日本では一般的に「老酒」とか「紹興酒」と言われている酒は総称すると「黄酒」と言います。
「老酒」は「黄酒」が長期熟成された年代もののことを指していて、
「紹興酒」は中国の浙江省紹興市あたりで作られた「黄酒」のことです。
赤坂に「黄酒」を専門に出す「黒猫夜」という店があります。
※写真はビールですが・・・
なかなか素晴らしいお店でした。
中華料理店なんだけど、どこか「和」にも寄っていて、それが「黄酒」を引き立ててました。
「季節の前菜盛り合わせ」 酒肴のセットですね。
これだけで十分に酒のアテですよ。
さっそく、三種利き酒です。
「黄酒」は産地で大きく三つに分かれるようです。
「北方派」「江南派」「南方派」です。
・北方派:青島、陝西など北方周辺で造られる黄酒。主原料が黒米だからか色が濃い。
・江南派:上海、江蘇、紹興周辺で造られる黄酒。主原料は主に糯米。「紹興酒」はこれ。
・南方派:福建、広東など南方周辺で造られる黄酒。主原料はやはり糯米。南方ならではの濃醇で甘い酒。
これを押さえておくと、かなり楽しめます。
前菜の「アワビの酒蒸し」と「サバの燻製」が「黄酒」にあいます。
さらに深みにハマって行きます。
これは台湾の十年ものの「老酒」だったかな。
辛かったかなぁ?
なんかの炒めものだったけど忘れちゃいました。
これは里芋の練りものだったかな。
江南派の「孔乙己(コンイージー)十二年」
同じく「孔乙己」の焦香(こがし)
「鴨肉とじゃがいも炒め」
シャキシャキ!
これも江南派の「黄中皇 十年(ファンジョンファン)」
やっぱり江南派が馴染みがあったかなぁ。
これ、なんだったかなぁ~
「烤羊つくね」
雑穀やクミンが練りこまれていて香ばしい。
ぎゃっ!
白いのまでイッちゃってる!
やばいぞ、こりゃ・・・
最後は「花茶」で酔い冷まし。
「黄酒」は悪酔いしないとは言え、呑み過ぎりゃそうも言ってられない。
ふぅ・・・