐車場に下山。
遊佐駅からタクシーを使うが片道三千円位らしい。
酒田で栄養補給するが日本海の魚介類と平田牧場の肉で十分。
ニッコウキスゲの大群落が見られれば良いが,
他の花も多いから楽しめるだろう。
河原宿から月山森方面の道が薄そうだが道を失くす事は無かろう。
このルートなら御田ガ原から頂上を越えて河原宿までの道以外は
殆ど人に会わないで済むだろう。