桐の花が咲けば見に行こうと
思っていたが忘れていた
今どうか見に行ってみた
知る限りこの近くにはこの1本自生している
花も残っているものの残り少ない
花は風で落下してくる
キリの開花は新葉の展開に先立つ5月~6月
淡い紫色の花が円錐状に集まって咲く姿は荘厳で、昔から紋様や紋所のモチーフになるが、
高いところに咲く上、強風で散りやすく、間近で鑑賞するのはやや難しい。
花は釣鐘型で先端は五つに裂け、外側は短い軟毛に覆われる。
雌雄同株で花には雄しべと雌しべがあるが、
4本ある雄しべのうち2本は長く、花冠の外側へ突き出す。
花の裏側にある萼は褐色でこれにも軟毛を生じる。
風で落ちている花
こんな実が付く
花後には先の尖った卵形をした直径2~3センチの果実ができる。
果実は熟すと二つに割れ、中から硬い翼のある多数の種子が飛び出す。
散歩道🚶♀️🚶♂️
桐(キリ)とは?花や葉の特徴は?
桐は、ノウゼンカズラ科・キリ属に分類される落葉性の広葉樹です。中国から朝鮮半島を経由して日本に伝えられました。今では、北海道以南の地域で自生もしくは植栽されています。中国では鳳凰の止まる木として知られるほか、日本でも皇室の紋章にされる高貴な植物として、500円玉や勲章の絵柄に用いられます。また、軽く水を通しにくく、断熱性に優れているなどのメリットから良質な木材としても知られ、下駄やタンス、琴などの材料に古くから利用されてきました。さらに、桐にはパウロニンやセサミンといった虫や菌を退ける成分も含まれています。
15年ほどで樹高8~15mほどの成木へと生長します。樹皮は白っぽい灰色で、なめらかな手触りをしています。枝に茂る葉っぱは、直径20~25cmの広い卵型で、互い違いに生えていることが特徴です。春から初夏にかけて、枝先に釣鐘型をした紫色の花を枝先にたくさん咲かせます。さらに、花が終わった後は、直径3~4cmの実を付けますよ。
名前の由来
桐の和名には諸説ありますが、枝を切ってもすぐに芽を出して生長することから、「切る」が転じて名づけられたとされています。属名のPaulownia(ポウロウニア)は、江戸時代の長崎に医師として滞在していたシーボルトが、Anna Paulowna(アンナ・パブロア)オランダ王妃のもとに桐の種子を持ち帰ったことから、彼女の名前を付けたとされています。
桐(キリ)の見頃の季節は?
桜が散り終わった5~6月頃、薄紫色をした釣鐘状の花を、枝先に房のようにたくさん咲かせます。全ての木が花を咲かせるわけではなく、植えたばかりの株や元気のよい株は花を咲かせません。