呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

黄酒

2020-04-16 23:42:47 | 呑んだり喰ったり語ったり


日本では一般的に「老酒」とか「紹興酒」と言われている酒は総称すると「黄酒」と言います。

「老酒」は「黄酒」が長期熟成された年代もののことを指していて、

「紹興酒」は中国の浙江省紹興市あたりで作られた「黄酒」のことです。



赤坂に「黄酒」を専門に出す「黒猫夜」という店があります。

※写真はビールですが・・・

なかなか素晴らしいお店でした。



中華料理店なんだけど、どこか「和」にも寄っていて、それが「黄酒」を引き立ててました。



「季節の前菜盛り合わせ」 酒肴のセットですね。

これだけで十分に酒のアテですよ。



さっそく、三種利き酒です。

「黄酒」は産地で大きく三つに分かれるようです。

「北方派」「江南派」「南方派」です。

・北方派:青島、陝西など北方周辺で造られる黄酒。主原料が黒米だからか色が濃い。

・江南派:上海、江蘇、紹興周辺で造られる黄酒。主原料は主に糯米。「紹興酒」はこれ。

・南方派:福建、広東など南方周辺で造られる黄酒。主原料はやはり糯米。南方ならではの濃醇で甘い酒。



これを押さえておくと、かなり楽しめます。



前菜の「アワビの酒蒸し」と「サバの燻製」が「黄酒」にあいます。



さらに深みにハマって行きます。

これは台湾の十年ものの「老酒」だったかな。



辛かったかなぁ?

なんかの炒めものだったけど忘れちゃいました。



これは里芋の練りものだったかな。



江南派の「孔乙己(コンイージー)十二年」



同じく「孔乙己」の焦香(こがし)



「鴨肉とじゃがいも炒め」



シャキシャキ!



これも江南派の「黄中皇 十年(ファンジョンファン)」

やっぱり江南派が馴染みがあったかなぁ。



これ、なんだったかなぁ~



「烤羊つくね」

雑穀やクミンが練りこまれていて香ばしい。



ぎゃっ!



白いのまでイッちゃってる!

やばいぞ、こりゃ・・・



最後は「花茶」で酔い冷まし。

「黄酒」は悪酔いしないとは言え、呑み過ぎりゃそうも言ってられない。



ふぅ・・・

銀座「白いばら」

2020-04-16 21:56:29 | 呑んだり喰ったり語ったり


銀座「白いばら」が閉店していた。

華々しきころの銀座を東京を日本を知っている「グランド・キャバレー」

全国から華の銀座を目指してやってきたホステスさんたちがたくさんいたね。

確か、胸に付けている名前(源氏名)には出身県も書かれていたっけ。



たまたま通りかかって閉店を知って、

このご挨拶文を読んだとき、

思わず迂闊にも涙を流してしまった。



人生の夢と喜びと出会いと、すべての悲喜交々が銀座のこの店にもあったのだろう。

銀座は腐っても銀座。

これからもいつでも胸を張った存在の街であって欲しい。






そういえば、昔はここにも新橋のカレースタンド「スマトラ」の銀座店があったハズだよなぁ~

誰も憶えちゃいないだろうなぁ。