2019年4月開通を目指す
関空橋
2018年9月
台風21号による思わぬ被害
無惨な姿
⬇︎
架設前
⬇︎
2019年2月12日 架設
⬇︎
2月13日
橋桁 搬送 吊り上げ
・
・
深夜まで待機して架設工事
⬇︎
2019年2月18日 架設終了
✳️余談
西日本高速道路(大阪市)は12日深夜も、昨年9月の台風21号によるタンカー衝突事故で被災した関西国際空港連絡橋の破損部分(89・8メートル区間)に、新造された橋桁(790トン)を架設する作業を進めた。修復工事は14日未明まで断続的に行われ、新調された橋桁2本が連絡橋に架けられる。
マリコン大手・深田サルベージ建設のクレーン船「武蔵」が橋桁を高さ約15メートルまでつるし上げながら、12日深夜に連絡橋付近まで移動。作業は連絡橋に併設された鉄道の営業終了を待って行われた。橋桁はゆっくりと慎重に橋脚の上に下ろされ、13日未明に終了する見込み。2本目も同様の工程で工事が進められ、14日未明までに完了する予定だ。
当初は橋桁の修復まで1年以上を見込んでいたが、作業の効率化などで期間は約5カ月に短縮。西日本高速道路の広報担当者は「関空は関西の“玄関口”であり、今後も急ピッチで作業を続けたい」と話した。
✳️連絡橋 ➡︎全長:3,750m
上部構造は、上に道路(6車線)[2]、下に鉄道(複線)が走る2階建て構造で、さらに電気・ガス・水道・電話(固定電話)などのライフライン全てがこの橋を利用する。鉄道橋としては日本では東北新幹線第1北上川橋梁の3,868 mに次ぐ長さで、JR在来線・私鉄では最長である。
管理者は、鉄道部分が新関西国際空港株式会社(以下、新関空会社)、道路部分が西日本高速道路株式会社(以下、NEXCO西日本)である。道路部分は2009年4月29日に関西国際空港株式会社(現・関西国際空港土地保有株式会社。以下、旧関空会社)からNEXCO西日本へ移管され、一般国道481号に編入された。
準大手ゼネコンの戸田建設の施工で1987年に着工し、1991年に竣工した。土木学会田中賞(1991年)受賞。橋自体は100年に1回の大地震や台風にも耐えられるよう設計したが、2018年9月4日に平成30年台風第21号の強風によるタンカー衝突で、片側の道路が破断、鉄道路線部も被害を受けた。
愛称「スカイゲートブリッジR」の「R」は、「Road」、「Railway」、「Rinku」の頭文字を表し、「Rainbow」、「Relationship」、「Remember」などにも通じる。商標を表す「Registered trademark」とは関係なく、「スカイゲートブリッジR」も商標登録はされていない。