機体番号(レジ)「JA711A」がANA9434便として、2021年1月26日(火)に離日しました。いずれも羽田空港を離陸し、アメリカのテッドスティーブンズ・アンカレッジ空港に向かっています。「JA711A」は、1月16日(土)に伊丹発羽田着のANA28便としての運航が最後の定期便となった模様です。この機体は、ボーイングのエバレット工場で製造され、2004年6月に初飛行しています。同月下旬にANAに納入され、退役に至る17年間、一貫してANAで運用され、かつ定期便に投入されている期間は全て「スターアライアンス特別塗装機」として運航されました。主に羽田発着の新千歳、伊丹、福岡、那覇線の幹線だけでなく、函館、秋田、仙台、高松、松山、高知、熊本と幅広い地方都市に乗り入れました。
ANAは2020年度に計35機を退役させる計画で、従来から計画していた7機に加え、コロナ禍への対応として国内線の中・大型機と国際線の大型機28機を早期退役させると発表しており、12月から1月に続々と退役を進めています。
伊丹にて
JA712Aは
ボーイング777-200型機の機体記号(レジ)「JA712A」が2020年12月16日(水)、羽田空港をANA9434便として離陸し、アメリカへ向かいました。アンカレッジを経由し、最終目的地のモハーヴェ空港に向かいます。全日空(ANA)で12月4日(金)に最後の定期便の運航を終え、退役したとみられます。
「JA712A」は、2004年10月に初飛行し、同月にANAに納入されていました。ANAで16年超に渡り、主に国内線で使用されてきました。座席はプレミアムクラス21席、普通席384席、計405席の仕様でした。エンジンはプラット・アンド・ホイットニー製のPW4000エンジンを搭載していました。
導入時から、ANAが所属する航空アライアンス「STAR ALLIANCE」のロゴが胴体左右の側面に記されたスターアライアンス特別塗装機として、全国各地で親しまれてきました。垂直尾翼には「スター」の星と「世界の五大大陸」をモチーフとしたスターアライアンスのロゴ・マークが描かれています。また、胴体前方の下部には「ANA」のロゴが施されていました。
伊丹にて