ラクウショウ(落羽松)の気根
長居植物園でも見る事ができる
長居植物園の正面入具口ラクウショウ並木
ラクウショウは北アメリカ東南部からメキシコに分布し、科名スギ科・属名ヌマスギの落葉針葉樹である。
樹高は50mを超える大木になり、落葉針葉樹という種類が少ない珍しい植物である。
日本には明治20~30年頃に輸入され公園などで見れれる。
別名を「ヌマスギ」というように湿地や沼地でも成長するための「術」を持っている。
その術とは「気根を出す」ということ。
根は地中にあって植物体の地上部を支えて、地中の水分を吸収し養分を貯蔵する働きがある。
根は地中にあって植物体の地上部を支えて、地中の水分を吸収し養分を貯蔵する働きがある。
この地中の根が地上に出てきたものを「気根」という。
ラクウショウの気根は、湿地に根を張っている根に成長に必要な酸素を供給するという役割を持っている。
ラクウショウは漢字表示では「落羽松」と表わす。
ラクウショウは漢字表示では「落羽松」と表わす。
この理由は、秋になると紅葉(黄葉)し、2列に並んでいる葉が鳥の羽のように舞い落ちる様子から付けられた。
ラクウショウの実は2~3㎝程の丸い形をしており松脂のような香りを放つ。
又、ラクウショウによく似た樹木にメタセコイアがあるが、葉の違いを見ると簡単に判別することができる。
ラクウショウの葉は互生(枝に対して互い違いに付いている)に対して、
メタセコイアは対生(枝に対して向い合わせに付いている)である。
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