プレイバックシーン
伊丹空港
STAR WARS ANA JET R2-D2. 1号機 :撮影日:2017/09/13
現在はノーマル塗装







全日空 Boeing 767-300 (JA604A)
現在

◆1年前にノーマル塗装に戻っている(トリプルブルー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
航空業界で働く職種を大雑把にみてみよう
知っているようで知らない業務と資格
チョット拾い読みる
❹航空整備士
飛行機の整備には専門性が問われるので作業により担当が異なる
仕事を大別すると①ライン整備と②ドック整備となる
①ライン整備
駐機場にてフライトの離陸前に行う整備・点検。航空機が空港に到着して次に出発するまでの短時間で、
決められた部分の整備・点検を行うのでスピードと正確さが求められます。
ライン整備担当は、点検や整備の結果、問題なしと判断した場合、機体に備えつけられたログブックに
確認のサインをして、飛行機をパイロットに引き渡すというのが、仕事の流れだ
また最終便から翌朝の出発までの間に、エンジンオイルのチェックや補充といったメンテナンス
タイヤなど消耗品の交換も担う。某エアラインの場合、国家資格である一等航空整備士に加えて
社内資格であるライン確認主任者の資格を有する者がサインを行うことになっており
これがない限りフライトは許されない。
つまり、ライン整備士は運航の可否を決める重責を担っている

②ドック整備
格納庫で定期的に行う大掛かりな整備・点検。自動車でいうと車検のようなもので、
一定のフライト時間が経過したら1ヶ月〜2ヶ月かけて整備・修理を行います。
エンジンや着陸装置、コックピットなど様々な部分が対象になります。
格納庫で行うドック整備は、一定の時間や離着陸回数を目処に実施される整備で、
現在は A整備、B整備、C整備、K整備、M整備の5種類がある
最も重整備となるM整備では機体の塗装を全て剥がし、金属部を露出させて、亀裂のチェックや
補修が行われる他、機内ではシートや内装を取り外し、構造部分のチェックが行われる。
近年、大規模な整備は項目をパッケージ化して複数回に分けて実施するなど機体を長期間に
わたり格納庫に留めることがないように工夫されているが
C整備やM整備には約10日〜1ヶ月ほどの時間を要するという



資格の取得は
某エアライン系では
入社後1から学ぶことになるので、基本的には理系の学校で学んでいる事が前提。
整備士として一人立ちするには国家資格である一等航空整備士の取得を目指すことになる
実務経験が必要となる為、資格取得まで4年ほどかかる。その間は、社内資格を取得して仕事に
当たりますが、有資格者とともに実作業を行い、基礎や安全について学んでいく。
1等航空整備士は機種ごとに取得する必要があり、国家資格取得後も社に資格の
ライン確認主任者を取らなければライン整備士としての業務に就くことはできない
乗客・乗員の安全に直結する仕事ゆえ、航空整備士は向上心が求められる
参考


航空機の検査
航空機の検査(こうくうきのけんさ)では、航空機の事故・故障等を未然に防ぐために実施する検査(点検・整備)について述べる。
検査の種類
航空機の機体に対する「機体整備」(定時整備とも言う)と
航空機の検査(こうくうきのけんさ)では、航空機の事故・故障等を未然に防ぐために実施する検査(点検・整備)について述べる。
検査の種類
航空機の機体に対する「機体整備」(定時整備とも言う)と
エンジンと装備品に対する「工場整備」に分けられる。
「機体整備」の場合は、複雑な修理や調整を必要とせず、
検査後に必要とあれば部品・装備品・エンジンを良品に交換するだけである。
「工場整備」の場合は、故障時や指定された使用時間による交換(時間交換)などで機体から取り外した
エンジンや装備品の分解整備(オーバーホール)を行う。
また、工場整備の方法は、指定された使用時間ごとに分解整備を行う「オーバーホール方式」
と信頼性管理(運行→情報収集→問題点の把握→原因分析→対策)による合理的で効率的な整備を行う
「信頼性整備方式」の2つに分けられている。
機体整備の場合には5段階あり、頻度が高い順から低い順に上から並べると以下である。
飛行前点検(preflight check)
毎回の飛行ごとに出発前に実施され外観点検・燃料補給の確認などが行われる。
機体整備の場合には5段階あり、頻度が高い順から低い順に上から並べると以下である。
飛行前点検(preflight check)
毎回の飛行ごとに出発前に実施され外観点検・燃料補給の確認などが行われる。
A整備(A check)
エンジンオイルや作動油や酸素などの点検・補充をして、傷みやすい動翼類、
タイヤ、ブレーキ、エンジンなどを中心とした検査を行う、
運航の合間を利用して行われる。検査間隔は所定の飛行回数または飛行時間または日数で定められる。
B整備(B check)
A整備の作業に加えて、エンジン関係を中心とした詳細な検査を行う。
これも運航の合間に行われる。航空会社の中にはA整備に分散実施してしまうことがある。
検査間隔は所定の飛行回数または飛行時間または日数で定められる。
C整備(C check)
5-10日間の間で運航を中止して行われるもので、A・B整備の内容に加えて、さまざまな系統の配管と配線、
エンジン、ランディングギアなどについて入念な検査を行う。
機体構造の検査や各部の給油や装備品の時間交換などが行われる。検査間隔は所定の飛行回数または飛行時間または日数で定められる。
D整備(D check)
3-4週間機体をドックに入れて行われる最も重く複雑で作業日数がかかる検査で、
機体構造の内部検査及び防錆処置と各システムの諸系統に対しての点検や機能試験と機体の再塗装を行う、
また大規模な改修もこの検査で行われる。 検査間隔は所定の飛行回数または飛行時間または日数で定められる。
工場整備でのエンジンの場合は以下の3つある。
エンジン・オーバーホール(engine overhaul)
指定された使用時間でエンジンを機体から取り外し分解整備する方式。主にピストンエンジンで行われている。
エンジン重整備(engine heavy maintenance)
指定された使用時間でエンジンを機体から取り外して行う分解整備であるが、
エンジン・オーバーホールのような完全な分解整備は行わず、エンジンの構成部品単位ごとに分解整備する方式、
構成部品単位ごとに分解整備までの時間が設定されており、分解整備時に分解整備の内容が違ってくる。
オン・コンディション(on-condition)
指定された使用時間を設定せずに機体にエンジンを取り付けたままの状態で外部から
ボアスコープや放射線透過検査などを用いてエンジン内部の検査を行い、
またエンジンオイルを取り出し分析しエンジン内部の状況を判定して、結果によっては取り外して必要な整備をする方式。
工場整備での装備品の場合はオーバーホール、オン・コンディション、
工場整備での装備品の場合はオーバーホール、オン・コンディション、
信頼性整備方式のコンディション・モニターリングの3つがあり、
昔は予防整備の考えのもとにオーバーホール方式が主流を占めていたが、
最近は信頼性整備方式への移行が進みコンディション・モニタリング方式が主体となっている。
航空整備士になるには

運行の安全を確保するため、航空機の整備をする人には、
機種・型式や業務範囲に応じた航空整備士国家資格の取得が義務づけられています。
受験するには、整備経験が必要なため大学の工学系学部や専門学校などを卒業後、
航空会社や整備会社に就職して経験を積み、取得を目指すのが一般的です。
このほかに、「国土交通大臣指定航空従事者養成施設」となっている航空専門学校で学んで、
在学中に小型機の整備などができる資格取得を目指す方法もあります。
また一部の学校では、修了すると資格取得に必要な整備経歴の一部が付与されるコースもあります。
技能証明
大型機の整備
一等航空整備士(20歳以上、航空機の整備経験が4年以上)
航空工場整備士(18歳以上、航空機の整備経験が2年以上)
一等航空運航整備士(18歳以上、整備及び改造の経験が2年以上)
小型機の整備
二等航空整備士(19歳以上、航空機の整備経験が3年以上)
二等航空運航整備士(18歳以上、航空機の整備経験が2年以上)
※航空整備士の技能証明は、航空機の整備作業を行うだけであれば必要とはされませんが、
整備をした航空機が安全基準を満たしていることを航空法に基づいて確認を行うために必要な資格です。
※それぞれの技能証明は、航空機の種類及び等級ごとに限定され、大型機は、型式についても限定されます。
資格
航空整備士
航空運航整備士
航空工場整備士
資格及び業務範囲(整備の区分)
航空整備士 保守及び小修理にかかる整備作業の確認
航空運航整備士 保守及び軽微な修理に限る整備作業の確認
航空工場整備士 9つの専門にかかる整備作業の確認
(機体構造関係、機体装備品関係、ピストン発動機関係、タービン発動機関係、プロペラ関係、計器関係、電子装備品関係、電気装備品関係、無線通信機器関係)